みなさま、よいお年を

この一年、特に前半はかなりの頻度でこのブログを更新してきたが、さすがに秋を過ぎた頃から息が切れてしまった。

世の中は経済を中心に激変。当初は対岸の火事くらいにしか思っていなかったリーマン・ブラザースの破綻が、わずかな時間でわが国にもその火の粉が降り注ぐという結果となった。ギャンブラー（アメリカの投資会社やその周辺の連中）がどうなろうと知った事じゃないのだが、ここまで我々の生活に悪影響を及ぼすなんて考えもしなかった。

最初にリーマン・ショックが走った時になんでアメリカ政府は公的資金を投入して助けなかったのか？　それに続く保険会社や上位の投資会社は助けたのに。アメリカのつまずきはこの不公平な公的援助の発端にあるような気がする。
そんな騒ぎの他に多くの凶悪事件、政治の政局ばかりを争点にした不毛なかけひき、麻生首相の三流政治などなど、ブログでいろいろ書きたいことが山積になってついに自分の頭の中が収拾付かなくなってしまった。
いざブログを更新しようと思うと、頭の中に広がるのはやはり「怒り」だった。
そしてそれをタイムリーにうまく文章にすることが出来なかった。
あまりに腹立たしいことが多くてすべてが未消化となり、結果、ブログはたびたび停滞した。

来年はどんな年になるのだろうか。
サラリーマンもパートタイマーも派遣社員もフリーターもみんな等しく幸せな生活をおくれたらいい。
働いても働いても最低の生活しかできない社会は憲法違反である。
そんな社会には夢もなく希望もない。
人の心はすさんで、犯罪がはびこり、他人に対して無関心な冷たい人間関係がそれを見ている我々の大切な子供たちに悪い影響を与える。

そんな危機感があるのかないのか、政治家どもは自己保身にうつつをぬかし、国民のための政治より政局のために働く。
未曾有の経済危機の最中に日本政府はいったい何をした？
何が出来た？
他国のその問題に対する処理スピードはだんぜん速い。
それが僕にはとてもイライラする。

２００８年はイヤな年だった。多くの人の平凡な夢さえ粉々になった。
これは「資本主義社会」の崩壊を予兆するものなのか。
今、社会主義に関する書籍が売れているという。競争原理を基本にすえた資本主義の欠点が今、たくさんの人に認知されはじめたような気さえしてくる。


今年もこのブログにはさまざまなことを書いてきた。
時々自分でも過去の記事を読み返し、自分の来た道を振り返る。
来年はどんな事を書けるのだろうか。

少しでもいい社会になってくれることを期待する。
ここがふんばり時だぞ、日本人！


それではカタチばかりではあるが、今日は大晦日なのでこの一年間のお礼も込めて・・・

みなさん、どうぞよいお年をお迎えください。