女心と秋の空

~おおきくなったキミへ~
ダーとムスコとワタシのまいにち。

カラカラ体に水分補給

2005-06-30 | つれづれ
今日はザアザア降りしきる激しい雨の音で目が覚めた。

堰(せき)を切ったような大雨。
今まで梅雨なのに梅雨じゃなかったもんね。
このままじゃ気持ちよく夏を迎えられないよね。

紫陽花の出番がいつのまにか終わりそう。
 待って。まだここにいるよ。
雨上がりの陽の光を浴びて懸命にアピールしてる紫陽花。

わたしも今日は、エネルギーをいっぱい補給した。
謝謝!

雨ニモ負ケズ

2005-06-29 | つれづれ
いつものごとく Mcで
安い至福のボケーをしていたら、
隣に何やらブツブツひとりごちているオッサンがいて、
なんやこのオッサン~
あたしの大事な時間を邪魔せんといてや~
と思っていたら、

その「ブツブツ・・・」は宮澤賢治だった。
そう、オッサンは『雨ニモ負ケズ』を復唱していたのだ。

わたしが小学校低学年のいつだったか、

「この夏休みに ひとつ詩を覚えて
 2学期の始めにみんなのまえで朗読する」

という宿題が出された。

子どもにしてみれば、
うげぇっと反吐を吐きたくなるような宿題。
8月31日に適当に選んで丸暗記するような宿題。

けれどもわたしの母がこれを見逃さない。
いい機会だからと推薦(強制ともいう)してくれた詩が、
宮澤賢治の『雨ニモ負ケズ』。

長いですぅ~長すぎですよ~これは。
しかしわたしの夏休みは賢治とともに明け暮れた。
深い奥底に潜む意味など分かるはずもなく、
ただ、覚えた。毎日毎日、唱えた。

そして新学期。
スタスタと教室の前に立ち、みなの前で『雨ニモ負ケズ』。
あの時のわたしの目と体は、完全にどっかに行っちゃってたと思う。
だって低学年の洟垂れ小僧が、あれを熱唱してるんだもん。
みんなのポカンとした顔・顔・顔。

あれから20年以上の月日が流れた今でも、
わたしはこの詩を諳んじることができる。

あの頃よりは、ちょっとだけこの詩が分かるようになったかな。
でもまだまだ。
まだわたしは甘っちょろい。




雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋(いか)ラズ
イツモシヅカニワラツテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジヨウニ入レズニ
ヨクミキヽシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病氣ノコドモアレバ
行ツテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ツテソノ稻ノ束ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ツテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクワヤソシヨウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボウトヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハ
ナリタイ

勝手に役者気分♪

2005-06-28 | しばい
今宵も逃避行の旅へ。
今月最後の感激・・・観劇。

ルームルーデンス公演(@こまばアゴラ劇場)
岸田理生 連続上演2005『処女戯曲・眠る男』
 作/岸田理生 演出/田辺久弥

奇しくも今日は劇作家・岸田理生の命日。そして公演初日。
幕開け前にキャスト、スタッフ、観客全員で1分間の黙祷をささげた。
岸田作品初体験のわたしであるが
皆にならって首を垂れ、その“時”を共有する。
それぞれが様々な思いを馳せる不思議な1分間。

空間を上手く生かした小劇場ならではの演出にシビレた。
役者の息遣いや汗が手に取るように分かる。
役者が放つ光の使い方(わたしの好きなマッチ灯りもアリ)がいい。

わたし、こーゆーの結構好きかもー。

という感想は初日打ち上げ乾杯ビールと共にかき消され、

「あそこ何で間に合わねーんだ?」・・・(客のあたしがいるのにその話かよ)
「あの場面はこうしたほうが・・・」・・・(まあ、そのやり方もいいかもね)
「カーテンコールはやっぱさぁ~」・・・(ソレあたしも同意見だわ)

なんて会話が繰り広げられる熱い輪にハマッてしまい、
わたしもさっきまで舞台に立ってたような気分で帰宅。

いやあ、公演後のビールはサイコーっす!

てんてこまいまい。

2005-06-27 | つれづれ
涙ってさ、
なんで流れてくるんだろね。

楽しい幸せな時間を過ごしたあと、
そのままの気持ちでふわふわしていることができたら、
どんなにいいだろうって、
いつも思う。

でも、やっぱり。
そうは問屋が卸さない。
なんでこんな苦しいんだー!

