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Ride Motorcycle

趣味のバイクとの日々を綴っています。

突き放されてしまいました。

2007-11-18 00:48:00 | DUCATI


モンスターの修理が終わり、近所をちょこちょこ走り回って試運転を重ねていたのですが、特に以上が無かったのに加え、ようやく慣らし運転距離が2500kmを超えましたので、天気のよさもあってすこし遠出してみました。

高速道路に乗り、横須賀の観音崎までショートツーリングです。

この辺は昔に比べて、道がとても綺麗になったと思います。
こんな南国風の街路樹なんて確か無かったような。
何本か強風のためか?骨折していますが・・・
街中もそれほど渋滞していなかったので、しんどい思いをせずに辿り着く事ができました。


観音崎は強い風のせいか、雲ひとつ無い抜けるような青空でした。
その中に白亜の灯台があり、目を凝らすとうっすらと月も見えました。
学生の頃、授業をサボってこの辺まで走りにきて昼寝して帰ったことがあったのですが、その頃と変わっていませんね。


この辺は東京湾の入り口のすぼまって見える部分ですから、対岸の千葉が肉眼ではっきりと見えました。
吹き付ける風は革ジャンの上からも冷たく感じ、冬の訪れが近いことを予感させます。
そろそろ本格的な冬支度の準備をしないとですね。

と、ここまではまったりツーリングでした。
帰り道、高速湾岸線料金所での料金支払い後に、初スロットルを100%開度まで開けてみました。
いままではmaxで30%程度に抑えてきたので、結構どきどきしてます。
相変わらずのビビリミッターで2速からのアタックです。
そろそろとスタートすると、ETCレーンから結構な勢いで国産スポーツワゴンが飛び出てきたのですが、多分大丈夫だろと本線合流準備。
1速はそこそこに、2速にシフトして全開。
瞬間にワゴンは後方彼方消えて、多分タコメーターの後半くらいでフロントがポンッと上がって、3速に。
とここでスピードがとんでもなく出そうでしたので止めておきました。

タイトルの ”突き放された”の意味ですが、慣らしの間はだんだんとフレンドリーに感じてきたS4RSでしたが、それはスロットル開度30%くらいでかつ、回転数も7000rpmまでの話だったということなんです。
これ以上速いオートバイはそれこそ沢山あるのでしょうが、僕にはこのツインとは思えないエンジンパワー・加速に「また出直してきなさい」と言われてしまった様な印象で、そんな感じをタイトルにしてみました。

とは思いつつも、S4RSの新しい一面にちょっと感動。
でも自制しないと、免許証の点数が危ないです。
むぅー、久しぶりの100馬力超えマシン、目がついていかないかも(汗)


テクニカルドキュメンテーション

2007-11-12 00:46:00 | DUCATI
販売店から連絡があり、待ちに待ったテクニカルドキュメンテーション(サービスマニュアルとは言わないみたいですね)を引き取りに行ってきました。
もう印刷・製本の時代は終わったようで、CDになっておりました。


値段は5620円で、ファイルはPDFになっています。
目次や、文中のハイライト部をクリックすると必要なページに飛ぶという感じです。
本に慣れていると、最初は面倒臭いなぁというふうになりそうです。
さすが電子ファイルですので、ファイルを開くと数ヶ国語が選択できるようになっていました。
早速今まで作業した部分を確認してみたところ、特に問題はなかったのでホッとしました。

ついでにB/Oだったパーツも一部入荷していたので、引き取ってきました。


フレームスライダーと、リヤアクスルのスライダー、クランクポジションセンサーです。
揃うまで待つのも何ですから、これらをまず先に装着・交換することにします。
いい加減乗りたいですしね。


メーカー指定部品

2007-11-05 00:44:00 | DUCATI
S4RSのユーザーズマニュアルを見ると、技術仕様書にエンジンに使用する油脂・冷却液の銘柄について、細かな指定があります。
また車体にも、使用する油脂の種類についてラベルが貼付されています。
高出力車には乗ったことがない僕ですが、どうやら近年のスポーツカーには、このような使用部品が指定された車両が増えてきているようです。

「壊れなければ何を使っても良い」「高いからそんなものは使わない」「安いオイルをこまめに交換していれば十分」等々・・・
お小遣いに限度がある僕には、魅力的な言葉が並ぶネットの書き込みが心地よく思える時だってありますよ。
何の根拠もない、いわば都市伝説みたいなことですけどね(笑)

先日開幕した東京モーターショウの日産の目玉としてGT-Rの復活が、話題となっていますが、そのGT-Rには事細かに交換時の使用指定部品があるそうです。
耐久性など関係がない、一般ユーザーや過激なチューニングショップの車両ですと、度肝を抜く馬力アップの車両は見かけますが、メーカーが「保障」する性能維持ともなると、話は違ってくるようですね。

面白かった参考サイト

自分の都合だけではなく、様々な情報の本質を的確に捉えて、変化に柔軟に対応できるようにならないと、痛い目にも遭いそうです。
まぁバイクの話だけではないですけど。


パーツ到着2

2007-11-03 00:36:00 | DUCATI
では元通りに組みつけていきます。
コイルを元に戻して、配線をしっかり取り回して、配線押さえのステーで固定して・・・



