中村耕一よ、お前もか!
東京地方はみぞれ混じりの冷たい雨。
仕事を終えて、部屋で柳家権太楼の落語CDを聴いていたら、パソコンのモニターにニュースが流れているのを見つけ、CDを止めてそれに見入ったのです。
なんとJAYWALKの中村耕一(vo)が覚醒剤所持で逮捕の一報でした。
JAYWALK、日本の渋いロックバンド。この5月に結成30周年を記念するツアーを始めようとした矢先のこの事件です。(僕らのバンドは36年目。勝ち~!)
1980年(S55)に結成されたこのバンドの活動や音楽内容に関しては、日本のロックバンドにはいつも辛口の僕も他のバンドにはない特別な美点を感じ取っていました。
ただし僕の好きな彼らの音楽上の美点というものは現在もしくは近年の活動から出たものではなく、もっと初期(J-WALKとスペリングされていた頃)の活動の中で見いだせるものです。
多くの日本のロックバンド同様に彼らも限りなく歌謡曲ロックに近い路線を歩まざるをえない状況下に置かれ、初期の反骨精神や哀愁のある男っぽい臭いが薄れるにしたがってそれまで熱烈に応援してきた僕を含む昔のファンは好むと好まざるとにかかわらず彼らから離れていったのは事実ですね。
以前にもこのバンドのことはここで書きましたね。(以下・引用)
<このバンドのすばらしさは演奏能力もありますが、やはりなんといっても特筆すべきはボーカルの中村耕一(1951年生れ)の存在でしょう。
国内超一級の歌唱力とも云われたこの細身にヒゲをたくわえた男の渋い歌声は日本のポップス界の宝といってもいいと思います。
また、中村は永六輔をして「日本語の発音が美しいボーカリスト」と言わしめたほどの美点を持っていてそれが彼の、ひいてはジェイウォークというバンドの最も人を引きつける特色にもなっています>
と、こう書きました。
中村耕一のボーカルこそがこのバンドの最大の売りであって、特色でもあったと書いたのです。
以前にも軽微な銃刀法違反で問題を起こしたことがある中村ですが、今、この日本で最もシビアに問題視され世間の注目を浴びてしまう覚醒剤関連の犯罪に手を染めたというこの事実ひとつで、このたぐいまれなるボーカリストとしての存在価値が下がってしまうことをとても悔しく残念に思う僕です。
歌が上手くてもこれじゃダメ。こういうことをしたらどういう結果になる、という想像力を働かせることができなかったのでしょうか。
日本のロック歌手の存在価値なんて残念ながらほんと弱いものですよ。
そういった意味では<味のあるボーカリスト中村耕一>はこれで消えていく運命なのかもしれません。
覚醒剤使用がバレないとたかをくくっていた芸能人特有のおごりもあったのでしょう。
こんな愚かな罪でもうすぐ60歳という人生の後半を汚してしまったことに本人もさぞ悔やむと思います。
おそらく猶予刑がついて、数年後にはどこかの小さなハコで活動を再開するのでしょうが、せめてこの過ちが自身のコヤシとなりその歌唱に何らかのいい影響を与えてくれることを望みます。
とても残念なニュースでした。
東京地方はみぞれ混じりの冷たい雨。
仕事を終えて、部屋で柳家権太楼の落語CDを聴いていたら、パソコンのモニターにニュースが流れているのを見つけ、CDを止めてそれに見入ったのです。
なんとJAYWALKの中村耕一(vo)が覚醒剤所持で逮捕の一報でした。
JAYWALK、日本の渋いロックバンド。この5月に結成30周年を記念するツアーを始めようとした矢先のこの事件です。(僕らのバンドは36年目。勝ち~!)
1980年(S55)に結成されたこのバンドの活動や音楽内容に関しては、日本のロックバンドにはいつも辛口の僕も他のバンドにはない特別な美点を感じ取っていました。
ただし僕の好きな彼らの音楽上の美点というものは現在もしくは近年の活動から出たものではなく、もっと初期(J-WALKとスペリングされていた頃)の活動の中で見いだせるものです。
多くの日本のロックバンド同様に彼らも限りなく歌謡曲ロックに近い路線を歩まざるをえない状況下に置かれ、初期の反骨精神や哀愁のある男っぽい臭いが薄れるにしたがってそれまで熱烈に応援してきた僕を含む昔のファンは好むと好まざるとにかかわらず彼らから離れていったのは事実ですね。
以前にもこのバンドのことはここで書きましたね。(以下・引用)
<このバンドのすばらしさは演奏能力もありますが、やはりなんといっても特筆すべきはボーカルの中村耕一(1951年生れ)の存在でしょう。
国内超一級の歌唱力とも云われたこの細身にヒゲをたくわえた男の渋い歌声は日本のポップス界の宝といってもいいと思います。
また、中村は永六輔をして「日本語の発音が美しいボーカリスト」と言わしめたほどの美点を持っていてそれが彼の、ひいてはジェイウォークというバンドの最も人を引きつける特色にもなっています>
と、こう書きました。
中村耕一のボーカルこそがこのバンドの最大の売りであって、特色でもあったと書いたのです。
以前にも軽微な銃刀法違反で問題を起こしたことがある中村ですが、今、この日本で最もシビアに問題視され世間の注目を浴びてしまう覚醒剤関連の犯罪に手を染めたというこの事実ひとつで、このたぐいまれなるボーカリストとしての存在価値が下がってしまうことをとても悔しく残念に思う僕です。
歌が上手くてもこれじゃダメ。こういうことをしたらどういう結果になる、という想像力を働かせることができなかったのでしょうか。
日本のロック歌手の存在価値なんて残念ながらほんと弱いものですよ。
そういった意味では<味のあるボーカリスト中村耕一>はこれで消えていく運命なのかもしれません。
覚醒剤使用がバレないとたかをくくっていた芸能人特有のおごりもあったのでしょう。
こんな愚かな罪でもうすぐ60歳という人生の後半を汚してしまったことに本人もさぞ悔やむと思います。
おそらく猶予刑がついて、数年後にはどこかの小さなハコで活動を再開するのでしょうが、せめてこの過ちが自身のコヤシとなりその歌唱に何らかのいい影響を与えてくれることを望みます。
とても残念なニュースでした。
同じDVDに「兄貴分」とされている柳ジョージも収録されていたのですが、当時の貫録もそうですが個人的には「兄貴」を推したいです。
…それはそれとして、覚醒剤汚染は後を絶たないのですね。
風貌も柳っぽくて好感を持ってた。
麻薬に手を出してはいけないよ! せめて酒にしておけば一晩で醒めるのに。
家宅捜査でコカインや大麻が出てきたのだから常習性があると判断され「実刑」かな?
YOUTUBEでも「お気に入り」に何曲か入れていたんだけどね。 残念!
本当に芸能界の麻薬・覚醒剤汚染は後を絶たないですね。みんな学習能力がないのでしょうか。
そういえばその<兄貴>、最近彼のことはとんと耳にしないのですが、元気で地味にやってるのでしょうかね?
後続のニュースでコカインまで出てきたようですね。
麻薬オンパレード男のこれからは厳しいでしょうね。何といっても分別のある歳なんだから、最悪。
いいボーカリストなのにね。