goo blog サービス終了のお知らせ 

Ride Motorcycle

趣味のバイクとの日々を綴っています。

シーズン初スキー

2015-02-16 23:40:00 | 旅行
新潟県の妙高へファミリースキーに
身内には20年ぶりという強者もいるので、怪我が心配なところもあります。

到着まで5時間ぐらいかかったものの、さすが新潟、コンディションは最高でした。
雪嵐の天気予報だったため、心配していたのですが、良い方向へのハズレ。

寒いけど、とっても良い景色。


妙高杉ノ原スキー場は子供のリフトが無料なうえに、20歳も無料なので助かります。
これからのスキー人口開拓には良い施策だなぁと思います。
(プリンス系列のみ?)
でも、カレー1000円は高いぞ!!

圧雪部の雪質は片栗粉みたいなサラサラで、板で押すとキュキュッと鳴く良い感じ。
非圧雪ゾーンは、フワフワのパウダースノーでした。
遠いけど来た甲斐がありました。

お宿は古いけど見晴らしが良く、温泉で日頃の疲れも癒されます。

夕食には上越の「スキー正宗」という、冗談のようなネーミングの日本酒で一杯。
あっさり辛口で、料理にも合うお酒に感じます。
本当は新潟のお酒をたらふく・・・と行きたかったのですが、次の日が辛そうなので我慢ガマン(^_^;)

2日目は吹雪いてしまいましたが、滑走できないわけではなく、人が少ない分落ち着いて遊べます。

天然雪の良さを満喫できましたが、いかんせん遠過ぎなのが残念。
4WDのクルマが欲しくなりますね。


のこぎり山

2011-09-10 23:03:00 | 旅行
鋸山(のこぎりやま)、正式には鋸山 日本寺
千葉県安房郡鋸南町鋸山に位置するそれは、僕の中ではノーマークの場所でした。
なぜなら、バイクが通行できないし、なんだか渋すぎてちょっと・・・
でも最近、千葉ツーリングの時にちょくちょく麓を走行する機会が多く、”いつかは鋸山”なんて思っていたのですが、ふとしたきっかけで訪れることに。



アクアライン海ほたるに立ち寄ったのは、横浜川崎エリアでは数少ない伝説の ”ラスポテト” を供してくれる店があることから。
しかし美味しいですね、ラスポテト。
高校の頃によく立ち寄った、正門前のお店が懐かしい。


ここが料金所。
支払の時に鉢巻きを締めた有料道路料金徴収のおやっさんが言う
「今日、ホントは16:00までだけど、30分延長してあげるよ」と・・
ものすごい職務権限を持ってる人だな、いったい何者なんだ???


かなりの急坂で、青空ばかり見ながら登坂します。
晴天の日は最高でしょう。
子供たちも大はしゃぎのようです。


車窓より望む東京湾は、まるで瀬戸内海のようです。
うん、僕が鋸山観光株式会社?の広報だったら”房総の瀬戸内”と名付けよう(笑)


かなりの急坂とヘアピンカーブ、白化したアスファルトを見ていると、バイク通行禁止がなんとなく分かるような気もします。
でもこういう風光明美な場所こそ、海風を感じて走ってみたいんですよね。


一体ここは何処なの?というぐらい、きれいな風景です。
遠くに見えるオムスビは富士山かな?


車を降りて、トレッキングです。
全てのコースを回ると、2時間以上はあるのではないでしょうか。
数ある人気スポットの一つが、この「地獄のぞき」です。
相当な高度に張り出した、補強も何もない石(凝灰岩)ですから、これまた相当に高リスクと思ってしまうのですが、来たからには覗いてみましょうか。


高所が不得手な嫁殿は拒否されたので、僕と子供たちで覗いてみました。
山肌は所々削り取られた痕跡があるので調べてみたら、この山は良質な石材が採れるということで、昔は有名な石切り場だったようですね。


山頂付近には名前通りの大仏が鎮座しています。
隔世感のある場所なので、聖域とか浄域のような雰囲気も漂っています。
このあと1時間以上トレッキングしました。
僕の家族はハイキングとかトレッキングが好きなようで、体力不足な僕にはつらいのですが、達成感を共有できるのは良いのかもしれません。


帰路の鋸山有料道路。
バイクで来れない悔しさは、車の窓とサンルーフを全開にしたセミオープンな状態で開放することに。
遠くの雲に浮かぶ陸地は伊豆大島かな?


