いよいよ、海王星が実家たる我が魚座を旅立つ時がやって参りました。
海王星にとって新しいサイクルの始まりです。
202503302100@東京 海王星牡羊座移動
海王星は5室
海王星と誤差5度前後で角度を作る主要惑星は
誤差0.29で水星と合
誤差1.73で金星と合
誤差5.69で土星と合
誤差3.53で冥王星と60度
誤差2.59でヘッド/テイルと合/衝
誤差2.52でASCと135度
最初にスケジュール的なものをまとめておくと
海王星が魚座に帰ってきたのは、2011年4月4日
なので、今回牡羊座移動は、14年ぶりの星座移動。
7月 5日 牡羊座2度で逆行開始
10月22日 魚座移動
12月10日 逆行終了(魚座29度22
年越して2026年
1月27日 牡羊座移動
その後も年に1回逆行しますが、もう魚座へは戻りません。
魚座へ戻るのは150年後くらいですかね。
そして
牡牛座へ移動するのは、2038年5月22日。
さて、
海王星の公転周期は164.79年。
発見日は1846年9月23日。
いずれも、記録はウィキから。
1846年といえば、日本は江戸時代末期=幕末ですな。
ペリー来航が1853年だから、海王星はその7年前に発見されたということになる。
で、関係あるかどうかわからないけど、丙午。
そう、来年は丙午。
そして、
1846年9月23日のチャートを見てみたら
海王星と土星が水瓶座15度内で誤差0.72でほぼ正確に重なっていた。
海王星と土星の合は、現実的な援助、夢の実現、というように
夢見る海王星に土星が現実感を与える形になる。
ちなみに、
今現在も、海王星と土星は合を形成中。
週末までは魚座内ですが、日曜から、より現実的というか
自己実現に向かう牡羊座へ移動しますから
海王星と土星の合も、よい方向に向かうのではないでしょうか。
魚座が海王星の実家であるので、
この14年はパワーが最大限に強まっていました。
とはいえ、
海王星といえば、曖昧模糊としてつかみ所のないのが特徴。
それが拡大、強化されるということは、あまりよい意味には使われてこなかった。
流されやすいとか、軸がぶれぶれ、とか、まぼろし~という感じでしょうか。
一方で、山羊座のように、何か組織化された集団への帰属意識というか
軍隊のように規律化された集団への帰属が一番よい、という意識は弱まり
束縛されず、自由であり続けることを許容するように
時代の空気感が変わっていったと思います。
その代わり、海王星魚座末期=つまり、ここ数年は、
いろんな場面において、何でもあり状態が許容されるようになり
ある意味カオスになってしまった。
(例えば、昨年の都知事選ですわ)
牡羊座へ入ったら、どうなるんでしょうかね。
今日までのサイクルで、牡羊座に海王星がいたのは
1861年~1874年、もろ幕末~明治維新の最中。
「新しい」価値観、世界、発見、開拓にとてつもない期待を抱いていた時代。
明日への希望に向かってまっしぐら、という、
まさに、牡羊座そのもの、な時代。
一応、明治政府樹立が1867年とすれば、1861年にはもう新しい萌芽がたくさん出現していた頃。
ただ、実際に新しい体制に移行するのには6年かかっていることになるので
今回も、今すぐ体制変化ということはないとは思いますが、
海王星云々にかかわらず、ここ10年、目まぐるしい変化の中を生きていますから
海王星の意味するところである、「目に見えない」変化は、既に起こっていて、
少し時間を経て、新しい「カタチ」が形成されていく、という流れなのでしょう。
実家=魚座に海王星がいた時は、幻こそが真実、退廃の中にこそ美が、
みたいなところもあった気がするけれど、
牡羊座へ出ていけば、否が応でも現実に向き合うことになりますから
すこししゃっきりするかもしれません。
それはそれで、いいことか、と。
ちなみに、
海王星が一番パワーダウンするのは、現実の権化たる乙女座。