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女心と秋の空

~おおきくなったキミへ~
ダーとムスコとワタシのまいにち。

『The Constant Gardener』

2007-09-23 | しばい
今日は一日“引きこもり”と決め付け、
宇宙人が借りてきたのあったよねぇとブルーの袋から取り出したDVD。
  『ナイロビの蜂』

思わずゴクリと生唾を飲み込む。
そんな映画。

貧困と差別、矛盾と対比、利権、現実の中で怒りを訴えながらも、
美しいアフリカの自然が見事に映像で描かれている。
子どもたちの無垢な笑顔。

なんだろね、なんなんだろね。
途中何度も苦しくなって、
胸をどん、どんと叩いた。


誰かに自分の道を委ねず、
自分の道は自分自身で切り開くこと。

あたしにそんなことできるんやろか。


『 産隆大學應援團 』

2007-04-02 | しばい
■『産隆大學應援團
@紀伊國屋サザンシアター

観てきました。

客入れから笑わせてくれる、お客さま想いの作品っす。

でもおそらく一番楽しんでいるのは
お客さまよりも誰よりも

キャストたちのハズっ。

そんな熱気がムンムン伝わってきたっす。

押忍っ!


Atsushi、ありがと!


産隆~ 産隆~ 産隆~♪
王者~ 我等~ 産隆~♪


むさぼる日々。

2007-03-31 | しばい
バースディを挟んだ10日足らずの間に観たモノ。

 ■狂言
 『兄弟会』~「不見不聞」「金岡」~
 @セルリアンタワー能楽堂

 ■歌舞伎
 3月大歌舞伎 通し狂言『義経千本桜』
 @歌舞伎座

 ■映画
 『ホリディ』

 ■サインミュージカル
 メディア・ワークス主催『ムーン・ガーデン』
 @シアター1010

 ■落語
 占子の兎第2回公演『落語でショー 二つ目ッ』
 @竜の湯

 ■ストレート
 弾丸MAMAER『堕落美人』
 @シアターサンモール



始まりは待ってくれないから、
わたしはいつも逃げるように社を後にする。

濃紺や藍色したビロードの座席に腰を降ろし、
ふうっと深く息をつく、あの瞬間がたまらなく好き。


逃げている?

そうかもしれない。



観劇録

2006-11-21 | しばい
縁とタイミングが合わさり、
観てきちゃいました。

■ブロードウェイミュージカル『RENT』!!
 @東京厚生年金会館


なにはともあれ思い出すだけで
涙がじわわわーってしてくるんで。ハイ。

しばらくほっといてくらはーい。


あ、だけどね。
ほっとくまえに、これだけは言わせて。

わたしは、
自分に自信なんてぜんぜんないし、
いつも些細なことを気にしてグジグジしてばっかり。

してるのかと思えば、
ああもうヤダ!もー知らん!と逃げたりする。

恐いのだよ。
誰かを何かを信じて傷つくのが。



なにが言いたいのかというと、
ほんとうのわたしは、すんげーカッコわりーし、
ヨワヨワだし、泣いてばっかだし、
じたばたしてばっかいるんだよ。

だからみんなもそのままでいいんだよーってこと。
だってわたしにこんなにパワーをくれたんだよ。
ほんとにほんとにすごいんだから。

ありがとう、と100万回言いたい。


うーむ。


バイチャ!
(ほったらかしかいっ)


『コジ・ファン・トゥッテ』

2006-11-12 | しばい
●東京二期会オペラ劇場
『コジ・ファン・トゥッテ』 @日生劇場

作曲:ヴォルフガング・アマデウス・モーツアルト
指揮:パスカル・ヴェロ
演出:宮本亜門
出演:増田のり子・田村由貴絵・与那城敬・小貫岩夫・松原有奈・佐藤泰弘


「こ、こ、こんなオペラもあるんですね!」(ややコーフン気味)

幕間の第一声がコレ↑でした。
華やかに歌を聴かせるのがオペラと思ってたら、
ありえなーいストーリー展開に
シンプルすぎる装置と亜門演出を見事にマッチングさせた作品。

