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Ride Motorcycle

趣味のバイクとの日々を綴っています。

サスペンション/空気圧の観察

2011-04-10 23:40:00 | YAMAHA TZR250 (1KT)
今日はTZRのサスペンションの煮詰と、空気圧の設定にFSWへ
いいなぁ、みんなトランポ持ってて。
僕は、、、自走っすよ、コケたら帰り宜しくお願いします。


おニューのパールホワイトのラパイド、流行してるので目印をつけておかないと分からなくなります(汗)
そういえばグローブも・・・


まずは、どノーマルセッティングでコースイン
タイムを上げようとするとS字の切り返しで、何度か転倒しそうに。
公道ではしっとり良い感じだと思っていましたが、クローズは別物ですね。
前後サスペンション共にバネが柔らかく、伸び側のダンピングも弱いので切り返しでダイナミックに姿勢を変える動作をすると、沈み込んでいたバネが大きなストロークで一気に伸びて、結果的にタイヤの荷重が抜けて大きくスリップする挙動を示します。


ストックの状態では底付きはしないものの、結構目いっぱい気味にストロークしていました。
この状態では、前後サス共にブヨブヨ動きすぎるので、コーナリング最中にカウリングが頻繁に接地してしまい、思うように安定してくれません。

このサスペンション特性に合わせようとすると、要はメリハリを弱くするような方向となり、今回走行したタイトなコースでは大きなライン取りとなりタイムが全然伸びなくなってしまいます。


けれど幸いにして、TZRはプレロードアジャスターが前後サスに装着されているので、次回からはまずはプレロードでの調整を行い、フロントはフォークオイルの最適化、リヤはダンピング調整ができないので、フロントでどこまで煮詰められるかという線で、楽しんでいこうと思います。
余裕があればサスペンション交換で、と行きたいところですがノーマルの限界も知りたいところがあります。


空気圧のセッティングは、まずはどの程度内圧が上がるのか調べてみました。
ノーマルからの変更は
F:175KPa→150KPa
R:200KPa→175KPa

最初は剛性感が落ちて走り辛かったものの、タイヤが温まるとかなりのグリップ。
前回の標準空気圧走行ではフルバンクでのスロットルONで、タイヤの滑り出しが比較的速く、あるポイントからより寝かすことが怖く、よってサスペンションのアラも目立たない状態。

今回の空気圧ではもう一歩バンクさせることができるようになったので、今度はサスペンションの動きが走りに合わなくなったようです。
なるほど、こういう自分/マシンの限界・不満を体感してからの改善は面白いかも。

しかし走行を重ねていると、滑り出しが元に戻るような感じです。
結局空気圧は、55KPa(0.55kg/cm^2)上昇したことが分かりました。
ずいぶんと内圧変化するものです。
それ以下まで抜くと、現在のサスセッティング・路面温度・走行コースでは剛性感がかなり無くなってしまい、ダメでしたねぇ。


タイヤも僕の拙い走りの割には良く踏ん張ってくれました。
欲を言えば、もう少し剛性が高くグリップも強烈なBRIDGESTONEのBT45SSを履いてみたいかな。
これは次回タイヤ交換までのお預け。


自宅に無事到着し良く見たら、カウルが変形してエンジンに干渉してしまっていて、ショショショック!!!!

しかし大工さんのNS50、かなり金額がかかったようですが奇跡の復活を遂げたうえに、さらに乗りやすくなっていてビックリです。
しばらく乗せて頂いたのですが、正直1KTよりタイムが出ます(汗)


☆TZR備忘録
 前回ベストタイム35.00 → 今回ベスト34.90
 0.1縮んだけど  お、遅いよ・・・


山道訪問

2011-03-27 17:58:00 | YAMAHA TZR250 (1KT)
TZRの外装を磨き終えたので、コソっと山に行ってみました。


節電の為、外装はコンパウンドを使い手磨きです。
赤切れにコンパウンドが詰まり、除去するのに痛い思いをしましたが、それなりに綺麗になり満足かな。


タールやスラッジで目詰まりしていたマフラーは、結局取り外して焼き上げることに。
サイレンサーは焼いて焼いてブラッシングし、マフラー本体はクリーナーで清掃し、カーボン・タールを一通り落としたので、タール吹きや過剰な白煙は皆無になりました。
ただ掃除しきれなかった中央部には、おそらく残っているタール分がこの先徐々に排出されるでしょう。
乗るときのウェアは黒系で。

