フランクフルトを訪れて、アムステルダムとの違いにふと、気が付いた。
まず、ドイツでは公共の場ではドイツ語が主流で英語のアナウンスは流れない。ドイツ人は英語が話せる人の数が少ないのだ。オランダでは幸いにもだれでも英語を話すし、電車の車内放送、掲示板、あらゆるものに英語の表記がなされている。昨日、ドイツでマインツまで行く電車が脱線して電車がこなくて困ったときもドイツ語でのアナウンスだったから、ドイツ語のわかるRumiがいなければわたし途方もなく待っていたかもしれない。テレビもCNNとBBC以外は全部ドイツ語。映画でさえ、ドイツ語に吹き替えられている。ドイツでは国の文化や言語を守るためにも英語の使用を極力さけているらしい。これはその他のヨーロッパ各国でも同じことがいえるのかもしれないが、その点オランダはあらゆる国の人間を受け入れてきたから英語が共通言語のようになっているようだ。
また、おもしろい発見が、フランクフルトにいると、ドイツ人が乗っている自転車がいかに「きれい」かが分かる。駐輪場もきれいに整頓されている。それに比べて、自転車天国のオランダで、オランダ人が乗っている自転車といえば、中古やどこかで盗んできたような自転車を乗っているひとが多い。自転車の盗難が日常茶飯事なので盗まれてもいいような自転車を好んで乗るのがオランダ人。それに、信号といえば普通は歩行者用だけなのに、ドイツの信号は歩行者と自転車が一緒に表記されている。これもなかなか合理的。ちなみにアムスでは自転車専用の道路と、信号が備え付けられている。