オペラでこんなにディープなキスシーンを
何度も何度も見せつけられるとは思いもよらなんだ。

「リアリティーのなさ」を観客にいかに説得力を持たせるか。

おそるべしオペラ。
おそるべし亜門。

オペラワールド探索。

来年も続くっ。




居場所

2006-11-11 | しばい
居心地のいい時間、場所、仲間を見つけました。

その名も「めだかの学校」といふ、演劇集団。

北海道のHという地で学んだ塾卒生を中心に集結された。
とうぜんのことながら自己紹介は
「○期の××です」ということになる。
わたしにとって雲のような神のようなある作家を
「センセイ」と呼ぶ、その集団。

ルールルルル。 (なんだそら)


現にわたしはシゴトを持っていて、
全身全霊で100%に近い意を注ぐことができる彼らに比べると
中途半端な立場なのかもしれない。

それにわたしは塾卒生ではない。
おまえ何モンじゃーってなくらいの部外者。
なのにいた。
あんな熱い集団の中に。
これから何が始まるのかわからないけど、
みんなが同じ想いで語り、笑い、酒はすすんだ。


「縁」ってすごい。

芝居を好きだと思った。
やっぱり好きなんだなって。

ほんと心からそう思った夜でした。


好きなことだけをやりたいだけやれたら、
そんな幸せないだろうし充実した人生かもしれないけど、

わたしは今のこの環境のままで
とにかくやってみようと思ってる。


これからいろんな制限や壁に苦しむことになるんだろね。
そのたんび愕然として、落ち込んで、泣いて、呑むんだろね。(最後のは余計か)

でもきっとそれでいいんじゃないかと感じてる。

山は高ければ高いほどいい。
富士登山だってフルマラソンだっておんなじ。

自分がいかに何もできないかを思い知る機会に
もっともっと出逢いたいって思う。

それが生きてくってことなんだと思う。


いやぁ、あたしったらアレだね。
かなり重度のマゾだね。がはは。


みなさまにお披露目する日はまだまだ先ですが、
とにかく演ります。

そういう居場所を見つけた、というご報告っす。


久松校長 ありがとう。



観劇録

2006-10-30 | しばい
■オフィスプロジェクトM
『海峡を越えた女』@サンモールスタジオ
 deaf女優のマッチさんに初めてお会いした!
 

■ブロードウェイミュージカル
『THE BOY FROM OZ』@青山劇場

迎え酒のバナナオレCOCKTAIL

あたしの自慢の友人、役者ゲンキ。
あんな素晴らしい作品に出ているゲンキ。

すんごい素敵だったよ♪




観劇録

2006-10-17 | しばい
L Company 
『THE WINDS OF GOD ~零のかなたへ~』 @新国立劇場 小ホール


今井さんは叫ぶ。

「No more War!」


相変わらずアツい男やわ、今井さん。

もう何回観たのか忘れたくらい観てるけど、
なぜだか、もーええわ。とは思わない。

観ることが当たり前。
観なきゃならん作品。


舞監のボギーさん、そしてAtsushi、スペシャル謝謝!


WEST SIDE STORY

2006-09-03 | しばい


●BROADWAY MUSICAL
『ウエスト・サイド・ストーリー』 @Bunkamuraオーチャードホール
原案:ジェローム・ロビンス/脚本:アーサー・ロレンツ
音楽:レナード・バーンスタイン/作詞:スティーブン・ソンドハイム
指揮:ドナルド・ウイング・チャン
演出・振付:ジョーイ・マクニーリー


観てきちゃいました。


・・・もう、なにも言うことはありませぬ。

WSSは父の思いいれのある作品でもある。
なんでも、わたしがこの世に生を受ける前の
映画公開リアル時に映画館入り浸りだったとか。(当時:中学生?)
そうとうな衝撃を受けたらしい。WSSに。

ナマの舞台を堪能してきた娘の鼻歌に便乗して、
指をパチンパチン鳴らしながら
「ボーイボーイクレイジーボーイ♪」と口ずさむ父。

おそらく父にとって「せぃしゅん~それは~♪」なんだろうね。(それは青雲)


