今日の一貫

谷津義男先生 農水族の大物が動く  読売新聞

谷津先生、人の良い方で、しかも結構フットワークが軽い。
しかし悪名高い、族議員の大物で読売新聞にその動向が書かれている。
谷津先生が夜動くと農政も動く、といわれているが、動きは新聞社には全て筒抜けな様で、先生にとっては動いてること自体が大事なのだろう。

読売新聞の記事、自民党の新たな票をどこに見据えるかで、谷津先生と、石破大臣の考えが違うという書きぶり。
ところで、Foresightは、「谷津義男総合農政調査会長、加藤紘一総合農政調査会最高顧問、宮腰光寛農林部会長、そして西川公也氏」を農水族四人組と評している。確かにそうなのかもしれないが、誰がリーダーシップをとっているのかはわからない。他にもいるのだが、族議員と他の議員では自民党支持層の票のありように関する認識や分析が違っていることは確かなようだ。

昨日の私の思いと共通。

農村に票があると思ったら大間違いだと私は思っている。
前回民主党が勝ったのは農政ではなく、敵失、、つまり年金問題だ。
また山田元専務45万票はたまたま、組織締め付け。
次の専務に先週就任した、富士さんに
「選挙に出るらしいじゃない、45万票のウラの候補を作るって言う話だが」と水を向けると、
「いやいやそんなことをしたら組織がめちゃめちゃになる」と至極まっとうなことをいっていた。山田さんよりこの人の方が健全思考だ。
農協組織は、かの暉陵衆三先生ですら、しかもかの協同組合新聞紙上で、、協同組合としての資質に課題があるといっているぐらい状態が良いとはいえない。

ともあれ、谷津先生の動きは要所要所で出てくるから、危険。こうしたことばかりしていると、ますます自民党から票が離れていくと、、私は思うのだが、しかし、先生、、票を確保しようとする強い意思をもって行ってるのだから、、。



以下引用
[政治の現場]漂流政局(6)支持層開拓、もがく自民

2009/06/27 東京読売新聞 朝刊 4ページ 1249文字
 11日夜、東京都内の料理屋。自民党農林水産族の実力者、谷津義男・元農相が石破農相と向き合った。コメの生産調整(減反)見直しに意欲を示す石破に、翻意を迫るためだ。
 谷津は「石破さんも大変だなあ」とねぎらいつつ、減反参加を農家の判断にゆだねるという石破の「選択制」案は、党内の農水族から集中砲火を浴びていると説明。「せっかく予算で農家への補助を増やしているのに、違うことを言わねえでくれ」と求めた。
 谷津の頭には、戸別所得補償を掲げた民主党に農村票が流れて自民党が惨敗した2007年の参院選の悪夢があった。
 2人は酒にほとんど手を付けず、3時間も話し込んだ。それでも「減反見直しで消費者を党に引きつけたい」との思いが強い石破は、首を縦に振らなかった。麻生首相から最近、「しっかり応援するぞ」と3回激励されたこともよりどころだ。
 衆院選の苦戦が予想される中、新たな支持層開拓に活路を見いだすのか、従来の支持基盤にこだわるのか。自民党内のせめぎ合いが収まらない。
 小泉政権の構造改革路線は都市部の無党派層の支持を集め、05年の衆院選大勝につながった。反面、医療制度改革による医師会とのあつれき、公共事業削減に伴う建設業界の衰退、郵政民営化に伴う特定郵便局との対立などが進んだ。都市と地方の格差も広がり、改革を進めるほど従来の支持層を傷つけるジレンマに陥った。
 「小泉改革」を総括できないまま、自民党は衆院選の政権公約(マニフェスト)づくりに着手した。麻生は10日、首相官邸に政権公約づくりを担う菅義偉選挙対策副委員長らを集め、「『自民党は変わる』と明確に打ち出す必要がある」と指示した。
 だが、内閣支持率が低迷し、党への逆風が強まる中、族議員の巻き返しはすさまじい。23日に決定した「経済財政改革の基本方針09」(骨太の方針)では、社会保障費の自然増を毎年度2200億円抑制する方針を事実上の撤回に追い込んだ。
 「財政再建を唱える人より、撤回に取り組んだ人を高く評価してください」
 中山太郎・元外相、津島雄二・元厚相ら厚生族議員約20人が25日、党本部で日本医師会幹部と面会し、優先的な支援をさっそく要請した。日医側も「メンバーのリストを頂けますか」と応じた。
 一方、05年衆院選で当選した「小泉チルドレン」の小野次郎衆院議員らは「麻生政権になって、ばらまき政党に戻りつつある」と危機感を強め、政権公約の検討会を結成した。11日の初会合では、「世襲」候補の立候補制限や議員定数削減の先送りに「選挙が終わってからやると言っても信用されない」と批判が噴出した。「引退する小泉さんの跡を継ぐ息子など駆け込み世襲だ」と“恩人”にも矛先が向いた。
 落選への危機感からか、自民党議員のなりふり構わぬ動きも出始めた。複数の閣僚を経験したベテラン議員が、民主党支持団体の連合の高木剛会長に面会を求めたという。連合側は断ったが、ある幹部は「うちにも接近を図るなんて、自民党はそこまで焦っているのか」とつぶやいた。(敬称略)
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