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アイデアリズム idealism daydream

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FA-101奮闘記 歌を勉強中 その12

2004年05月01日 | 歌や演技の練習イロイロ
 「あー、インターフェース欲しいよ~」ではやきもきの私であったが、結局ROLANDのFA-101を奮発して買った。HDDは1万円以下でもかなり渋り、DOS/V本体に限っては拾い物しか手を出さない私が「5万円強の買い物」のである。皆さんとは多少お金の使い方が違う、イッツ・ア・ディファレント・ベクトル?である。

http://www.roland.co.jp/products/jp/FA-101/index.html

 それにしても箱がとてつもなくデカい。中身はほぼiBookG4-12”の半分の大きさだ。ただ、材質は段ボールである。地球に優しいのか優しくないのか微妙である。
 オーディオインターフェース(パソコンにマイクやライン等を入力・出力する機器)ということでパソコンにつなげて使うのが前提であるが、かといって一般の人々が「ちょっとMDへ録音」「AV機器につなげて使う」という感じのアットホームな端子類は元から存在しない。「イッツ・ア・ウルトラハイスペック」「イッツ・ア・半業務用」くささがにじみ出て、とてつもない敷居の高さになっている。本体には簡単な回路図がプリントされていて空気からして違う。ホームユースだったら他を当たれや、ヴォケがっ!である。大体、192kHz/24bitやら10台同時録音なんざ何なのか全く分からない。
 私がこれを選んだ理由は「バスパワー(Firewireからの電源のみで動作するのでACアダプタ不要)で動作する」「ダイレクトモニター出来てレイテンシー(遅延)も少ない」「なによりも日本のメーカーなので電話で気軽に聞けそう」の3点である。特に3番目の「電話で聞ける」というのは私にとってはかなりウエイトが高いポイントである。音質がどうのこうのというのも無くもないが、44.1kHz/16bit(オーディオCDくらいの音質)が出来れば十分だし、私はオーディオマニアではないので正直これ以上の音質だと「違いがよ~分からん」のである(時々FMラジオでも十分じゃないのかと思うくらいである)。持っているAV機器がTVとビデオ、敢えて言うならiBookG4くらいだったりするので。

 一体何に使うのかと言うと「GarageBandで自分の声を吹き込む」だけである。うーむ、マイク端子以外は一生使わなかったりして・・・。イッツ・ア・無駄である。
 iMacやDOS/Vならもともとマイク端子がついているのでそれで吹き込もうかと思ったが、出来れば音楽関係はiBookG4で全て済ませたいという思いもあった。簡単な声紋分析もしたいし。

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 さて、問題がいきなり発生した。

 「あれれーっ?! GarageBandではFA-101が使えない・・・」

 「システム環境設定」>「サウンド」、ではちゃんと入力と出力は認識しているし反応しているのだが、GarageBandでは何故か内蔵マイク(液晶画面の右のところにある針の穴のようなマイク。当然雑音もよく拾う)しか使えなくなっている。

 「これはおかしい。こんな筈では・・・」

 なぜだ~。
 FinalCutExpress2のボイスオーバーでもちゃんと使えるというのに。6000円足らずとはいえGarageBandは仮にも「音楽制作ソフト」である。FA-101は専ら音楽制作のための機材なんだからすんなり使わせて欲しい。
 いろいろといじくり回したり調べたりした結果、GarageBandは44.1kHz/16bitしか駄目らしい。FA-101のサンプルレートのつまみを44.1kHzにセットすると何事も無かったかのように使えるようになった。一件落着である。

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 「FA-101は使えるようになったけれど、なんかマイクの拾う音がかなり小さいような気がする」

 大きな声を張り上げるとなんとか聞こえるようになるのだが、いくら何でもその状態を維持するのは疲れる。つまみを調節したりしたけれど効果は変わらず。
 たまりかねて、疲れ果てて、ROLANDに電話である。