もちろんわたしにとっても最高級のミュージカル作品。
今宵だけは夢を見させて。
ヘタクソな鼻歌オンパレードも耳を塞いで。
見苦しいステップにも目をつぶって。


映画だけにとどまらず、
舞台ではジャニ版(ゲンキ出演)・所属してた劇団版など観てきたけど、
いつも注目すべきアニタ役は(あたしにとって最も遠い役柄)
あたしの旧友“えなっちょアニタ”がいっちゃん好き。

えこひいきしすぎっすかね。しかも内輪ウケネタだし。


もっかい観たいなー。

やっぱ舞台はサイコーやなー。
いいものは観るべきやなー。

トゥナァ~イ~~~♪


ユナイテッド93

2006-08-28 | しばい
観てきた。  UNITED 93

ほんとは他にも観たい映画あったんだけど、
やっぱりまずはこれを観ておかなきゃって思って。

なんていうのかな、
なんて説明したらいいのかな、
いいから観て!という作品じゃないことだけは確か。
こんなありえないことが実際に起きたという事実を
語り継ぐための作品。

主演スターなど存在しない、無名俳優と素人本人の起用、
余計な音楽は一切カットして構成されたドキュメンタリー演出。

あの瞬間、あの劇場の中で、わたしもあの飛行機の中にいた。


エンドロールが流れはじめたとき
わたしは呼吸困難になるくらいの嗚咽で、
かわいそう とか ひどい とかの思いとは
全く別物の感情が全身を駆けめぐっていた。

そのとき。
観客のひとりが大きな音を響かせて拍手しはじめた。

だけど誰一人として
その人の拍手に乗っかる人はいなかった。

パン、パン、パン...

その人はたった独りで拍手を続けていた。
どんな思いで手を叩いていたのだろう。
あんな大きな音なのだから、相当力を入れて叩いているはず。


乗客もテロリストも
観ているわたしたちも「祈る」。

同じ「祈り」でも
こんなことを生み出す「祈り」なんてクソ食らえだ!って心底思った。
神なんていらない。


でもこれが限度。
ままならぬ想いだけ。


なんども言うけど、愛してるよ。


オトナの社交場

2006-07-16 | しばい
念願のデビューを果たしましたのよ。

OPERA!オペラ!おぺら~!
生まれて初めて、
オトナの社交場デビューしたんですの。
オホホホ。

●ジャコモ・プッチーニ作曲
『蝶々夫人』-MADAMA BUTTERFLY-

 指揮:ロベルト・リッツィ・ブリニョーリ
 演出:栗山昌良
 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
 合唱:二期会合唱団
 @東京文化会館大ホール =字幕付イタリア語上演=

なにを着て行ったらいいんだろう~に はじまり、
イタリア語なんてカプリチョーザバイトで覚えた
「ボンジョルノ!」と17時以降は「ボナッセーラ!」
しか分からない。

あ、「グラツィエ!」(ありがとう)
あと「ボーノ!ボーノ!」(まいう~)
も叫んでたっけな。

けど、『蝶々夫人』にそんなん出てこないやろ。


とにかくブナンな
通訳服レベル2くらいの通訳ちっくな黒い装いで、いざ出陣。

お誘いいただいた貴女は、
花柄ワンピースに大きめハットをかぶって現れた。
まあ、すてき。

どきどきしました。
だってみんなすんごくお洒落してる。
オホホホ、アハハハお喋りを愉しんでる。

まさしく、オペラ=オトナの社交場。

わたくしたちも
幕間にはグラスワインでカチンと乾杯。

次回は背中丸開きのドレス着て来ますわっ!(持ってないけど)


