製作年 2013年
製作国 日本
監督 中村義洋
ストーリー 1975年、秋則(阿部サダヲ)は青森県弘前市で妻の美栄子(菅野美穂)と共にリンゴを栽培していた。彼は、年に十数回にわたり散布する農薬が原因で皮膚に異常をきたしてしまい、寝込むこともある妻の体を心配して無農薬でリンゴを育てることを心に誓う。だが、農薬を使わないリンゴ栽培はその当時「神の領域」ともいわれ、実現するのは絶対無理だと思われており……。
キャスト 阿部サダヲ,菅野美穂,池内博之,笹野高史,伊武雅刀,原田美枝子,山崎努他
予告編
オフィシャルサイトはこちら
個人的評価【まぁまぁ】
【ダメダメ 微妙・・・ まぁまぁ(3が基準) あともう一歩 完璧】
試写会で一足早く鑑賞
私は見ていなかったのですが、この実話は以前NHKで取り上げられ、大変話題になったそうです。なので、このお話を知っている方も大勢いらっしゃるかも知れません。
実は個人的には観る予定はなかったのですが、劇場で予告を観る機会が多く、観るたびに気になりまして。もう予告だけで涙ぐむ始末(笑)運良く試写会で鑑賞出来たので、ちょっとラッキーでした。
無農薬栽培でリンゴを育てる
食生活に特に気を使うと言われている日本人。やはり毎日口にするものは安全で健康なものでありたい。個人的に考えてみても、食品を買うときって自然と気にしているような気がします。少しでも体にいいモノを選んでいるような気がするし、生産国は出来るだけ日本のモノを選んでいる。
初めて知ったのですが、無農薬栽培で育てることがいちばん難しい食品はリンゴなんだそうです。それを成功させるのに11年もかけたある農家のお話。
成功させるまでの11年間を早足にではありますが、1年ごとに追っていき、その過程中で起こる家族やリンゴ農家、近隣との関係、問題などを主人公の木村夫婦を通して描いていきます。
実際のご本人は阿部サダヲさんいわく変な人だそうですが(笑)、ほんとにサダヲさんが劇中で演じたようなキャラの方だったのかな。中村監督はいつも笑顔で笑っている、ポスターの阿部サダヲさんそのまま、みたいなお話をされていましたが。
でも、阿部サダヲさんってほんとに素敵な役者さんだなぁと改めて思いました。私が初めて知ったのはクドカン作品だったから、とにかく個性的でぶっ飛んだキャラを演じるイメージが強かったけれど、最近はほんとに役柄も幅広い。今作もピッタリ。
そして、妻役の菅野美穂さん。もうやっぱ管ちゃんは可愛いよ(笑)あんなに可愛い農家の奥さんって現実にはなかなか居ないって。まぁ、これは秋則の親友役の池内博之さんにも通じるものだけど。だってやっぱり田舎の農家でも池内くんはカッコ良過ぎるって(笑)だけど可愛いだけじゃないのが、管ちゃんなのよねぇ。個人的には松たか子さんと似ているような感じがするんです、演技に関して。今作でも、秋則に「別れよう」と言われたことに関して、「貧乏なんていくらでも耐えられるのに・・・」とご飯を食べながら、父親役の山崎努さんに対して静かに想いを吐露するシーンでの管ちゃんの涙。観ていて、自然と涙が溢れました。上手いよねぇ。松っちゃんの涙もスゴイなぁといつも思うのだけど、管ちゃんもやっぱりスゴイんだよね。
素敵な夫婦
夫婦の子ども、3姉妹もみんな可愛かった。特に長女の作文には涙。自分の家はリンゴ農家だけれど、一度もリンゴを食べたことがない。だからいつかお父さんが作ったリンゴを食べてみたい、って。長女の雛ちゃんは両親に心配をかけまいとたくさん我慢していて、そのストレスから体を壊してしまい、円形脱毛症にもなってしまう。まだ小学生の小さな女の子なのに・・・。もうこのシーンは涙をこらえるのに必死でした
家族それぞれに悩みや不安がたくさんある中で、11年も必死に頑張り続けた木村一家。その成果が実ったあのリンゴの花が満開になったシーンはやっぱり感動したなぁ。
ただひとつ気になったのは、ちょっとコミカルなシーンが多かったかな、と思ったこと。特に阿部サダヲさんと山崎努さんの親子シーンで目立ったような。山崎さんが大切に持っている小さな小瓶の真相を酒を酌み交わしながら明かすシーンとか、山崎さんが亡くなるシーンでのリンゴとかね。これは好みの問題だけど、別にわざわざ笑わさなくても良かったのでは?と個人的には思いました。
私たちの想像以上の苦労があったはずだから、実際はこんなに簡単に描き切れるものではないだろうけど。でもやっぱりこういうお話は多くの方に知っていただきたいなぁと思ったお話でした。
劇場公開は今週6/8~
製作国 日本
監督 中村義洋
ストーリー 1975年、秋則(阿部サダヲ)は青森県弘前市で妻の美栄子(菅野美穂)と共にリンゴを栽培していた。彼は、年に十数回にわたり散布する農薬が原因で皮膚に異常をきたしてしまい、寝込むこともある妻の体を心配して無農薬でリンゴを育てることを心に誓う。だが、農薬を使わないリンゴ栽培はその当時「神の領域」ともいわれ、実現するのは絶対無理だと思われており……。
