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コンフェデ初戦間近 6/15

2013-06-15 11:46:54 | サッカー



いよいよブラジル戦だ。およそ16時間前。

順当にいくとブラジルの圧勝。先日行われたフランス代表戦も4-0と圧勝。ネイマールを中心とする強力な攻撃陣が注目を集めているが、注目したいのはゼロに抑えた安定したディフェンス。昨年10月だったか日本代表戦でも4-0であったと記憶している。現ブラジル代表の強さはこの完封するディフェンス力にある。

さらに、現ブラジル代表の強さは、「個」の強さレベルの高さが強調されるが、それ以上に「コレクティブ(組織的・連動性)」なプレイができることに秀でている点にある。チームが一体となって連動性をもって動いていて一人もさぼっている選手はいない。特にボールがないところでのプレイヤーの動きが素晴らしい。これは一部しか切り取って見れないテレビではわからないが、スタジアムで見ると実に美しい。コレクティブなプレイを全員ができるということは「個」のレベルが高いが故と見ることもできる。

攻撃では、ネイマールを中心に特にゴールエリア付近での攻撃が素晴らしい。日本チームの攻撃は中へ中へ(中央へ)と絞り込んでディフェンスをかいくぐっての攻撃が中心で、中央に人数をかけてふたをされると得点の可能性が極めて薄くなる。ブラジルチームはゴールエリアどこからでもシュートが放てる布陣で攻めてくる。四方をマークしないとどこから決められるかわからないので、どうしても守りがルーズになる。サイドを押せえに行くと中央が空き、中央からシュートを放たれてそれをブロックしたとしてもこぼれを周りのプレイヤーが拾ってシュートを決める。

そのゴールエリアの周囲からの攻撃だけでなく、いつの間にかその後方に後ろから上がってきて攻撃に加わり実に分厚い二次三次の攻撃を仕掛けてくる。またそれが敵のカウンターを阻む高い位置でのディフェンスにもつながっている。

思い起こせば「アトランタの奇跡」ということで、オリンピックではあるがブラジルに勝ったことはある。あの勝因は、「スカウティング(敵チームの偵察と分析)」の素晴らしさとブラジルチームの組織力に問題があったためだ。

日本が勝つ可能性を探してみると、10月に対戦したことを中心にどれだけスカウティングができているかのスカウティング力。さらに、地元開催の初戦ということでブラジルチームの精神状態が普通ではなく極度のプレッシャーがかかっているはずで、感情が乱れると普段のプレイができずコレクティブなプレイにもマイナスの影響を及ぼすことが考えられ、そこにつけ込めれた場合だ。

そんな普通ではない精神状態のなか、もし日本が先制点を奪えば勝利の可能性、悪くても引き分けの可能性が出てくる。また、終了15分前まで「ゼロ」あるいは「同点」でしのげば、ブラジルの焦りを誘い、勝ちあるいは引き分けに持ち込める。

それもこれも、日本代表がどういう目的でブラジル戦を戦うかという共通の目的によって違ってくる。「勝ち」を優先するのか、「ワールドカップブラジル大会での優勝」のための準備・布石に当てるのか。

「勝ち」を優先するのであれば、徹底的な「守備」とそこからのカウンターというアウェーでの戦い方に徹する。

目的があくまでもワールドカップブラジル大会で優勝することであれば、昨年10月に当たったときの闘いから得た手応え教訓などをもとにした戦術にトライし、通じることと通じないことをさらにチェックし、本大会でのブラジル攻略法につなげる。

「ワールドカップブラジル大会での優勝」のための戦いの方を選択してほしいが、いずれにしても精神力は技術や能力には関係なく発揮できるもので、ワールドカップ出場を決めた本田の「火事場の底力」を全員が発揮し、「ジャパンブライド」を掲げて堂々と戦ってほしい。それが、発揮できたなら結果はどうでもよいとすら思う。




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