今日の一貫

全国農業会議所からクレームがきました

規制改革民間開放推進会議の農業ワーキング。「県の農業会議の事務局長をやった人はだいたいスーパーマーケットに再就職すると聞いています」との私の発言に、全国農業会議所柚木茂夫さんからクレームがきた。

「事務局長の大体がスーパーマーケットに再就職しているということは事実としてはありません」というもの。

そうか、あったら確かに大問題だものね。市町村の選挙管理委員会が管理し、公職選挙法を準用する選挙で選ばれた人によってなっている組織で、転用を規制しなければならない農業会議の事務局トップが転用を積極的にしようとしているスーパーに再就職などということは絶対にあってはならない。しかもこれは法令業務だ。
柚木さん、この発言に敏感になるのも分からなくはない。
私の事実誤認だったようです。

ただ、もし1件でもあったら、はたして農業会議所はどの様な対応をするのでしょうか?
退職した人だから、処分のしようがない、というのか、農業委員会制度の根幹に関わることだから厳正に対処処分するというのか、専門を生かすのは必要なことなのでどんどんそうしたところに就職せよと言うのか?はたまた、それは就職した本人の個人的なことだから農業会議所は関係ないというのか?たいした問題ではないというのか、どれなのでしょか?はたまた、転用は知事許可、大臣許可なので農業会議所は関係ないなどと言うのでしょうか。
ここは是非聞いておきたいところです。

農業会議所にとっては重要な問題なのだと私は思うのです。農業会議所の存在意義の根幹に関わることと思うからです。1件もなかったら私の発言は間違いでしたと公の場で謝ろうと思います。

話題になってる10月5日の議事録は、ヒヤリングで質問してるもの。このとき私は、専門委員として参加したのではなく、ヒヤリングされる方が言いたいことをしっかり言えて、「これはこういう事を言いたいのですか」、、と整理してやる参考人として参加したもの。このほかにもヒヤリングは結構やってるのですが、公開してないのもあったりで、ヒヤリングはざっくばらんで論点整理の会議ではありません。そうした中での、事務局長スーパー就職発言です。

規制改革民間開放会議での農業Wでの農業委員会・会議所に関する関心は、しっかりと業務遂行している立派な委員会もあるが、そうではないのがあるがそれは何故か?という内容。
農業委員の資質に問題はないのか、委員構成に問題はないのか、選出の仕方に問題はないのか、、等々。農業委員が、転用したい当事者達とどの様なつきあいをしているか結構情報として持っているのですが、、、公職選挙で選ばれた人々がやっていいことなのかどうか、、、、。
私は、農業委員会は、土地収容委員会のような第三者機関にした方が公正性は保たれるし、専業農家を入れた方が規模拡大・構造政策は進むのではないかと考えていたのですが、農水省の公式見解は、選挙で選ばれた組織だからこれ以上民主的で公正なものはない、というもの。
とすれば、その民主的で公正ななルールで選ばれた人たちが、転用に際してどの様なことをやっているのか、、、ここは農業会議所がどのような指導・監視をしているのか是非教えて欲しいものです。柚木さん是非お願いしますよ。

またこのクレーム役職名がついていましたので、農業会議所の公式クレームとしてて受け取っておきたいと思います。
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