goo blog サービス終了のお知らせ 

女心と秋の空

~おおきくなったキミへ~
ダーとムスコとワタシのまいにち。

ウラカタ。

2006-05-06 | しばい
週末に舞台裏のお手伝いを。

常に舞台とは関わっていたい。
そんなわたしの想いをすくい上げてくれる人がいる。

ありがたい。感謝しなければ。


劇場へ向かう途中のパーキングエリアで。
ハトと遊んでたら隠し撮りされた。


あやしい兄ちゃんみたいやけど、
3歳くらいの女の子とハト談義中なんよ、コレ。


劇場入り。
「おはよーございまーっす」が心地好い。

ちょっと久しぶりの舞台裏だったせいか、
わたしの行動が「ろう化」してるのに気づいた。

「バトン降りてまぁーす」
「maimai!そこ殺しといて!」

なぜかわたしのサインは、「OK!(声なし)」。

なんで?OKって返事してる(サイン出してる)のに
なんで見てくれへんの?
キャッチボールしよーぜ!!(なんのこっちゃ)

ハッと気づいて
「うぃーっす!オッケーっす!」
あわてて声を出すこと数回アリ。

やばい。
声かけが ものすごおぉ~く大事な現場なのに、
切り替えができへんよーになったらオシマイや。


そやけど、バックステージの空気。
やっぱり好き。

ドキドキする場所。
ゾクゾクさせてくれる場所。

『Parceria』

2006-04-30 | しばい
  

●to R mansion
『Parceria(パルセリア)』 @神楽坂セッションハウス

出演:庄崎隆志、榎本トオル、酒井郁、キム・ビョンフン ほか


「Parceria」とはポルトガル語で
「パートナーシップ」という意味をもつことば。

すてきなことば。

作品もとってもすてき。

音響も照明も舞台美術も
あそこでしか表現できないような仕上がり。

深ーく蒼ーい海の奥底で
ゆらゆら揺れてるような空間と時間。


あたし好きだなー。あーいうの。

いつの日か
わたしもあの世界に。

そんな夢ができました。

HERO NEVER DIE!

2006-04-07 | しばい
ひさびさの(1ヶ月ぶり)観劇。

●シアタープロジェクト☆アポロ
 『ヒーロー・ネバ・ダイ』 @中野ウエストエンドスタジオ

若い頃ヒーローを演じていた人たちのその後のお話。
これでもかっ!てくらい臭い芝居!と
前もって出演者のづかっちから連絡あったけど、

・・・ほんまに臭かった。


かつてわたしにもヒーローがいた。
ガンダムやダイナマンやバイオマン、
あしたのジョーやテリーマンやウォーズマンやシャア...(ごちゃまぜ)

「さいごまで諦めるなっ!さあ!立ち上がるんだ!!」

すなおに涙うるうるしてたっけなあ。
などと昔のことを懐かしがってみたり。

年とったな。


づかっち、舞台上から手話/ありがとう/を ありがとう。
ちゃんと客席まで届いたよ。

『 Hero 』

2006-02-05 | しばい
サインミュージカル 『Call Me Hero!』 

 企画・演出・振付・主演:大橋弘枝
    @なかのZERO大ホール

あれだけの数の出演者を抱え、
あれだけのショーを魅せた大橋さんに乾杯!

踊りも歌もホンマに素晴らしかった!
公演をうつってことは金がかかることだし、
客も集めなくちゃならんし、あれやこれやと苦労が絶えないけど、

みんなが踊りたくて、芝居がしたくて、手話が好きでたまらなくて、
そのために自分で時間を作って稽古して、
悩んで苦しんで泣いて笑って喜んで・・・
そんなながーい月日をかけてやってきた想いが
ビンビン客席まで伝わってきた。

カーテンコールの涙。
みんないい顔してた。キラキラしてた。

いいなー。いいなー。いいなー。


うずうず(がまん)うずうず(がまん)うずうずう・・・

『FIDDLER ON THE ROOF』

2006-02-03 | しばい
 ゲネプロ観て来ました!