気持ちの波が
あっちへふらふら。こっちへふらふら。
てんてこまいの24時間。

でもそれより、こんなわたしのせいで
周りの人たちに ものすごく迷惑かけてるね。
ホンマにごめん。

貧乏神退散せよ!

2005-06-26 | つれづれ
みえちゃんとチャリで亀戸へ。
今日も愛すべき無印でぷらぷら時間を過ごす。

そーいえば。隣りに・・・ああ、あったあった。
誰もこんなとこにこんなもんがあるとは思わないもの。

じゃーん。
 信州飯田 貧乏神神社 亀戸分社

うん。
今のわたしにもってこいの神社だ。

笑顔の絶えない親切なおっちゃんの言われるがまま、
たぶん生涯ここでしか味わえないだろうと思う拝礼を。

①「貧乏神、出てけ!」と大声で言いながら白棒で、
 御神木?を3回(上の方を)叩く。力を込めて。

②「貧乏神、出てけ!」と叫びながら、下から逃げ出てこないように、
 御神木の下の方を3回思いっきり蹴飛ばす。

③ふと顔を上げると(砂の入った)白袋。←貧乏神が逃げ込んでいる。
 それを目の前のザルに向かって思いっきり投げる。

④拝む。(※注:お願いごとをしてはいけない。だって貧乏神だから)

⑤「幸せになりたい」と言いながら、パイプオルガンみたいな鐘を
 カラカラ(キンコンカンコン)端から鳴らしていく。

ケッッ、あほらし。 という感情をもってはあきまへん。

人生は楽しく生きなくちゃね。 あたしはなんだか、
バッティングセンターへ行ったみたいで、すっきりしたさ。

帰りに極意書&栞をいただく。
これがよく出来ていて、いいこと(当たり前のこと)書いてあんだけど、

 
~これを居間や食堂、トイレの壁など、さらには寝室の天井まで貼り、
 毎日毎日繰り返し読むべし。
 自ずと人格向上し、貧乏神の付け入る隙が失せ、
 代わって「福の神」の強い味方となる。~

まじ???
信じるよー。やっちゃうよー。
明日から「人生好転」間違いなし!

ぶらり途中下車の旅。

2005-06-25 | つれづれ
梅雨はいったいどこへやら。
今日もホンマ暑かったなあ。

そんな天気とうらはらに、
仕事帰りにどぉーんと例の波が襲ってきて、
またまた堕ちていきそうだったから あわてて歩いた。
ぐんぐんぐんぐん。

あてもなく時間にとらわれず歩くのが好き。
ふらりと目に留まった店に足を踏み入れ、
買うわけでもないのに、
あれやこれやと思いを馳せながら商品をじっくり見物。
そしてまた歩く。

これはわたしのなくてはならない趣味以上のもの。

本日の旅は、
maimaiセレクト、BEST10に入る高田馬場~早稲田コース。
(BEST5に入るのは高田馬場~飯田橋コース)

そんなに連ねてどーするんじゃってぐらいのラーメン屋と、
神田よりは若干小規模だけど風情ある古本屋が建ち並ぶ。
小高い丘の上にある穴八幡神社。御札を買うといいとかなんとか。

亜細亜雑貨市場「シクロ」で
何か買わなきゃ悪いなぁというくらい物色時間長すぎて、
PURPLE GRAPEとGREEN GRAPEのキャンドル購入。

割れちゃならんと丁寧にぷちぷちで包んでくれながら、
「学生さんかい?
とニッコリ微笑むおっさん店主。

やっぱりわたしってば、色気のイの字もない女?
「ええ・・・まあ、社会人みたいな?エヘヘ
と受け取って店を後にした。

おっさんのおかげで、マイナス気分がゼロになったわ。
これぞ旅の醍醐味!ってとこやろか。

元とか卆とか。

2005-06-24 | しばい
元・演劇集団キャラメルボックスの づかっちが、
4年ぶりに舞台復帰すると連絡を受け、今日も劇場へ。

プロデュース公演『CALLING』(@アイピット目白)
 脚本/宮城陽亮 演出/宮崎珠実

声優さんたちがやる舞台は、もう観たくない・・・
開演 第一声から「ああ、今日はもうダメだ」と思った。
みんなイイ声なんだよ、ホント。参りました。素晴らしい!