ほんでもって肝心のオペラはどうだったかというと。

年末に歌舞伎鑑賞したときも感じたんだけど、
死とか愛とか憎しみとか苦悩とかって
どこの世界でもおんなじなんだなあと。

そこに国境や文化の壁はなく。

あたりまえのことなんだけど、
外国人が作った“ニッポン”の姿に
涙している自分をふしぎに思ったり。

愛だよっ、愛。

そう、愛。

愛はニンゲンの未来永劫、不滅のテーマ。


カーテンコールは「ブラボー!」の嵐。

「ブラボー!」ですよ、アータ。

どっからみても純日本人のおっさん、おばさんが

・・・もとい、小父様、小母様が
「ブラボー!」「ブラボー!」ですよ。

一瞬、
ここはイタリアか?!と思いました。(ほんまかいな)


味を占めてしまいました。

また行きます。


めいいっぱいのお洒落して。

オトナの社交場へ。


熱帯夜。

2006-07-14 | しばい
異文化理解プログラム2006・ミュージカル
『A COMMON BEAT』@文京シビックホール

観てきました。

舞台上に出演者総勢140名!

出すぎです・・・。

しかしながら、
目はしっかり旧知の役者仲間を捉えており。

アーニャ。
西川さんの想い、ちゃんと感じたよ。



以前、
わたしの「おにいちゃん」役をやっていただいた大先輩。

「オレがミュージカルだなんて笑っちゃうだろ~」

といいながら、
まぶしい汗がたらりたらり。
相変わらずステキです。

それにしてもアツい。


うれちい。


芝居熱

2006-05-22 | しばい
むしばまれております。

いまはなんもやりたくない。
動きたくない。
ってか動けない。


今回は深入りしないでおこうと思っていたのだよ、ほんまは。
アルバイトから会社員となった身なわけだし。

芝居などという
しょせん娯楽でしかないマイノリティーの世界に
うつつをぬかしてなどいないで、
地に腰をすえたまっとうな人生を歩もう。

どんなのが「まっとうな人生」なのかわからないけど、
とにかくこのまま普通のOLになって、
観劇が趣味のただの一般ピーポーになってゆくのだろう
という気はしていた。


ミュージカルの公演で日本あちこち回ってね、とか
スマスマのコントに出演したこともあってさ、とか
CSでレギュラー番組もってたわー、とか

いつまでも過去の栄光にすがって生きてゆく。

まるで昔を懐かしむことが生甲斐の、
縁側で茶をすするおばあちゃんみたいな
これからの人生。


公演スタッフ仕事を終えて 打ち上げの店に向かう途中、
演出家が突然わたしに向かって言った。

「芝居をしたくてもやれない もどかしさはないのか?」

「あります!!」
一瞬にして涙が出そうになった。


「そうか。  よし、わかった」


なにが“わかった”のか、わからない。
その先を問い詰めてみたかったけど、あえてとっておいた。
なんだか希望が持てる気がするから。
キャストやスタッフとお疲れ乾杯を何度も繰り返しながら
芝居に侵食された自分に心地良さを感じていた。


これが、わたし。


あの木の板の上に戻ろう。

いつか、じゃなくて
近いうちに。

かならず。




JAPANESE THEATRE OF THE DEAF
『Jigokuhen』 @TheaterΧ/2006.5.19-21(5st)

ウラカタ。其の二

2006-05-07 | しばい

◎舞台袖にあるトイレ(男女兼用)に、なぜゆえマッチ箱が?!

本番中に隠れてトイレで喫煙?
そんなわきゃーない。トイレはモチロン禁煙っす。

なんと、匂い消し用。
1分1秒を争う舞台裏ならでは(?)の
ウ○コのニオイを瞬時に消臭、ハイセンスグッズ。

おまけにマッチ箱の隣に
トイレ芳香剤が2つも並んでました。



◎What’s this?

じゃじゃじゃーん!「シャボン玉マシーン」!(ドラえもん風)
照明と一体になってシャボン玉が宙に飛び出し
舞台が一瞬にしてメルヘンの世界に。
壇上の子どもたちが満面の笑みで踊りだす。

だけど、口開けないでね。
どうか目に入りませんように。



◎maimaiのデカ足。
愛用の雪駄と足袋。(相方のお下がり)

現場によって、スタッフの好き嫌いで
雪駄率がぐんと減ったりしますが、
わたしは雪駄が好き。

なんだか気持ちが引き締まる
わたしにとって欠かせないアイテムなのです。