 『屋根の上のヴァイオリン弾き』 @日生劇場  東宝オフィシャルサイト

演出:寺崎秀臣
出演:市村正親/浅茅陽子/匠ひびき/剱持たまき/安倍麻美/駒田一/吉野圭吾/鶴田忍 ほか(のなかにmy相方)

テヴィエ・ファミリーは前回(2004)からの市村さん以外、総とっかえ。
残念なことに森繁久弥さんのテヴィエも
西田敏行さんのテヴィエも観ていないので、
わたしにとって フィドラーのテヴィエといえば、市村さん。

ぬかみそをこねくり回された漬物みたいに、
味がよーくしみ込んでたように見えた。流石ッス。


あたしの何よりの活力となるもの、それは舞台。
いいモノを観て、明日も気合い!なのだー!オッス!

4日は東京公演初日。
さて何回観に行けるかな。

久松ドラマ

2006-02-01 | しばい
待ってました!
久松真一さん脚本のドラマが放送されますぞ!

まずは・・・
■2月2日(木)夜8時~ テレビ朝日系列
 「新・京都迷宮案内」第四話─不眠─

出演:橋爪功、野際陽子、国生さゆり、布施博 梨本謙次郎ほか

 きたね、きたねー。京都迷宮案内は昔からファンだったのさ。
 久松さんが描くことになるとは・・・
 しかも今が旬(♪バレンタインデーキッス)の国生さゆり!(なんのこっちゃ)

それともう一本・・・
■2月5日(日)夜9時~ BSジャパン
 2月8日(水)夜9時~ テレビ東京系列
 「水曜ミステリー9」─食道楽! 出張料理人 亀崎源一─

出演:渡瀬恒彦、純名りさ、峰竜太、荻野目慶子、佐々木すみ江ほか

「舞台は北海道、11月のロケは予想外外の大雪でかなり大変だったよう。
 今になって今年は厳冬だとわかりましたが、
 いくら北海道でも11月の大雪は脚本上も想定していませんでした(久松さん談)」


久松さん、次々舞い込むテレビの仕事でお忙しいでしょうが、
たまには舞台も描いて、そしてわたしらを呼んでね。
待ってますんで! 押忍!

聾福袋3

2006-01-29 | しばい
■手話文化村 創立3周年 記念公演
 『聾福袋3』  @しもきた空間リバティ


観て来ました。
そしてロブロイに手をひかれて
 舞台にも上がってしまいました・・・。

ちょーひさびさ舞台への招待ありがとう。(内心:ありますか!)

客席にいた1年生、どらやきネタで笑いすぎです(笑)。

はじめての歌舞伎

2005-12-27 | しばい
すっかり歌舞伎マニアと化したSIの先輩Mさんにあやかろうと、
いつかいつかと願うだけで素通りするだけだった歌舞伎座の中へ入ってきました。

昼の部の千穐楽。
1.弁慶上使
2.猩々/三社祭
3.盲目物語

チケット手配から、当日のお弁当の買い方、イヤホンガイドのススメ、
歌舞伎座内の仕組み、歌舞伎の観方、楽しみ方、歴史、役者紹介etc・・・
申し分ないマンツーマンガイドのおかげで、
あたしの初体験は1回ぽっきりで終わらなそうな手ごたえ。


本音をいえば。
「死」というのがNGワードだったのだよ。
頭をポンと叩かれたら、じわわわと涙があふれるギリギリ精神状態。
なのになのに、容赦なく「死」をこれでもかと突きつけてくる作品が続く。

でもきっと「死」というものは、
「生きる」ことと同じくらい忘れてはならないこと。
「生きる」ことと同じように見えないように潜んでいて
ある日とつぜん、わたしたちの前に姿を現し、びっくりさせるもの。

ああ、そうか。そうなんだ。

勘三郎の芝居は思わず「うますぎ。。。」と唸るほどよかったけれど、
玉三郎がめちゃめちゃキレーだった。
あれこそ、あたしが目指すオトナの色気!!

盗まねばっ!!


椿屋珈琲店に向嶋。
至福の時間をありがとう、Mさん。



Merci ! Hanna !!