・・・それでオシマイ。
手がぶらぶら。声だけでお芝居。ハケは完全なる素。

演劇集団キャラメルボックスを退団して、
殺陣トレーニング・指導に4年間精を出してきたづかっちが、
あの中で完全に浮いていた、と思う。
頭の先から足の先まで張りつめた「気」のようなものが見えた。
相変わらず笑顔がサイコー、づかっち。

いつも思うんだけど、
(自分で冒頭に書いておきながら)
「元」っちゅーのが、わたしはあまり好きではない。
演劇集団キャラメルボックスがなんぼのもんじゃい。(うわ、大胆
でもミーハーなわたしは、キャラメル公演に何度も足を運んだ。

チケットは即完売(今はどうか知らないけど)、
劇団員はテレビドラマに出まくってる(今はたまに?だけど)、
そーいった名の知れた集団に一度でも籍を置くと、
その先ずーっと「元~」がもれなく付いてくる。

元宝塚とか元劇団四季とかね。

わたしは今フリーの身で、「元」がつくほどエライ芸歴ないし、
気楽キラク~と思っていたら、なんとあったわ。

手話通訳者を続けていく上での、国リハ学院卒業生。わお

果たしてこれが、
ブランドとなるのかプライドとなるのか十字架となるのか。
その結果はこれから、これから。

オトナ語の謎。

2005-06-23 | しゅわ
「そこのあぶらあげ、わらっとけよー」
「あたまから通したらゲネ、そんで即ダメ出しー」

などという舞台用語が飛び交うなかで育ってきたわたしが、
今年4月から「オトナ語」に悩まされている。

そもそも社長や上司や先生を呼び捨てすることにまだ慣れない。
「○○ですか?○○はただ今、席を外しておりまして・・・」
と言うたびに、
(うぅ、呼び捨てにしてしまってごめんなさい。悪気はないんですぅぅ
いつも罪の意識にさいなまれる。

そんでもって「御社」「弊社」がすんなり出てこない。
「あなたさまの会社では・・・」
「わたくしどもの会社では・・・」
そんなこと言ってるうちに会話が進み、通訳が遅れる。

というわけで、最近の愛読書。

「オトナ語の謎。」
 著者: 糸井 重里/監修・ほぼ日刊イトイ新聞 /編
 出版社: 新潮社
 価格: ¥580

まるで異国の言葉。おもろすぎる。
ただし、電車の中やカフェで読むのはタブー。
思わずプッと吹き出して、変な人だと思われる。

「きんきんにとんとんにしたいのですが、
 ゴタゴタ続きでばたばたしておりまして
 カツカツだというのがいまいまの状態ですから
 コミコミとなると無理無理やるしかないんですよねえ…」
「なるほど。いっぱいいっぱいなんですね」

なんのこっちゃ。
オトナになんてなりたくないやい。

まあね、
大変といえどもアレだよね。
会社でイニシアチブをとるに至らなくても、
自分のポテンシャルを高めるためにも、
フレキシブルに応対できる努力は必要よね。

ASAP(アズ・スーン・アズ・ポッシブル)で!

オトナ ニ ナルッテ タイヘン ナノネ・・・。

『anego』最終回

2005-06-22 | しばい
連ドラなんて興味なーい
その展開はありえーん
わたしはやっぱり大人の付き合いがしたいわー
奈央子ってOggiから抜け出したかのようにtheoryの服ばっかやー

などと、
水曜の夜におうちにいるときは
ちゃっかりテレビの前に座って『anego』にツッコミを入れていました。

しかしながら、
赤西くんという人(ジャ…ジャニーズ?また刺される)の
人気の理由がとうとう分からずじまい・・・。

わたし自身、年下男に興味がないというわけでは決してなく、
いつか年増のわたしなんてポイされるかもという思い(不安)を
抱えたお付き合いは嫌なのです。

そう、白馬の王子様にめちゃめちゃ憧れている。
あの高い位置から手をスッと差し出してくれる人。
わたしは視線を外すことができない。
無意識に自分の体から手が伸びてゆく・・・・・。

はっっ。(役者特有の妄想癖?)
(うんにゃ。イメージトレーニングと言ってもらいたい)

白馬の王子様なんてどこにもいない。
こうなりゃ自分で馬にまたがって、
どこへでも行ってやろうじゃないの。


主人公=奈央子の台詞にたくさんの共感を覚えました。
林真理子はよく30代独身女の心理を掴んでいるわ。

オンナは30になってからが一番楽しいと思う。
そしてわたしは今、40歳になるのがとっても楽しみ。

たまにはフレンチ♪

2005-06-20 | つれづれ
いつものメンツでたまには恵比寿。
たまにはフレンチ!「ら・ぴえにゅ」へ。

コースは3000円・3500円・4000円の3種類から。
3000円コースでも十分満足&満腹
そして私たちのために用意されたと言っても過言ではない、
ハウスワイン飲み放題525円。
90分という時間制限付きだけど、
スタッフとお喋りしつつ、
さりげなくお代わりを注文してガブガブ飲んだ。

