子育て相談室

子育てで困ったら、相談してください。

武田先生のブログを拝読してー③

2013-02-21 19:18:25 | 教育
「私も教室に行くことだけがイヤだった時もありました。また、あのうるさい、講義を聴かない学生に真剣に教育をしなければならないのは辛いのです。人が一所懸命話していても、メール、ゲーム、私語、ジュースですから、先生が冷静でいろというのは無理なのです。」

「多くの人は家庭の教育が不十分で、学校で暴れるたり、いじめたり、勉強しない子ども(おそらく1割ぐらい)がいることを知っているでしょう。そしてその原因が「優しく育てる」家庭にあることも知っているはずです。でも自らの非を認めたくないので、学校にその責任をかぶせるのはフェアーではありません。」

「学校で授業を聞かず、友達をイジメ、先生が少しでも力で制止しようとすると「訴えてやる」という子どもの存在は誰もがわかっているのです。まずは「当たり前のこと・・・礼儀も誠意もない子どもは学校に出してはいけない」ということを決める必要があります。」


武田先生はブログの中で上記のように述べられた。


◆ 人の問題

「授業中に、メール、ゲーム、私語、ジュース」
「学校で暴れたり、いじめたり、勉強しない子ども(おそらく1割ぐらい)」
「学校で授業を聞かず、友達をイジメ、先生が少しでも力で制止しようとすると「訴えてやる」という子どもの存在」

大学の授業の問題の原因の大半は「制度」にあると述べてきたが、
上記のように「生徒」つまり「人」にも原因がある。

18歳過ぎれば、もう社会人大人として自立してほしいところだが、
日本では、未だ自己中心性が抜けない幼児性を持った大学生を多く見ることになる。

オーストラリアでは、18歳を過ぎると家を出る。
18歳を過ぎても家に居ると、どこか問題があるのではないかと世間から見られる。
自活して大学の授業料も自分で支払う。
もちろん、アルバイトの稼ぎが少なく授業料を払えなくなるケースもよくある。
そんなときには休学制度があり、その間学業をストップして授業料を稼ぐために働くことに専念し、授業料が確保できるようになったらまた学業に復帰する。
それが、制度として許されている。

自腹を切って授業料を払うわけだから、授業も真剣に受ける。
大学の授業が1時間当たりいくらのコストになると具体的に言った学生もいた。
「自立」しているといえる。

日本では、親のすねをかじって、授業料がいくらかかかっているかも知らず、
これでは真剣に授業に臨む心構えなどできはしない。

つまり、
武田先生が指摘されている大学の授業の乱れの原因は、
制度のことを脇に置いて考えると、「人」の問題であり、それは大学生の問題であり、
大学生が「自立」できているかどうかの問題ではないかと思う。

「自立」できた大人なら自ずとけじめある授業態度がとれる。
また、「自立」できた大人であれば、無味乾燥とした大学の授業を見て、血気盛んで伸び盛りの年齢のときに、そこに席を置くことが果たして自分の人生にとってどれだけメリットがあるか、それよりもこの貴重な時期他のフィールドに出たほうが有意義ではないかと考えて、大学へ行かないという選択肢も選べるわけで、それが「自立」した大人の考えではないかとも思える。

中学卒業までは「自立」できなくてもいたしかたないが、高校生にもなれば「自立」してほしいものだ。大学が「自立」した大人の集まりになれば、授業の乱れは緩和され、
問題のある「大学制度」改革にも学生自らが立ち上がるのではないだろうか。
それは、「文部省」が最も望まないことかもしれないが。

霞のかなたで日本の国の主となって身を潜めている者たちは、
若者たちがずっと幼児のままでいてくれることに、ほくそ笑んでいるに違いない。
そんな幼児性の抜けない若者たちは、大学を卒業して社会に出ても、
携帯電話とジュースさえ与えておけば、視線を手元に落としたまま霞のかなたに視線を送ることなく何の疑問も抱かず、人間牧場で飼いならしやすい家畜となって、年貢をせっせと納め続けてくれることだろう。
当人に年貢を納める能力がない場合は、代わって親家畜がせっせと年貢を払い続けてくれることだろう。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