帰りは僕以外爆睡でしょう。
さて、久里浜フェリーで帰るか、どうするか。


ヘルメットを脱いで

2010-03-01 22:58:00 | 旅行
お世話になっている山道のふもとの温泉旅館に、日頃の感謝をこめての宴会旅行に行きました。
渓流沿いの滝のある露天風呂や海の幸に舌鼓を打ち、結構幸せな気分です。


シールド越しには見なれた景色も歩くと新鮮です。
いつもバイクで後ろにくっ付いて走るバスに、初めて乗りました。
頑張って走ってましたよ!!


二日酔いのボーっとした気分は、澄んだ冷たい空気のなかの朝風呂で洗い流されて、朝食の熱いお味噌汁と焼き魚に珍しく食欲もわいてきます。
ズズーーっと味噌汁を啜っていたら、パーーーーン、バィーーーンと甲高いマフラーの音が何台も・・・
ライダー諸君、湯河原温泉街を抜けるまでは回転上げてはいけませんぞ!


帰りは贅沢気分でグリーンでまったり。
たまには電車で”走る”のも良いものです。


続、今年の夏休み

2009-08-31 22:50:00 | 旅行

海沿いから阿武隈山地に向かい、人里がどんどん遠のくのに比例して、水の
透明度は上昇し、ついに天然のイワナが住む千扇川(せんのうがわ)まで
辿り着きました。
とはいえ、まだまだ目的地はさらなる山の奥です。



舗装前ならば、オフローダーが武者震いするほどの酷道を予感させる山奥の
林道を、生い茂る草木を藪かきしながらこれでもかと進んでいきます。
制御不能の生命力の圧迫感か、または威圧感からか乗員皆、段々と口数が
少なくなってきました。
僕の場合は、対向車が来たらどうするかのシミュレーションのために口数が
少ないのですけどね(笑)


「もういい加減・・・」と思い始める程、長らく林道を進むと舗装は途切れ
未舗装路を少し辿り、車両進入限界地点に到着しました。
そこからはタイヤではなく山道を自分の足で歩きます。


その行程からは、聖地と言っても良いほどの平伏沼(へぶすぬま)はそこに
ありました。
ここが天然記念物モリアオガエルが産卵する数少ない(少なくなってしまった)場所です。


沼周辺の森の中で見つけたカエル。
これがそうなんだろうか??
時期的に、オタマからカエルになったばかりの頃っぽいのですが。

いずれにしろ、こんな環境でしか繁殖できなく、簡単に踏みつぶされて
しまう弱者は、強者の余裕で守ってやらないとだめなんでしょうね。
人間社会も一緒でしょう。
最近は弱肉強食色が鮮明になってきた世相な気もしますが、そんな政治
やってるようでは、一部は栄えても人間は駄目になると思います。


皆様、結構ご満悦のようで良かった良かった。


このバイクで走行できたら、チャレンジャーだよな・・・
場所は変わって、そんな看板のある高塚山登山道入り口。


ここは山頂
ここまで約1時間かかりました。


この大岩はぺらぺら石と言うそうです。
この岩の上がまさに山頂。
名前の由来は薄っぺらということではなく、何でも昔の人がこの岩に
乗っていつまでもおしゃべりしてたとか。


サラサドウダンと思って撮影した花
山小屋のおじさんに見せたら、それはトリカブト!だって、笑われ
ちゃいました(汗)
とまぁいろいろありましたが、うちの子にはこれだけ苦労しないと
出会えない命があるってことを、今は分からなくても将来思い出して
もらえたらいいかなと思います。