気取ったところはまったくなくて、
とっても居心地のいい空間。
料理もいいけど、スタッフが店の印象をぐんと上げる。
3ヶ月に1回ペースで通いたいね。


リゾートフレンチ ら・ぴえにゅ
渋谷区恵比寿1-8-7三恵エイトビル2F/ 03-3449-6797
(山手線恵比寿駅西口より徒歩1分 )

『Man of La Mancha』

2005-06-19 | しばい
3年ぶりの『ラ・マンチャの男』 (@有楽町・帝国劇場)

STAFF≫
脚本/デール・ワッサン 作詞/ジョオ・ダリオン
音楽/ミッチ・リー 演出/松本幸四郎
CAST≫
松本幸四郎/松たか子/福井貴一/山崎直子/上條恒彦/佐藤輝 ほか


縁あって、今回で6回目のラマンチャ観劇。

6月29日の帝劇千穐楽に
松本幸四郎はミュージカル通算出演回数2000回を迎える。

2000回・・・。
想像にも及ばない。

「人が人の陰口を叩くのはたやすいこと。
 しかし、人に勇気や希望、
 感動を与えることはなかなか出来ない。
 その出来ないことを商売にしているのが、俳優だ」

幸四郎さんはこの言葉を胸に、
舞台に立ち続けている。
演じることが、彼の人生。


♪「見果てぬ夢」“THE IMPOSSIBLE DREAM”

 夢は稔り難く
 敵は数多なりとも
 胸に悲しみを秘めて
 我は勇みて行かん

 道は極め難く
 腕は疲れ果つとも
 遠き星をめざして
 我は歩み続けん
 これこそ我が宿命

 汚れ果てし この世から
 正しきを救うために
 如何に望み薄く 遥かなりとも
 やがて いつの日にか光満ちて
 永遠の眠りに就くその時まで

 たとえ傷つくとも
 力ふり絞りて
 我は歩み続けん
 あの星の許へ


“見果てぬ夢”を追い求めて。

さみしんぼ

2005-06-18 | つれづれ
どうしてだろう。
とてつもなく淋しくて、
なにかとても大切なものを失ってしまったみたいで。

でもそこには何の根拠も理由もなくて、
真っ青な空を見上げているときだったり、
お気に入りのカフェで大好きなカプチーノをすすっているときだったり、
本を読む手をふっと止めた一瞬だったり。

どわーっと夕立のようにそれはやってくる。

なんなんだろ、あれは。

人はこうした感覚にはものすごく敏感で、
ああ、幸せだなーと素直に思うことにはすごく鈍感。
・・・なのかもしれない。

あ、これはわたしだけかも?


アトム一人芝居

2005-06-17 | しばい
一人芝居をしたい!と言い続けてたアトム(deaf)が、
とうとうやってくれた!

『アトム一人芝居』 @野方WIZホール
 作・演出/砂田アトム 照明/高島由美子 映像協力/野崎誠
 協力/演劇企画AZ 制作/deaf-atom


アトムは客の心を掴むのがウマイ。
舞台からお客さまに近寄るんじゃなくて、
自分でクイクイ引っ張ってきちゃうんだよね。

「俺を見ろー!どうだッ面白いだろ!笑えー!」って。

クモの巣を客席に向かって、ぶわっさっとほおる投げるみたいに。
いつもまんまとその手に引っ掛かって、
手を叩いて笑い転げながら、
相変わらずウマイなーと感心するんだけど、

影で相当 努力してる人。うん、ホンマすごい。
自分はまだまだ努力が足りないと、
彼を見てて気付かされる。

今日もお腹抱えて笑ってきました。

今のアトムも大好きだけど、
20年後の中年アトムがどう進化しているか、
ものすごく気になったりして。


まったくの別人ですが・・・
こんなの見つけてしまった。感想求ム!
↓↓↓ 
[アトムの手話教室]

No pain, No gain.

2005-06-16 | つれづれ
だいすきな言葉。
久しぶりに今日、思い出した。
なんか色紙に書くときは、いつもこの言葉をしたためてた。

この言葉の意味も、この言葉が好きだった自分も
いつから忘れてたの、わたし?

 『No pain, no gain.』

―痛みなくして得るものはない・・・か。
(努力なくして成功はない、ともいう)


Just you wait.(いまに見てろよ)

ところで今夜は、なんでまた外人モードなんや?