2005-11-01 | しばい
5日間、朝から晩まで劇場にいました。
いつもと違う現実と遠くかけ離れた世界に
身もココロもすべて預け、ゆらゆら揺られていました。

あたしはあのカンパニーのメンバーでもなく、
しっかりした役職があったわけじゃないけど、
確実にあたしはあの世界にいた。

泣きたくなるくらい、あたしはあの空間が好きなのです。
彼らに出会えてよかった。
あたしを迎え入れてくれてありがとう。
RIN、いろいろありがとね。
みんな大好き。本当にありがとう。

芝居の神様は、逃げるなって言いたいらしい。
あたしはもうちょっとあがいてみようと思った。
これからのこと、考えなくちゃ。

今のこのなんともいえない喪失感。
今回は夏のより重いです。すごぉーいヘビー。
油断するとぐんぐん堕ちてゆく。
おーい戻ってこい、あたし。

まずはこの5日間保留にしていたメールの返信。
遅くなってごめんね。

ただいま。

にちようびの代理ママ

2005-10-09 | しばい
月曜日から土曜日まで仕事、通訳、講義に明け暮れる日々。
体はひーひー悲鳴をあげているというのに、
日曜日に舞台裏スタッフの仕事を始めた。

捨てる神あれば拾う神あり。
こんなあたしでも必要としてくれる人がいる。
だからあたしはできる限りその人の力になりたいんや。
おまえに任せてよかったと感じてもらえる仕事がしたい。

まだまだ微力だけど。


今日の現場はダンス発表会。

子どもたちはお母さんに色とりどりの衣裳を着せてもらい、
ドーランにおしろい、アイシャドウとアイライン、仕上げに紅をひいてもらう。
だけどお母さんの出番はそこまで。
あとはひとりで舞台へ行くんだよ。
スポットライトを体でいっぱい感じながら踊るんだよ。

子どもたちは暗転が大の大の大キライ。

「ママァ~~~~」 

ああ、泣かないでぇ。綺麗なお化粧が台無し。
黒子のおねえちゃんと一緒に行こうねえ。

ぎゅうぅぅぅとあたしの手を握る子どもたち。
曲が終わると真っ暗闇になった舞台上で、
代理ママのあたしが来るのをじっと待っている。
トンと触れると、必死にあたしの手にしがみつく。

よく頑張っ・・・

「ママァァァ~~~~」 

舞台袖に入るとママの胸へ一心不乱に飛び込む。

ほったらかしかいっっっ。
せつない代理ママも、舞台裏スタッフの仕事。

だけど、
「コレ、嫌ったほうがいいっすよねー?」
意味不明だった異国語?舞台用語が
自然にちょろちょろと発言できるようになった。

これからこれから。
ぶっ倒れるまでとことんやってみようや。

『この道はいつか来た道』

2005-10-06 | しばい
●劇工房 燐 ~番外編公演・43~ @代々木パオ

 『この道はいつか来た道』

 作/別役実  演出/手塚敏夫
 出演/手塚敏夫・杉山生子

てっちんこと手塚敏夫は、
この世界に入って初めて「しばい」を教えてくれたひと。

怖いものみたさと若さと芝居のイロハも知らん、さらっぴんのハタチあたし。
あの頃は「あたしは役者よー」と酔いしれていたから、
てっちんのことばの重みをぜんぜん感じ取ろうとしてなかった。
10年経ってそれがいま分かる。
時間がかかる職業だ、役者ってやつは。

短大卒業あとすぐの4月に演劇研究所に入所して、10月に中間発表公演があった。
役者としてはじめての舞台。
てっちんはあたしを主役に決めた。
その役にはキスシーンがあった。
役者としてはじめての舞台なのに好きじゃないひとと公衆の面前(爆)でキス。
しかもしかも女のあたしから飛び込む(なんやそれ)シーン。
3時間近い作品で、7回も「キス」と台本に書いてあった。

本番前1ヶ月をきってもまだ飛び込みキッスしなかったあたしに、
てっちんはとうとう痺れを切らしてこう言った。

「キスしろ―――っ!!」


うそ。

「キスをしているかしていないか客に感じさせるには、
 ほんとうに(キス)しなきゃ魅せられないこともあるんだ」

それを聞いたあたしは、
映画『ボディガード』のWヒューストンみたいに飛び込んだ。
エンダァァァーーーー ※あとはご想像にお任せします。

(観劇後の父は、帰宅した役者デビュー娘の目を決して見ようとしなかった…)


