バンマスの独り言 (igakun-bass)

趣味と実践の音楽以外に日々感じる喜びや怒り、感動を記録するためのブログです。コメント大歓迎です!

週中はお休み(シューマンとラクウショウ)

2014年06月11日 | 日常
6月は祝日というものがないですね。

政府は「山の日」とかいう新たな祝日を制定するのにあたって、多方面からの反対や提言を考慮し難産?の上、8月のお盆休み前にその日を設定したようですね。
僕は思うのですが「山の日」というならなぜ山開きのある6月中を考えなかったのでしょうか。
ただでさえ祝日の無い月。新祝日制定にはもってこいの月じゃないですか。

僕が関係する仕事先は週中の水曜日が原則休日となってますが、月間の祝日数を勘案して水曜出勤もあるのです。しかし6月は祝日が無い月なので全ての水曜日が休みとなるのです。

今日は休みです。昨日は小さなトラブルがあって同じ取引先(それも一番遠いお客)に2度も足を運んだものですから走行距離は普段のほぼ2倍。正直、運転に疲れました。
今朝は休みなのにもかかわらず目覚ましをいつもの時間にセットしておき、それが鳴ったら止めてその後の「二度寝」を楽しむという作戦で七時までしっかりと寝させてもらいました。

起きたら明るい曇り空。朝のうちだけに空気はいくぶんひんやりして、多少の湿気も気にならず実に気分のいい朝でした。
朝食後、散歩。 天気予報では(東京地方は)昼前から雨になるとのこと。別に急ぐ必要もないけれど図書館に予約をしてある書籍を取りに行きがてら一時間半ほど気持ちよく歩きました。
数分で大きな公園内に入れるので、まずはバードウオッチングができる小さな池のほとりに行きました。
そこには大きな「ラクウショウ:落羽松」(スギ科ヌマスギ属)の木があって、今はその葉の美しさが見ごろになっていました。細い葉が密生していて見た目とても柔らかそうな、全体がほんわかした雰囲気の木です。その下にベンチがあって、そこで借りてきたばかりの本をパラパラっとめくっていたら、周囲の木立からシジュウカラの鋭い鳴き声が聞こえてきました。
天気悪化の予兆があるせいか公園内は人もまばら。人工の音は皆無で遠くでカラスが鳴いているばかり。こんな静けさは梅雨時のおかげかも・・・。



いつもだとこの時間はアクセルをバンバン踏んでいる時間。それが今こんなにのんびりとしているのです。こういうのが小さな幸せ。
もともとストレスをあまり感じない仕事をしているせいか、こういう瞬間に仕事のことや人間関係のことなど、頭を駆け巡るうっとうしい事がらが浮かび上がることがないのです。
だから本当にリラックスできるのです。

ただし一つ気になることがありました。自宅の一部の雨漏りです。
小雨や短時間の雨ならば何事もないのですが、先日のような強い雨が数時間いや一日も続くようだと、さすがに許容範囲を超えるのか、雨漏りがしてきます。
それをさっき公園で考えていました。
「これから雨か・・・またバケツをセットしなくちゃダメかなぁ」

今朝のニュースではエルニーニョが発生したとか。こうなると冷夏&長雨ですよ。
早めに屋根を専門家にチェックしてもらわないといけないようです。雨漏りっていうのはどこに原因があるのか分からないことも多いようで、お金がかかるのはいやだなぁ、なんて思ったりしています。

さて、
このところ何かと言うと芥川也寸志の「トリプティーク」やボビー・ラッシュやアラン・トゥーサンの一連の作品など聴くという、とてもとりとめのない猥雑な音楽鑑賞をしてきたので、それらの連鎖を断つべく(別に断たなくてもいいのですが、笑)全く別のCDを出してきてそれを聴いています。

シューマン作曲「ショパンのノクターンによる変奏曲」

僕は実はシューマンが好きではありません。有名な彼のピアノ作品群をのんびり聴くことが今まで一度もないままでした。オーケストラ曲もその響きがあまり好きでなく「第4交響曲」くらいしかコレクションもありません。
しかしこの4分の小品、ふとしたことで出会ったアルバムにひっそりと収録されていたのですがなぜか心に染みるんです。

ラクウショウに梅雨の細かな雨が降り注いだら・・・きっとあの細やかな葉はいっぱいの水滴をかかえ、雨の匂いを辺り一面に漂わせることだろう、と想像している自分に一番合っている音楽がシューマンのこの曲だと超独断ながら決めたい気分になりました。

シューマニアーナ 伊藤恵


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