キャスト 阿部サダヲ,菅野美穂,池内博之,笹野高史,伊武雅刀,原田美枝子,山崎努他
予告編
オフィシャルサイトはこちら
個人的評価【まぁまぁ】
【ダメダメ 微妙・・・ まぁまぁ(3が基準) あともう一歩 完璧】
試写会で一足早く鑑賞
私は見ていなかったのですが、この実話は以前NHKで取り上げられ、大変話題になったそうです。なので、このお話を知っている方も大勢いらっしゃるかも知れません。
実は個人的には観る予定はなかったのですが、劇場で予告を観る機会が多く、観るたびに気になりまして。もう予告だけで涙ぐむ始末(笑)運良く試写会で鑑賞出来たので、ちょっとラッキーでした。
無農薬栽培でリンゴを育てる
食生活に特に気を使うと言われている日本人。やはり毎日口にするものは安全で健康なものでありたい。個人的に考えてみても、食品を買うときって自然と気にしているような気がします。少しでも体にいいモノを選んでいるような気がするし、生産国は出来るだけ日本のモノを選んでいる。
初めて知ったのですが、無農薬栽培で育てることがいちばん難しい食品はリンゴなんだそうです。それを成功させるのに11年もかけたある農家のお話。
成功させるまでの11年間を早足にではありますが、1年ごとに追っていき、その過程中で起こる家族やリンゴ農家、近隣との関係、問題などを主人公の木村夫婦を通して描いていきます。
実際のご本人は阿部サダヲさんいわく変な人だそうですが(笑)、ほんとにサダヲさんが劇中で演じたようなキャラの方だったのかな。中村監督はいつも笑顔で笑っている、ポスターの阿部サダヲさんそのまま、みたいなお話をされていましたが。
でも、阿部サダヲさんってほんとに素敵な役者さんだなぁと改めて思いました。私が初めて知ったのはクドカン作品だったから、とにかく個性的でぶっ飛んだキャラを演じるイメージが強かったけれど、最近はほんとに役柄も幅広い。今作もピッタリ。
そして、妻役の菅野美穂さん。もうやっぱ管ちゃんは可愛いよ(笑)あんなに可愛い農家の奥さんって現実にはなかなか居ないって。まぁ、これは秋則の親友役の池内博之さんにも通じるものだけど。だってやっぱり田舎の農家でも池内くんはカッコ良過ぎるって(笑)だけど可愛いだけじゃないのが、管ちゃんなのよねぇ。個人的には松たか子さんと似ているような感じがするんです、演技に関して。今作でも、秋則に「別れよう」と言われたことに関して、「貧乏なんていくらでも耐えられるのに・・・」とご飯を食べながら、父親役の山崎努さんに対して静かに想いを吐露するシーンでの管ちゃんの涙。観ていて、自然と涙が溢れました。上手いよねぇ。松っちゃんの涙もスゴイなぁといつも思うのだけど、管ちゃんもやっぱりスゴイんだよね。
素敵な夫婦
夫婦の子ども、3姉妹もみんな可愛かった。特に長女の作文には涙。自分の家はリンゴ農家だけれど、一度もリンゴを食べたことがない。だからいつかお父さんが作ったリンゴを食べてみたい、って。長女の雛ちゃんは両親に心配をかけまいとたくさん我慢していて、そのストレスから体を壊してしまい、円形脱毛症にもなってしまう。まだ小学生の小さな女の子なのに・・・。もうこのシーンは涙をこらえるのに必死でした
家族それぞれに悩みや不安がたくさんある中で、11年も必死に頑張り続けた木村一家。その成果が実ったあのリンゴの花が満開になったシーンはやっぱり感動したなぁ。
ただひとつ気になったのは、ちょっとコミカルなシーンが多かったかな、と思ったこと。特に阿部サダヲさんと山崎努さんの親子シーンで目立ったような。山崎さんが大切に持っている小さな小瓶の真相を酒を酌み交わしながら明かすシーンとか、山崎さんが亡くなるシーンでのリンゴとかね。これは好みの問題だけど、別にわざわざ笑わさなくても良かったのでは?と個人的には思いました。
私たちの想像以上の苦労があったはずだから、実際はこんなに簡単に描き切れるものではないだろうけど。でもやっぱりこういうお話は多くの方に知っていただきたいなぁと思ったお話でした。
劇場公開は今週6/8~
何年か前に本を読んでいるので、この映画も観たいですが、泣きそうだからDVDになってからにします(笑)
本を読んだ時に思いましたけど、この方自身にとっては、失ったもののほうが大きいのかもしれないけど、人間にとっては、すごく大きなことをされたんだろうなあと。
と思いつつ、私は食に関してかなり無頓着です(笑)
それじゃなくても予想はつくかとは思いますが、
たぶん泣くのは確実だと思います(笑)
評判がイイこともあって、興収も順調に伸びてるみたいですし。
DVDになったらぜひご覧になってください