そんな(どんなや)あたしにとって役者の原点である演出家、
てっちんが35年ぶりに舞台に立った。
その相手役はてっちんと共に舞台をサポートしてきた妻のいくこサン。

67歳のてっちんの芝居。
心で観る芝居。体で感じる芝居。芝居と人生。
劇団入団同期のみっちーはボロボロ涙を流してた。

「せりふが覚えられないんだよ」
と終演後のてっちんはビール片手に何度もぼやく。

いーんですよ、そんなの、間違えたって、忘れたって。
芝居は台詞じゃないっすから。
 
教え子にそんなフォローされるなんて、
てっちんも思いもしなかっただろう。

「イモちゃんも演りなよ、夫婦でさ」

あたしはこのことばを一生忘れないと思った。


『マーライヤー』

2005-09-25 | しばい
●劇団Nom'bオリジナルミュージカル Vol.15
 『マーライヤー』 @品川・六行会ホール
 原作・脚本・作詞・作曲・演出:岩崎廉
 制作:オフィス スケイン

とにかくSING!SING!SING! 

みんななんであんなに歌が上手いんだ?

あたしは「歌う」ということにかんしては、
ずっとずっとコンプレックスを持っていて、

劇団一 ヘタっぴーだった。(と思う)
それなのにミュージカルなんてやっていた。

「maimaiさん、歌のレッスン行かないんですか?」

って後輩に言われたことあるし。
なんて遠まわしな言い方なんだ。ああ、語用論。

そのときはアハハって笑ってごまかしたけど、
実はすんごいショックで、トイレでひとりになったとき泣いた。


前にいた劇団ですんごいお世話になった ゆかりさんと
前にいた劇団ですんごい仲のよかった エナっちょは

すんごい気持ちよさそーに歌っていた。(おかーさんはうれしーよ心境)

いいなー。


あたしも負けじとミュージカル♪
ヘタっぴーだけど、歌うことはあたしの生きがい。

お風呂場があたしの舞台。

祇園囃子(ぎおんばやし)

2005-09-21 | しばい
9月24日(土)21時~OA!(テレビ朝日)

―倉本聰ドラマスペシャル―
『祇園囃子』

 脚本/倉本聰
 監督/若林節朗
 出演/渡哲也、藤原紀香、徳重聡、十朱幸代、舘ひろし、神田正輝、木村多江、 東幹久、勝野洋、小林稔侍、西川きよし、仲村トオル ほか

いちどだけ、倉本聰先生にお会いしたことがある。

あたしが「役者になりたい」と小さな野望を初めて口にしたのは、
たしか小学校5年生のとき。

だけどHow?方法が分からない。
劇団ひまわり?
あんなチャラチャラしたのじゃなくて(なまいき)、
もっとこう、なんていうのかな、ホラ、どっしり深いやつ。

真剣に将来について悩んでいたちょうどそのとき、
視界に飛び込んできたのが、「北の国から」。
小さい頃からずっと見てきたドラマ。ルールルルル。
ああ、この人だ。
この人が書く作品に出たい。

毎年夏頃に募集がかかる倉本聰が主宰する富良野塾の
塾生募集のちっさい新聞記事の切り抜きを、
毎年見つけてはお守りみたいに持ち歩いていた。

清水の舞台から飛び降りる勇気と肝っ玉がなくて、
迷いながらも〆切日を静かに見送った。
人生の別れ道だった。(後悔してるという意味ではナイぞ)

あるとき、富良野塾が東京で公演すると知って、
生まれて初めてチケットぴあでチケットを買い、
高鳴る気持ちを抑えて観に行った。

熱冷めやらず。あたし、やられたー。

父を誘って次の日またチケットを買った。(チケット代ちゃっかり便乗)
ごった返す千秋楽のロビー。
倉本聰がいた。たくさんの人に囲まれていた。
おおお。なんだあのオーラは。

気づいたらあたしは、本を購入したらサインをもらえる列に並んでいた。
もう10年近くも前のことだから交わした言葉は覚えていない。
「なまえは?」みたいなことを聞かれたと思う。
目の前であたしの名前がサラサラ活字になる。