 「あの~、なんだかマイクの音量が小さいんですけれど」
 「うーん、どれくらいの音量が無いのかが分からないので、宜しければ録音したデータを送ってもらえませんか?」

 ということで、録音したデーターを送る事になった。

 「さて、何を歌おうか?」
 である。テストとはいえ何を歌っても良いというわけでもあるまい。この辺りのセレクトでROLANDに対する私の印象というものが決定され、今後のお付き合いに少なからず影響が出てくるのではないか? 全くを持って困った事態である。

 「うーん、何歌おうかなぁ。草原のマルコかなぁ」
 「あんなー、あんまり変なセレクトしてると、少なくともROLAND中で話題の中心になるんじゃないの? ”変な客がさぁ~”みたいな」
 「えーっ、そんな事言われても・・・」
 「それか密かに2chとかに勝手にupされてたりして。キターって感じで」
 「そんなん困るよ~」
 「そうそう、困らんためにも最初に自分のHPにupしておくんだよ!」
 「なして?」
 「既に公開してたら、他の奴が流したところで”漏れ”にはならんだろ?」
 なんかそういう問題じゃ・・・。

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 まだテストのデータを送ってないし、今日は5月1日でゴールデンウイーク中であるため、結果等はずっと先の話になるのだが、ROLANDの人の留守電の話では、

 「予想としては、お使いのマイク(シュアー・SM57LCE)のインピーダンスと、FA-101のインピーダンスがかなりかけ離れているために、マイクの通りが悪いのでは?」

 とのことであるらしい。

 「FA-101のユーザー登録をしてもらえれば、弊社からテストマイクをお貸し出し出来ますよ?」

 だそうである。うーむ、だんだん話が大きくなっていきそうな予感。



君の声は届かない 歌を勉強中 その11

2004年04月19日 | 歌や演技の練習イロイロ
 私はこの間買ったマイク以外、ほぼ何も持っていない。
 厳密に言うと、
・パソコンとつなぐインターフェースが無い(私のパソコンにはマイク入力端子が無い)
・楽器用モニタ(スピーカー)だけは何故かある。
 大体、家で本気で歌ったりすると激近所迷惑である。目下の一番の悩みは”歌う場所探し”である。世の中のボーカリストというのは一体どこで練習しているのだろうか。車の中だろうか。超田舎だから人いなくて安心?!というのもあるかも知れないし、スタジオやらをお金をいくらか出し借りて練習している人もいるかも知れない。私自身はあまり余裕が無いため車の中やカラオケボックスを利用したりしているのだが・・・。

 「どっか適当なストリート界隈で練習すれば~?」と思われるかも知れない。だが、私の家は適度な郊外なのでそのストリートに行くため”だけ”に往復1000円かけるのはちと痛い。
 本気で歌を練習するとよく分かるのだが、上手くなるためには「客観的に自分の声が聞ける」というのが絶対条件である。自分の出している声というのは普通の状態の時は「外に出ている(自分の)声」と「頭や体の中で響いている(自分の)声」がミックスされて聞こえている。当然、相手には自分の頭や体の中で響いている声は聞こえない。だが、自分自身だけではミックスされているので全く客観的ではない。この辺りが他の楽器とは少し違う点である。
 そこで、どうしても機械やら工夫やらが必要になってくる。「外に出ている声」だけを聞くためには「何かに録音する」「何かでモニタする」ということが考えられよう。もちろん機械的な事だけではなく、”先生”という客観的な「人」が適切にアドバイス(モニタ)してくれるというのも一つの手である。

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 まぁ、前置きは置いておいて、マイクのテストすらする事が出来ずこの1ヶ月程やきもきしていたが、やっとテストをする事(昨日はみんなでカラオケに行った)が出来たので今回はそのレポートを。