悲しいかな、結構ライダーで混雑している道路は、みんなに抜かれます。
速度の問題ではなく、排ガスが嫌なんでしょう。
会社のツーリングでも前に2サイクルバイクが数台走っていると、休憩のとき「参ったよなぁ、さっきの2スト・・・」なんて話題になりますから、肩身が狭くなります。
黒煙ディーゼル規制前夜の頃を思い出します。

250ccの2サイクルに乗るのは、実は相当久しぶりです。


あくまでこの個体の話ですが、乗り味は・・というと

☆低速(低回転)域
全くなし、クラッチミートは4000rpm程度でミートしないと、長い半クラが必要。

☆中/高速(回転)域
2段階加速しました。
6500rpm手前程度からパワーバンド、一旦8000rpm過ぎで落ち着いて9000rpmから二段目のパワーバンド、10000rpm少しで頭打ち

途中クローズコースに立ち寄り、ストレートで最高速を試みたところ170km/hで頭打ち、伏せると180km/h近くまで徐々に伸びそう(ストレートが終わったため断念)
頭打ちのところが丁度2段あるパワーバンドの谷に当たるので、そのせいかもしれません。
9000rpmからの2段目パワーバンドは250とは思えませんねぇ。

☆山道
公道に戻りm山道へ。
4U0対比での話です。
倒し込が異常に軽く、コーナー途中のギャップでもフロントの収束が早い。
その分コーナースピードが上がる。
ペタペタ寝るので、リヤの荷重を意識しないでいい加減に乗ると、若干リヤが滑りやすい。
ノーマルフォークはかなり優秀で、程よい柔らかさとコシがあってコーナーイン間際にフロントブレーキを多少残してインすると、向きの変わり方が目から鱗。
とにかく軽いことに加え、フレーム剛性が高くて荒れた路面では安心感が大きい。

低/中回転はトルクがないので、山の登りで頑張ろうとすると、頻繁なチェンジとスロットルワークが必要。
僕の腕ではブレーキ/シフトミスで7000rpm以下に落ち、かつチェンジができないコーナー中はチョコっと半クラ当てが必要でした。

どこでも速く走ることができて、レースにも勝つならホンダ
腕を磨かないとダメだけど、機械を上手に操作した結果、楽しく走れることに喜びを見出すのがヤマハ、、のような印象を受けました。

あくまで25年以上昔のバイクでの話ですけど(笑)


寒いし、この後は吹雪と路面凍結で下山するまでは30km/h走行でした(泣)


フォーク磨き

2011-03-01 23:10:00 | YAMAHA TZR250 (1KT)
あらまぁ、これはこれは・・・

なかなか老化した角質層が、と思わせるほどの冬のかかとのようなフロントフォークのボトムケースです。
さすがに人肌のように、軽石で擦るわけにはいきませんね。


120番の粗目のペーパーで、劣化したクリア塗装と腐食生成物をある程度除去した後、スポンジサンディングパットという製品の粗目でサンディング。
鏡面は面倒でしたので、純正ヘアラインに近づくように、円周方向へ擦っていきます。


スポンサンディングパットは見た目よりも切削力はバツグンで、それなりの労力は要りましたが、ほぼ地肌が見えてきました。
これでも十分な感じですが、もう少し滑らかにすることにします。


今度は中目の番手でサンディングです。
この作業にマスクは必需品で、マスクをしないと後々病気になるんじゃないかと思います。
酸化アルミなんぞ肺に入ったら、粉じん災害と同じようになる気がします。


ほぼ綺麗になりましたので、サンディングはおしまい。
このままクリアでも吹いてあげれば、遠目には十分でしょう。
でもクリアの下に錆が出たときの補修がが大変ですので、定期的なメンテで維持することにして、今回はクリアは吹きません。


