毎日更新!中谷比佐子のきもの365日

きもの日記です。さて何を着よう?と思ったときの参考にも

絹縮み

2011年06月05日 | きもの
雲は厚いけどその奥から照りつける太陽光線は強く
先般廣島のホテルで衝撃的に買ってしまった日傘に守られ
表参道まで

「恋する雪さらしの里」
というテーマで小千谷のきものの発表会が
表参道の新潟館「ネスパス」で開かれています

通りでパッタリ主催者側の樋口隆司さんに出会い
奥順の社長の託を先ず述べまして会場へ

そうそう今日は「絹縮み」を着ています
これは樋口さんが開発した布で
提案者は米原さんだったのですが
その場にいた私も絹縮みという名前を提供

つまりは
小千谷縮は麻ですが其れを絹の反物で作ってみましょう
というわけで樋口さんは今から23年も前に完成
もう気持ちがよくて丁度今頃更に秋口
そして冷房の効きすぎたホテルなどに行くときはとても重宝でした

もともと縮みでしわがあるので
旅行着としてもうってつけ
「何枚持っているの?」
アレコレアレと数えて6枚よほど気にいってるんだわ

しかし
中越地震で湯揉みの出来る方がお亡くなりになり
途絶えてしまったのですね
地震のお見舞いに行ったのに
樋口さんのところにあった在庫を全部買い占めちゃった

でもそれはかねて狙いをつけられていた方達に行ってしまいましたがーー

今日
「やっと絹縮みを作ってみましたよ」と絹縮みがよみがえりました
前より優しくお品がいいので個性的ではなくなっていますが
着心地はいいでしょう