そして握手。
厚い手。
この手からあの作品が生まれるんだってドキドキした。


『祇園囃子』ドラマにあたってのインタビューで倉本聰はこんなことを言った。

「ここ数年のドラマは説明し過ぎ。
 見る者の想像する楽しみを勝手に奪っているのではないか」

言葉がどんどんヒートアップしてく倉本聰。
聰だけにそうそう!そのとおり!やれやれぃ。

近頃のドラマはおせっかいすぎる。
想像力を必要としないドラマばかりだから、
心にグッとこない。揺さぶられない。
なんにも残らない。すぐに忘れちまう。

想像することの楽しみってドラマに限ったことじゃない。
人と人がお互いの心を想像すること。
なくてはならない大切なこと。

あたしは完全なるドラマ育ちのドラマっ子です。
ドラマを食べて大きくなった。

(見りゃわかるってか?)

お嫁に持ってくビデオテープ

2005-09-18 | しばい
今日はイチニチ外に出ない!と決め、ドラマ鑑賞会とシャレこんだ。

またたく間にDVDが普及して、
昔のベーターとかLD(ことレーザーディスク)みたいに、
「VHS?なにソレ?」みたいになっちゃったら、
我が家にあるVHSテープちゃんたちはどうなるんやろ。
上から上から重ね撮りされて、
ラベルと中身が必ずしも同じではないであろう埃まみれのテープたち。

その中で、どうにかして残したい、
ゼッタイゼッタイお嫁に持っていく1本のTV録画テープ。

『1970ぼくたちの青春』

1991年に放送された2時間ドラマ。あたし高2か高3んとき。
脚本/松原敏春
演出/杉田成道
出演/吉岡秀隆、萩原聖人、筒井道隆、永堀剛敏、石田ひかり、川越美和、風間杜夫、陣内孝則、杉浦直樹、ガッツ石松、橋爪功、段田安則、萬田久子 他

うーん素晴らしー! なんちゅー豪華キャスト!

在日朝鮮人のバンチョー(筒井)が、
「おまえらには分からんよ」と吐き出した“国家という悲しい概念”。

教師(陣内)と生徒(川越)のままならぬ恋の結末。

ヨン様声で売れてるけど、この頃が一番輝いてた萩原聖人。

その萩原の片足を握り締める杉浦直樹。

「ちんちんの骨わかるか?」とマジメ顔で聞く火葬場オヤジのガッツ石松。

「北の国から見てるん?」と我が家のおかんに間違えられた吉岡秀隆。

赤尾の豆単。


どっしりずっしり体に重くのしかかるドラマ。
だけど見る。あたしは見る。
あのドラマはいい。

テープ擦り切れる前になんとかせにゃ。
DVD化してくんないやろか。

あしたがあるさ

2005-09-10 | しばい
ビバ☆ウインズ・テレビ版放送!

しかし・・・
あれはあくまでも今井さんは“原作”。

それがテレビと舞台の違いなんやろか。
今井さんの毎回ビシビシ伝わる熱い想いが、ドラマでは半減してた。
描く人(脚本)と演出が違うから当たり前やけど。

お得意の下ネタ、ギリギリトークなんて一切カット。
舞台「靖国で待ってるぞ」は「冥土で待ってる」に変わってる。
次から次へと笑いを誘うアドリブなーし!
言葉のキャッチボールがなく、独り語り多し!
テレビは制限が多すぎて物足りーん!


逆をいえば、
かつて号泣してきたテレビドラマたちは、
制限の中で精一杯の力を振り絞っていい作品を見せてくれた・・・
という意味か。


やはりウインズは、

 アニキ=今井さん
 キンタ=リスさん

の作品や。他の人が演るのはユルサン。
(頑固女ですんまそん。映画は舞台同様このふたりが主演!)


などと。
ひととおり言いたい放題ぶちまけたあとで。

山本少尉演じる伊崎充則がとてもいい役者になってた。
たくさんのいい俳優にまみれてあちこちドラマ出演していた伊崎くん。
はなたれこぞうの子役時代。
華々しい子役デビューを飾った人は、
あの世界で生き残るために相当努力せねばならん。


ぐっさんアニキが何気に発して、
ハッと息をのんだ「あしたがあるさ」。
出撃命令を受けた神風特攻隊員には、残酷すぎる言葉。

あたしは、この言葉の重みを知らなかったよ。
今日からはもっと深く、もっと大切に、


あしたがあるさ。