最後に自分に一つだけ言えることは、たまに歩いたからってメタボ体質は
改善されないよ、ってことでしょうか(笑)


今年の夏休み

2009-08-28 23:08:00 | 旅行

≪いつの年齢でも「初心」を忘れるなと、世阿弥が言うのは、どんな年齢でも
その時にぶつかる新しい課題があって、そこでは、やはり基礎的な訓練が必要に
なるからだ。
しかしいまさらそんな訓練と思うことがあって、安易なインスタントメニューで
課題にぶつかろうとする。それがだいたい失敗のもとである。
そんなことですますくらいなら、課題などからは逃げたほうがましだ。≫
処世術は世阿弥に学べ! 土屋恵一郎 岩波アクティブ新書2002年2月5日刊


明大法学部教授が、世阿弥の風姿花伝から現代のビジネスマンに求められる
処世術を解説したちょっと面白い切り口の著書に、このような印象的な一節が
あった。

僕もこの一節に同感し、先日わざわざ統計学の講義を受講しに行った訳で
ありますが、現代ではパーソナルコンピューターや解析ソフト、インターネットの
発達によって、あまりに簡単に課題を消化しているきらいがあるように感じます。
そのことが絶対に良くないと否定する気はさらさらありませんが、やはり物事の
結果を深く追求するためには、そのプロセスも重要と僕も思います。

とまぁ、うちの子にもネットやテレビだけの情報ではなく、汗を流し、肌身での
さまざまなことを体験させてやりたいということを、今年の旅行の柱にすることに
してみました。
一応テーマは地球・環境なんて決めてみます。

初日は地球の営みの足跡探しから。


ここは福島県いわき市のアンモナイトセンターです。
ここは化石発掘体験ができ、発掘した化石を持ち帰ることができます。
化石で検索すれば、一瞬でヒットする画像の山
そんな簡単に化石は見つかるものなのか・・・
髪の毛から汗が滴るまで、ハンマーとたがねで、岩肌を掘っていきます。
ちなみにここ、ふるさと創生事業で作られたとか。
宝くじ1億円分購入して大損したどこかに比べれば、相当有意義な使い道かな。


気が遠くなりそうなほど掘り進むと、化石を発掘することができました。
イノセラムスは8500万年前の二枚貝で深海に生息していたそうで、またこの
貝が出る地層は、お約束の、いわば年代のベンチマーク的なものになっている
そうで年代を知る貴重な手がかりになっているとか。

しかし8500万年前、僕も子供たちもいまいちピーンとこない。
なのでお金に例えて家族で考えてみました。
人間の寿命は85円、人類がサルから分岐したのは500万円前、イノセラムスは
8500万円前、アンモナイトは2億5千万円前!
すごいよねー、ってお金ってものすごく現実的なんですね(笑)

</object>

このような山の中腹も、太古は海底だったわけで、二枚貝やアンモナイト
サメの歯や、この近所では恐竜も発掘されるという、今はかなりの田舎ですが
太古の昔は大都会だったのが面白いです。


大汗かいた後は、波が気が遠くなるような時間を掛けて浸食した絶壁を横目に
透き通った水流の川で水泳です。
スイミングスクールの塩素臭いプールしか知らない彼も、川底の大きな蟹に挟まれ
ないように、満身の笑顔でアザラシのように泳ぎます。
ちょうど海が干潮の頃、河口で泳ぎ始めたのですが、満潮になってきたらみるみる
水深が増して、水の面積が増えてきます。
潮の満ち引きも運よく体験することができました。


たっぷり遊んでお腹も鳴り始めたころ、ここの近所の漁港で獲れたてのアイナメの
炭火焼で栄養補給。

今晩は泥のように眠れそうです。
明日はカエル界のプリンスに会いに、一気に天然のイワナ我が住む清流の、さらに
奥深くまで林道を登り、車を捨て山道を歩いての聖域を探訪する予定です。