魚座による魚座のための取説

西洋占星術の知識アウトプット用

[魚座乙女座双子座射手座]土星が魚座へやってくる

2023-03-05 16:50:21 | 土星
制限だの責任だの試練だの
本当に重たいワードの羅列ばかりの土星、
なんとか明るいニュアンスを見出そうと
いろいろ書籍を読みあさっていた…

それが
28歳の頃=95年くらいですかね。

その後、予想通りというか、予想以上かもしれない試練をくぐり抜け、
人生二度目のサターンリターン=土星回帰を迎えようとしている。

さすがに、あれから自分の人生わりと艱難辛苦を乗り越えてきたので
もう何があっても驚きゃしない、的なところもありますが
例えば、大地震や大津波を経験してきても
コロナ禍のようなものまでは想像できなかったこともあり、
なるべくなら、艱難辛苦様は勘弁していただきたいものです。

ということで、おさらいすると、
まず、石川源晃のお馴染み「占星学入門」シリーズにおいて

土星の基本的意味は「制限」である。(実習占星学入門p80)
この惑星の意味するところに、喜び=joy は存在しない、というやつですね。

木星は望めば必ず叶えてくれる
のに対して
土星は努力を積み重ねじっと忍耐すれば、ある事柄を達成してくれる
と対比されている(実習占星学入門p49)

演習占星学入門では
高速道路は途中で出入りが自由にできないが、
忍耐と我慢さえすればその制限に従って居る限り
便利な存在である、という例えがなされている(p48)

以上をふまえて、まとめてみると

Ⅰ、魚座に土星が来て、影響を受ける星座
①太陽が魚座にある人
そらそうよ、太陽と重なるんだから。

合=0度~重なる ので、
それぞれの力が最大限発揮される、となります。

ストレートに読めば
太陽は自分の本質を表すので、
そこに土星が試練を与える、
それゆえ、
人生の転換期だったり、節目と言われる。


吉凶混合という表現はあまりしたくはないのですが、
表があれば裏もある、ということで
自分にとってよくない面の裏には「必ず」いい面がある。
但し
木星と違って、喜びごとが起こる、というよりは
厳しい状況の中で一筋の光を見出す
とか
その状況の中において最大限ましな方法を取ったら
後にそれが一番よい方法だった
とか
自分に取ってあまり好む状況にない、ということが多い。
それでも、その中に必ず宝がある。
土星の試練を自分の血や肉にするのは自分次第。
宝探しをするか、しないか、は、自分次第、というわけです。


私事ですが、
確かに27,8年前というのは、避けたいが逃げられないという出来事があり
それが自分の場合は父親の逝去だったのだが
親父の死後の後始末というか相続関係を全部やってのけたことが
その後の自分の人生の仕事の部分で大いに役に立ちました。

要は
逃げたらあかん
というわけですね。


ネイタル=生まれた時に土星が魚座にある人
いわゆる、サターンリターンとはこのことを言います。
なので、
太陽は違った星座でも、土星は魚座、というのは
たとえば、
・1964年3月24日~1967年3月4日朝6時頃
(64年9月17日~12月16日14時水瓶座逆行期間を除く)
・1994年1月29日~1996年4月7日17時頃
に生まれた人達は、全員土星が魚座に入っています。

意味的には、
太陽と土星の合と似てはいますが、
土星が土星に重なるわけですから
現実×現実=超現実
という感じでしょうか。

目を瞑っていても、その目をこじあけさせられる
というか
否が応でも、現実と直視させられる
ということで、
夢見る夢子さんや夢男くんには、一番きつい時期です。
そう、
魚座と乙女座のことです。

どうしようもない出来事があっても
粛々とこなしていけばなんとかなります。

私事その2→やはり95年、96年と立て続けに追突されて、一度は入院したりしましたが
追突事故は自分のせいじゃないしね…
面倒この上なく、とてもイヤでしたが、こなすしかないんですよ。

ただし、
いくら空から降ってきた災難であっても、主張すべきは主張すること。
何も卑屈になることはありません。


③太陽が乙女座にある人
衝=180度 なので、緊張関係、と示されます。

土星→太陽というように、
太陽のパワーを土星が制限する、というようにも読めますが
なにかこう、腹を括る場面に遭遇する可能性。
困難が伴っても、それを克服し、自分の人生において
新たな力を得るという方向に持っていきたいところ。
また
それができる時期でもあります。


④太陽が双子座、射手座にある人
直角=90度 ということで、
今回は柔軟星座での直角ですから、優柔不断がキーとなります。
何かが起こったら、優柔不断にならないこと。
相手に意思決定を任せないことも大事だし
自分の中での軸を完成させておく時期になります。

優柔不断だと
射手座のストレートな性格や双子座のフットワークの軽さがだめになる。
つまり、
自分自身のポジティヴ面の最大の敵を克服していくことが
この時期を乗りこなす鍵となります。


というわけで、
魚も乙女も、射手も双子も柔軟星座。
みんな、何か起こったら逃げたくなるのは
柔軟星座なのでしょうがないのです。

土星が魚にいる間~明後日から再来年の5月25日まで
逃げたらあかん
時期だと肝に銘じてください。

波をかぶっても、それに対して行動していけば
乗り越えられます、必ず。

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