最終仕上げに防錆と艶出しを期待して、マザーズで軽くポリッシュしました。
軽く磨いただけなのにものすごい艶ですね。
マザーズは一度磨き始めると、キリがないので程々にしておきます。
残る宿題は外装の磨き残し部分の仕上げ程度でしょうか。
これはぼちぼちやっていきます。
さて、出動準備完了です。



磨き好きの方、輸入バイク乗りには定番アイテムですね。


シェイクダウン2

2011-02-27 22:24:00 | YAMAHA TZR250 (1KT)
2日連続で富士スピードウェイへ
今日は友人たちと一緒です。

昨日の課題のうち、低速トルクが弱い気がすることの対処のため、ニードル位置をストックから1段階濃くしています。
冠雪する富士山のふもとですから、薄くなってるのかな?

オイル飛びは、オイルポンプ位置が濃くなっていたので、基準値戻しを実施。
タイヤの空気圧は指定通りF:1.75kg、R:2.00kgです。
接地するバンクセンサーは取り外してバンク角を稼いでいます。


昨日覚えた曲がり方に沿って、今日は更なるタイムアップを狙う予定です。
今日はフロント荷重の掛け方を練習してみました。

何回か乗り方を試してみると、意図的にフロントに荷重を掛ける訳ではなく、セパハン+ハングオンで伏せ気味に乗った時の、自然な荷重の掛け具合が一番しっくりくることが分かりました。
この乗り方ですと、オーバースピード気味で突っ込んでフルバンクさせても、フロントが逃げることなく、アクセルオンでリヤからワクワクするほどに旋回します。

今度はその乗り方を基本に、車体の安定が初期型RZ対比がっちりしているので、友人のnumaさんに教わった、オーバーステアを利用する乗り方を練習してみました。

1KTはステップが接地して、ぐにゃっと曲がるぐらいで丁度タイヤの一番端まで使うことになるのですが、その状態で多少粗目に、多少ワイドにアクセルをあけると、アクセル開度に比例して、リヤタイヤがスライドするんです。
たぶん初期型だと難しいと思いますが、1KTは僕レベルでそんなことができます。

台車を押していて、曲がりきれない時にリヤを”よいしょ”とスライドさせると、狭い倉庫の直角コーナーを曲がれるわけですが、あんな感じでしょうか。
多少膨らんできてしまっても、ズッズッとスライドさせると狙ったラインに戻れる、へぇぇぇこんな乗り方もあるんだと、バイクの奥深さを知ってしまい大収穫です。

タイムも昨日の36.4秒→35.0秒まで伸びたので、乗り慣れるまでの試行錯誤の楽しみと、タイム短縮から分かる実績面での楽しみと、また新たな展開がありそうでワクワクします。

どノーマルでここまで楽しめるとは本当に驚きです。
意外とバイクの素性って深いと思います。

まだまだ乗り方は基より、ライン取りやブレーキングなど、マスターしなければいけない項目は山ほどありますが、1KTがこんなに面白いバイクだったなんて、教えて頂いた友人に感謝です。

この2日間の練習は、バイク全般の接し方への効果をもたらしたようで、いつも練習させて頂いている友人の大工さんのミニバイクレーサーのタイムも、大工さんが行った新たなチューニングや、乗り方への助言を理解することで、35秒止まりだったタイムも34秒半ばまで伸ばせるようになった収穫がありました。

実はこの大工さんのレーサーも、足回りはほぼノーマル。
でもフルバンクでのスライドギリギリでも、最高のふんばりを持っています。
ノーマルの限界はものすごく深い、こんなことを如実に感じた2日間であり、自分のバイクに対する接し方でもとても勉強になりました。

TZRを譲って頂いた友人、コースに誘って頂いた友人に心から感謝します。



ニードルのクリップ位置変更は良い結果をもたらし、トルクも厚くなり問題は解消しました。
ただ暖かくなるこの先は、また見直す項目になるかもしれません。

マフラーからのオイル吹きは、この有様。
タール状のオイルでパンチングが詰まってしまっています。
これは近日カーボンクリーナーで処理予定です。


サイレンサーの中もタールが溜まっています。
温度が上がり流動性が良くなると、噴出してくるようです。
これはタンク同様、熱水とクリーナーでチャンバー内部を満たして脱脂してみようかと思います。

