今日の一貫

困難な年という予想に当たっての雑感

あけましておめでとうございます。
年賀状を出すのが何年か前から苦痛になり、殆ど出していません。
そんなこんなで、多くの方々に失礼をしています。
年賀代わりに新年のブログです。

今年からは日本の経済は暗い時代に入りそうです。
選挙はあるモノの、困難が予想されています。
再生のチャンスがあるかどうかは、まさに政策のありようにかかっています。
そうした意味ではまさに分かれ道の年になりそうです。

こんな時には、いたずらな批判も出てきていますが、やはりもう一度原点に立ち戻って考えてみる必要がありそうです。
そうじっくりとです。

とかく、人々は、あれかこれかを言いたがっているようです。
市場原理主義という言説もそんなひとつでしょう。
小泉・竹中政策を市場原理主義という人もいますが、果たしてそうでしょうか?

何とか主義といって物事を理解しようとする思想優位の人々も同様です。
そんなロジックで日本がよくなるはずはありません。
何をどう改革するか、が大事であって、ロジックをいかに作り上げるかが大事なのでしょう。
我が国の人々は常に何かを生み続ける人々であったはずです。
閉塞状況の時には、決めつけによって理解したがるものですが、それには何の生産性もありません。

当面している状況は、我が国の輸出依存型の経済が危機に陥ったということでしょう。トヨタのシステムが果たして今後も可能性があるのか?、、もし、ある種のモデルが崩壊したとすれば、次のシステムを作らなければなりません。
それをどうつくるかへの期待が大事なのでしょう。
経済は、期待のないところに投資はしません。
期待をどう作るかが大事なのでしょう。

現状に問題がある、それをどう改革するか、、
それを何かわかったようなひとつの理由で理解しようとする態度は理性の萎縮でしかありません。
必要なのはそれを実現する国家戦略です。
外需がだめなら内需で、と人々はすぐ言うのですが、すぐにそうなる構造に我が国はない、ということもきちんと認識すべきでしょう。とすれば、人々を養う業を如何に作りだすかの戦略が必要なのでしょう。
私は農業だと思ってるのですが、電池かもしれませんし、あるいはまた医療や介護かもしれません。このままの自動車かもしれませんしロボットかもしれません。それらは、「新経済成長戦略2006」にすでに書かれたことかもしれません。
今年はそうした改革を継続的に進める元年にしなければならないのでしょう。

コメント一覧

鈴木厚志
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
コメントは書きませんが読ませていただいております。
senjuya
豊かな年
為替が上がれば物価が下がって生活水準は上がる。
日本人は再び世界一豊かな国民に戻る。

今年から来年にかけて、日本人と日本の8割を占める内需産業は 一気に潤う。輸入物価が下がるからだ。
GDPに占める輸出産業の比率は2割だからです。

公務員や農産物偽称産業も豊かになりますが
ロイター短観こうみる:日銀短観後のさらなる業況悪化を示唆=BNPパリバ 加藤氏
http://jp.reuters.com/article/treasuryNews/idJPnTK022997420081222
<BNPパリバ証券エコノミスト 加藤あずさ氏>
 製造業の業況判断DIは落ち込み幅、水準ともに過去最悪となった。
とりわけ日本の基幹産業である自動車セクターは、完成車や自動車部品の
輸出が11月時点で前年比30%も減少した上、円高や国内市場の低迷が
加わったため、大幅な減産、人員削減、設備投資の減額・中止を強いられている。
また、海外需要の落ち込みに加え、国内加工セクターからの受注が急減したため、
素材型DIもマイナス64となった。特に自動車セクターの需要減を受け、
鉄鋼・非鉄の悪化が著しい。12月調査日銀短観では、大企業・製造業の
業況判断が21ポイント低下して史上2番目の落ち込み幅となったが、
ロイター短観は業況の悪化がさらに進んでいることを示唆している。

 非製造業でも運輸・電力等を除くすべてのセクターで悪化が見られる。
悪化が著しいのは、不動産・建設であり、建設不況に資金繰りの悪化が
加わって倒産が相次いでいる状況を明確に示している。また、生活必需品の
値上がりは止まったものの、今度は雇用所得環境が急速に悪化を始めたことから、
小売も大きく低下した。
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