今日の一貫

山形97号に期待すること コメフォーラム

14日、山形コメフォーラム  キャッスルホテル
山形97号のブランド化戦略
山形には、「はえぬき」という良い品種がある。
品質が安定している上によく売れる。
業務用として定着。
また山形コシヒカリは、良い価格が取れる。
1万トンぐらいか?
にもかかわらず、山形97号で「新潟コシを超えるコメを」という花火を宴用というもの。
知事命令。

しかしコシを超えるとは何なのか?
はえぬきは、知名度が低い、コシは山形の品種ではない、が理由。
だとすれば、知名度が高い山形のコメにすれば良い。

ただ、それは何のためか、、、といえば、農家を元気づけるため、、だという。
となると、売れて価格が取れて、、ということになる。

コシを超える価格なら、①低アミロ-ス米、②減農薬や有機米、③流通で革命をの三つしかない。①はもう品種ができてるのだから、論外。②はこれから生産者の努力で可能、、、しかしこれはどの品種にも当てはまり、山形97の知名度を高めるには至らない。
とすると残りは、③流通しかない。
しかしここに課題が。、

米は、生産サイドと流通サイドの意識ギャップが大きすぎる。
全農の考えが産地にはいきすぎていて、まともな市場動向や流通の状況に関する認識が現実からかけ離れすぎている。価格が下がるのは何かそこに人為が働いて自分たちが不当にいじめられているからとする認識がある。他方、流通は売れるか売れないかと言った、超現実論。

だから食味がいいだけでは、セールスポイントにならないにもかかわらず、食味が良いから、「コシヒカリを超えられる」となってしまうのが生産サイドの考え。

しかし、それはない。
が、、それでも、流通過程で、ブームを作ることはできる。
そのためには、マーチャンダイジングをきちんと考えること。

まず長期間で考える。最初の5年間は知名度の浸透。
県内でのポジショニングをきっちり考え、はえぬき、山形コシは今のまま。
まぼろしのコメ戦略を採る。

①商品特性  食べるシチュエーションは?
 ご飯、おにぎり、弁当、寿司、リゾット、パエリャ、ドリア等々。やはりご飯。
 とすれば炊飯特性もはっきりさせる。ご飯になってはじめて商品特性が明確になる。97の炊き方キャンペーンが良い。

②量
私は1万トンといってるのだが、県は3,5万トン。
多すぎないか?
97の中でもプレミアム米を作る。
生産管理徹底。
土作りは必須、できない農家は作らせない。

③最も重要なのは、誰が販売の主体か?
97物語が必要、、、
地球を救う97も良いが何か特徴のある物語を、、、
全農山形で婦rがいれば彼に任せる。
あるいは、農協間で競争させる。


5年後、県を超えた南東北で一つのブランドを作る。

等々、
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