The Tsinghua Way !! (中国MBA報告)

中国北京の清華大学で06年9月より奮闘した知られざる中国MBAの体験記。08年7月に卒業しました!

老朽化ビルの化粧直し

2007-09-25 | 北京生活
北京はオリンピックに向けて町並みがすごい勢いで変わってきているが、何も新しいビルばかりが建とうとしているのではない。80年代以前に建てられた比較的古い建物の「化粧直し」も目立つ。こういったビルは相変わらず中身はぼろぼろのままだが(トイレは超汚い!)、まず壁面がガラスで覆われたり(ガラスがでこぼこで改装後も何か格好悪い)、壁面の色が塗り替えられたりする。さらに低層階部分が大改装されテナントが入居する。そのテナントはたいていが格安ホテルチェーンや喫茶店。立地条件のわりにぱっとしなかったビルはこうしてちょっとした複合ビルに生まれ変わる。

格安ホテルの代表格は、私の友人であるベンチャーキャピタリストが投資して06年10月にNASDAQに上場した如家酒店(Home Inn)だろう。上場して資金的余裕もあるのか中国全土に急拡大している。1泊100~200元(約1,600~3,200円)という比較的手ごろな価格で泊まれる上に、インターネットやシャワーなど必要十分な環境も整えられており連日満員。計算したことはないがキャッシュフローは相当いいはず(日本の「無記名式」ホテルと同じ構造)。こうした豊富なキャッシュフローのサービス業がテナントに入り老朽化したビルは蘇るが、どこか町並みが画一的で安っぽくなっていく気がする。

※写真はガラスで壁面を覆って格安ホテルが入った化粧直し後のビル。何か安っぽいなぁ。


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