内部のスクリューは、ロック剤が塗布してありましたので、ねじ山を清掃してから脱脂して、ロック剤を塗布してから組み込みました。
ここで失敗。
カバーを組むときにカバーの一部が、フレームとのクリアランスがほぼ無くなる位置があるのですが
他の部分の配線に気をとられ、その部分にポジションセンサーのシールドコードを挟んでしまいました(泣)



シールド部分も破けてしまい、内包されたケーブルも潰れてしまっています。
補修も考えましたが、悩んだ挙句変な修理を行って、ノイズ進入や絶縁不良で路上故障するよりも確実な方を選ぼうと、パーツは交換することにしました。



センサーが届くまでは、ぽっかり穴あきです。
このセンサーの取り付けには、調整式のシムを挟みます。
加工の個体差を吸収させるためなのでしょう。
パーツリストを見ると、真鍮製の厚さが3種類あるシムが設定されています。
パーツリストはダウンロードできるので非常にありがたいのですが、肝心なサービスマニュアルがないのは非常にイタイです・・・

昔の2サイクルバイクのクランクケースを合わせるときのように、エンジン側とダイナモカバーの双方の接合面の古い液体パッキンを、スクレッパーで除去してから、十分な脱脂を行い、注意深く液体パッキンを薄く塗布してから、組み付けました。
ただ、ウォーターポンプの噛み合いができていないと組み付きませんから、インペラを手で回転させながら、組み付けます。

では、新しいウォーターポンプカバーの装着です。
組む前に双方を比較しえ見ると、新しいカバーの形状が異なっています。



具体的には、ボルト穴の部分の形状が変わっており、パーツとして購入した方が、強度的に有利な形状のようです。
設計変更があったのでしょうか?

ここまできたら、あと一息です。
シフトペダル周りを組み付けます。


ロック剤が塗布してあったと思われるスクリューには、同じようにロック剤を塗布してから組み付けました。
結構輸入車ってロック剤を使用している車種が多いような気がします。
いずれにせよ、走行中に緩んだら怖いですから、念入りにしたいところです。
そうこうしているうちに、なんとか組みつけが終了しました。


お、スプロケットカバー忘れてた(汗)


パーツ到着1

2007-10-29 00:32:00 | DUCATI
予定通りに修理済みのオルタネーターカバーが到着しました。
サービスマニュアルが信じられないことに未発売のため、締め付けトルクや、寸法規定値等がわからないということが、非常に不安なのですが様々な事例等を参考にしてやってみようと思います。


了承済みなのですが、カバーの塗装の色が少し違っているようです。
ストックはフレークが荒めに見える鮮やか目のシルバーなのですが、修理品はチタンメタリックのような感じでした。
ひっくり返すとTIG溶接での補修痕が見えます。


大丈夫でしょうと思い、今回はクランク(ローター)のベアリングとインペラは外さなかったのですが、SAOさんで万が一の熱影響を懸念して、一度外してからの補修になったようです。


クラック部には強固に肉盛をしていただいたので、裏側はビードが良く見えます。表側は修正と塗装のおかげで痕跡は皆無ですが・・。
心配していた歪は定盤上で測定したところ、最大で0.15㎜程度出ていましたので摺り合わせを行って0.1㎜以下程度にしています。
高圧のかかるシリンダヘッド等ではないうえに、比較的フレキシブルなシール剤でのシールですから、ここは目を三角にして・・・ではなく、程ほどに仕上げました。

分解時に冷却ラインのホースを取り外すのですが、ウオーターポンプカバーへの接続部分のホースバンドは、スクリューでリユースできないタイプでした。
というか、リユースできるのかもしれないですが、初めて見るものでしたので再使用はやめ用品店で購入してきたSUSの汎用ホースバンドを使用することにします。


締め付けない状態では、フック状になった部分と反対側の溝部分を勘合させると、リユース可能そうだったのですが、ホースを良い塩梅で締め付けた状態での勘合は、手持ちの工具では困難でしたので、止めておいた方がよさそうです(笑)


取り付けた感じはこのような感じになりました。
左はストック、右がリユース可能なスクリューで締め付け径を調整できる汎用品。
ストックのバンドは、締め付けた際の余分な締め代がなくてすっきりしています。
良く見るタイプだったのですが、比較するとストックの方が仕上がりがはるかに綺麗ですね。

機能としては同等目的のパーツでも、機能美の概念を加えてみるとどうか・・・
そんな意味での良い比較サンプルかもしれません(笑)
ポンプからラジエターまで、ラバーホースをそのまま伸ばせばよいものの、わざわざ表面処理を施した、アルミニウムのベンドパイプを使うぐらいですから、もう少しパーツをそろえてからでも良かったかも・・・反省

確かに、機能・実用オンリーだと商用車やストイックなレーサーになってしまいます。
それはそれで良いのですが、遊び心とでも言うのでしょうか、少し加えただけでバイクがぐっと輝いてくるセンス。
僕はその辺の修行が、まだまだ足りないのでしょう。