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魚座による魚座のための取説

西洋占星術の知識アウトプット用

3月30日 海王星牡羊座移動

2025-03-28 22:52:32 | 日々の星読み~天・海・冥

いよいよ、海王星が実家たる我が魚座を旅立つ時がやって参りました。

海王星にとって新しいサイクルの始まりです。

 

202503302100@東京 海王星牡羊座移動

海王星は5室

 

海王星と誤差5度前後で角度を作る主要惑星は

誤差0.29で水星と合

誤差1.73で金星と合

誤差5.69で土星と合

誤差3.53で冥王星と60度

誤差2.59でヘッド/テイルと合/衝

誤差2.52でASCと135度

 

最初にスケジュール的なものをまとめておくと

海王星が魚座に帰ってきたのは、2011年4月4日

なので、今回牡羊座移動は、14年ぶりの星座移動。

  7月  5日 牡羊座2度で逆行開始

10月22日 魚座移動

12月10日 逆行終了(魚座29度22

年越して2026年

  1月27日 牡羊座移動

その後も年に1回逆行しますが、もう魚座へは戻りません。

魚座へ戻るのは150年後くらいですかね。

そして

牡牛座へ移動するのは、2038年5月22日。

 

さて、

海王星の公転周期は164.79年。

発見日は1846年9月23日。

いずれも、記録はウィキから。

 

1846年といえば、日本は江戸時代末期=幕末ですな。

ペリー来航が1853年だから、海王星はその7年前に発見されたということになる。

で、関係あるかどうかわからないけど、丙午。

そう、来年は丙午。

 

そして、

1846年9月23日のチャートを見てみたら

海王星と土星が水瓶座15度内で誤差0.72でほぼ正確に重なっていた。

海王星と土星の合は、現実的な援助、夢の実現、というように

夢見る海王星に土星が現実感を与える形になる。

 

ちなみに、

今現在も、海王星と土星は合を形成中。

週末までは魚座内ですが、日曜から、より現実的というか

自己実現に向かう牡羊座へ移動しますから

海王星と土星の合も、よい方向に向かうのではないでしょうか。

 

魚座が海王星の実家であるので、

この14年はパワーが最大限に強まっていました。

とはいえ、

海王星といえば、曖昧模糊としてつかみ所のないのが特徴。

それが拡大、強化されるということは、あまりよい意味には使われてこなかった。

流されやすいとか、軸がぶれぶれ、とか、まぼろし~という感じでしょうか。

一方で、山羊座のように、何か組織化された集団への帰属意識というか

軍隊のように規律化された集団への帰属が一番よい、という意識は弱まり

束縛されず、自由であり続けることを許容するように

時代の空気感が変わっていったと思います。

その代わり、海王星魚座末期=つまり、ここ数年は、

いろんな場面において、何でもあり状態が許容されるようになり

ある意味カオスになってしまった。

(例えば、昨年の都知事選ですわ)

 

牡羊座へ入ったら、どうなるんでしょうかね。

 

今日までのサイクルで、牡羊座に海王星がいたのは

1861年~1874年、もろ幕末~明治維新の最中。

「新しい」価値観、世界、発見、開拓にとてつもない期待を抱いていた時代。

明日への希望に向かってまっしぐら、という、

まさに、牡羊座そのもの、な時代。

 

一応、明治政府樹立が1867年とすれば、1861年にはもう新しい萌芽がたくさん出現していた頃。

ただ、実際に新しい体制に移行するのには6年かかっていることになるので

今回も、今すぐ体制変化ということはないとは思いますが、

海王星云々にかかわらず、ここ10年、目まぐるしい変化の中を生きていますから

海王星の意味するところである、「目に見えない」変化は、既に起こっていて、

少し時間を経て、新しい「カタチ」が形成されていく、という流れなのでしょう。

 

実家=魚座に海王星がいた時は、幻こそが真実、退廃の中にこそ美が、

みたいなところもあった気がするけれど、

牡羊座へ出ていけば、否が応でも現実に向き合うことになりますから

すこししゃっきりするかもしれません。

それはそれで、いいことか、と。

 

ちなみに、

海王星が一番パワーダウンするのは、現実の権化たる乙女座。