♪ エイト・デイズ・ア・ウィーク / ザ・ビートルズ：1964年作

一週間に十日来い
1970年代の半ば頃、熟年女優として一世を風靡した五月みどりさん、その彼女の昭和37年(1962年)のヒット曲に「一週間に十日来い」という曲があります。

この曲、酒場を営む女将が、“惚れたいい男には毎日でも来てもらいたい”という気持ちを強調する為に「一週間に十日来てよ」とおねだりする～こんな内容なんでしょう(#^.^#)

今日はビートルズがこの曲と同じように、本来あり得ない数字を並べて自分の気持ちをオーバーに伝えようとした曲の紹介です。

【 Single Data 】
リリース：1965年2月15日(米国)
チャート：Billboard 1位(A面)、39位(B面)

「週に8日も仕事だなんて…」
1964年に全米進出したビートルズ、この年から翌65年に掛けて、映画にワールド・ツアーにレコーディングにと、休む間もないハード・スケジュールの中にいました。
今日ご紹介する曲は、リンゴ・スターが発した「週に8日も仕事だなんて…」という嘆きの言葉をヒントに生まれたと云われている「Eight Days A Week」です。

この曲はジョンとポールの正真正銘の合作という事ですが、そのタイトルの由来で二人の話が食い違っております。
ポールは、当初、「リンゴの一言から」という話しをしていたものの、数年後に「ジョンの家に向かっている時に運転手の発した言葉から」と以前とは違った内容の話をしております。
一方、ジョンは「映画"Eight Arms To Hold You"用の曲として書かれた曲で、そのタイトルに結びつけた」と・・・
因みに"Eight Arms To Hold You"は、"Help!"に決まる前の仮タイトルです。

ジョンの発言は勘違いの様で、現在、その説の記述は見たことがありません！(^O^)

【 Single Data 】
リリース：1965年2月5日(日本)
＊まだオリコンは存在せず

プレッシャーを与えずサラッと求愛
まあ由来は兎も角として、当然1週間は7日のところを1日足して、"Eight days a week, I love you"(１週間に８日分も愛してる)と歌い、「こんなにも君を愛してるんだよ」という気持ちを面白おかしく相手に伝えようとしている・・・
強い思いを相手にプレッシャーを与えないで伝える必殺技ですね(^O^)
“1日25時間君を愛してる”これでもOKかな？ \( ˆoˆ )/

Eight Days A Week - Anthology 1 Version

イントロで苦労した！
この「Eight Days A Week」は、徐々に音量が上がるフェイドインで始まるんですが、この形態はこの曲が最初で、次に登場するのは『Revolver』の「I Want to Tell You」、ビートルズとしては非常に珍しいイントロとなっています。　この形に収まるまで試行錯誤があったようで、それはアンソロジー・プロジェクトの中でも紹介されています。

Eight Days A Week - The Beatles

エイト・デイズ・ア・ウィーク / ザ・ビートルズ
君の愛が欲しいんだ　信じてくれるだろう
君も僕の愛が欲しいって思っててくれたらいいんだけど

抱きしめてほしい　愛してほしい
ほかには何もないけど　１週間に８日分の愛をあげるよ


毎日　君を愛したい　君のことで胸はいっぱい
これだけは確かさ・・・・いつだって君を愛してる

抱きしめてほしい　愛してほしい
ほかには何もないけど　１週間に８日分の愛をあげるよ

１週間に８日分も愛してる
１週間に８日分じゃまだ足りないくらいにね

君の愛が欲しいんだ　信じてくれるだろ
君も僕の愛が欲しいって思っててくれたらいいんだけど

抱きしめてほしい　愛してほしい
ほかには何もないけど　１週間に８日分の愛をあげるよ

１週間に８日分も愛してる
１週間に８日分じゃまだ足りないくらいにね

毎日　君を愛したい　君のことで胸はいっぱい
これだけは確かさ・・・・いつだって君を愛してる

抱きしめてほしい　愛してほしい
ほかには何もないけど　１週間に８日分の愛をあげるよ
１週間に８日分の愛を