今日もなんだかんだで100周以上してしまい、相当な筋肉痛に陥る羽目に(汗)
うーむ、今年も楽しくなりそうな予感。

最後にこのコース、ノーマルの50ccで30秒フラットを出す神もいるとか
「チューニングに頼る前に、腕を磨け」
僕のような金欠病には最高に良い響きだなぁ


シェイクダウン1

2011-02-26 23:21:00 | YAMAHA TZR250 (1KT)
走るために必要な部分のオーバーホールが完了しましたので、いよいよシェイクダウンです。
ナンバーは取得してあるのですが、何があるかわかりませんからレンタカーで、富士スピードウェイに到着です。



そのまま走るだけではつまらないので、計測器をレンタルしてコースインです。
公道では慣れないポジションですが、こういう場所ですと最高に良いですね。
いや、もっと低くても良いぐらいかな。
でもまずはノーマルをじっくり味わってから。

順序立てた味わいは、長野の山奥の蕎麦屋さんで教わりました。
そこは目の前の畑で収穫した蕎麦の実から粉を引いて、薫り高い蕎麦を提供されているそうなのですが、それを深く味わうためには
1.何もつけないで、口に入れ噛みしめ、広がるそばの香りを楽しむ。
2.荒塩を少し振って、塩との調和を楽しむ。
3.薬味を入れない蕎麦汁で、出汁と蕎麦との調和を楽しむ。
4.薬味を加えて更なるハーモニーを楽しむ。
5.地酒を嗜みながら大地の恵みを実感する。
だそうな
実際その通りにやってみたら、かなりハッピーになれました。

バイクとはそれほど関係ないですけど(笑)
最初からゴテゴテやったら、本来の良さが分からなくなるということなのかな?



最初は挙動が分かりませんから、ゆっくりと40秒台で周回します。
しかしこのフレームと足回りはスゴイ。
初期型RZとは比べ物にならないほどの剛性感。
逆に言えば誤魔化しがきかないので、切り返しで変に荷重を抜くと凄く不安定になります。

だけどスムースに切り返すと、TT900GPのハイグリップさもあり、ピタッと安定します。
だけど何かアンダー気味だな・・・
あまり曲がってくれない。

バンクセンサーがガリガリ接地しても???な感じです。
ただこの状態でも、初期型RZよりはよく曲がっているんですけどね。

フロント荷重?、初期旋回のやり方がまずい?
クローズドでしたので、こけるのを覚悟で様々試しましたが、今一しっくりこないんです。

しかしこの時期のヤマハはリヤ荷重だろうと、クリップより思い切ってアクセルをあけてみました。
多少ワイド気味にスロットルをあけると、リヤが一瞬グニャグニャっとして、ぐーーーっと旋回性が一気に強くなり、正にリヤタイヤでオーバーステア気味に曲がる状態です。
しかもすごい安定感。
これだ、もろにヤマハ乗り。またドカのモンスターにも似てる。

どノーマルでこれはスゴイなぁ、この時期のバイクの進化ってこんなに速かったんだと痛感です。
だって初期型RZから3年ぐらいですし。

1KT、もしかして凄く面白い?


僕はリヤブレーキを結構使うのですが、今回傷んでいたパットを交換しています。
値段的にもブランド的にも嬉しいPROJECTμのメタルパッドです。
ホントはzcooなど欲しいところですが、今回のレストアポリシーに反しますので(笑)

バックプレートは塗装なしでかつ精度が良く、僕の基準にピタっとハマるのですがずっしり重たいメタルパット、上位品はセラミックコートなどで断熱していますが、これは大丈夫??


ちょっと効きすぎです(汗)
調子に乗って使っていたら、ローター焼けちゃいました(悲
キャリパーもアチツという温度
次回の課題はフロントブレーキへのウエイトを増やしてみようと思います。

今日の成果はコースを100周回ってガス欠
成果は40秒台→36.4秒、、遅!!


☆覚え書き
前後サスペンション動作問題なし
ステアリング問題なし
低速トルクが弱い気がする。
オイルの飛び散りが多い