 そのマイクというのはシュアー(SHURE)というメーカーの「SM57LCE」という機種である。

http://www.hibino-intersound.co.jp/shure_wmic/387.html

 私は今までマイクやらAV機器のことには無頓着で何も知らなかったのだが、このメーカーのマイクというのは音楽や放送業界では現場でも使われていて”定番中の定番”らしい。一般的にはボーカルでは「SM58」、楽器用では「SM57」だそうだが、お店の薦めもあってSM57LCEとウインドスクリーン(WINDSCREEN)を購入した。私の声は楽器なんですかっ?!
 ウインドスクリーンというのはマイクの先端についているスポンジのようなもの。SM58はウインドスクリーンと一体型(マイクの先端の金属のメッシュの部分)だが、SM57LCEは楽器用という事もあって別売だ。
 これは一体何をするものなのかと言うと、”パピプペポ”
などの破裂音を発音するとマイク特有の「パフ」とか「ポッ」と余計なノイズ(ポップノイズ)が入るらしいのだが、そうならないようにするためのものらしい。

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 「それにしても・・・辛いなぁ、このマイクは」

 同席した人にも使ってもらうとこのような感想を頂いた。私も使ってみたところカラオケ屋さんのマイク(以下、普通のマイク)と違ってかなり辛い感じがする。

「うーん・・・声拾わん、拾わんぞ~」

 このマイクを使った感じとしては「音質が非常にクリアに聞こえる」「声以外はあまり拾わない・特に正面以外は拾わない」「声がほとんど割れない」と言ったところであろうか。

 一体どういう事なのだろう。マイクが壊れているのであろうか?!
 いや、そうではない。当然ながら普通のマイクとは性質が全然違うような感じがする。
 普通のマイクはナカナカ言葉で表現しにくいが音質がもわっとした感じである。声が少し小さくても増強されてるという感じがする。「声の音量を上げる」という使い方というか拡声器っぽい・・・みたいな。
 一方、このマイクは音質がかなりクリアでシャープ。但し、文字通り声を拾うというというか、声を取捨選択しているような感じがする。普通のマイクのように何でもかんでもすんなり声を拾うのではなくて、イメージとしては「FMラジオドラマみたいな音質」「何かの圧力があってその圧力に負けない声だけが通る」というような感じ。
 そういうわけで、どちらかと言うと用途が違うような気がする。普通のマイクは「おしなべて拾うので歌っていて気持ちの良い感じがする」し、このマイクは「なるべく雑音を排除して声(歌)だけを綺麗に拾う」という具合。

 肝心の私の声は・・・「声が、と、通らん、通らんぞ・・・」「クリアーに聞こえてしまうので全然誤摩化しが利かない」とかなり辛い結果となってしまった。根本的に声の出し方や歌い方を改める必要があるなぁと実感。それと同時に「こういうマイクを使うなんて、プロのボーカリストってやっぱり凄いんだなぁ」とも感じた。
 同席した人曰く、「なんか辛いけれど、クリアなので良い感じがする」「このマイク、カラオケボックスで採用されない理由が分かるもん。だって、自分の声が分かっちゃうもんねぇ~」「シャウト系では辛いなぁ。バラード系はOKだけれども」など、ほめてんだかけなしているんだかナカナカ微妙な事に。

あー、インターフェース欲しいよ~ Misiaの歌を勉強中 その10

2004年04月13日 | 歌や演技の練習イロイロ
 目下パソコンにつなぐオーディオインターフェースが欲しくてたまらないのだ。

・人のいないところでガンガン録音したいためバスパワー(パソコンと直接つなぐだけで電源がとれるもの)に対応している製品。
・マイク入力がXLRタイプ(ヘッドホンのジャックみたいなの(TRS)じゃなくて3本に分かれたデカい端子)のもの
・ダイレクトモニタリング(一旦パソコンに音声を送ってから改めて出力するのではなく直接モニタすること)出来るもの
・出来れば音が良いもの

 というわけで。

 弘法は筆を選ばず・・・とは申しますが、私は弘法でも何でも無いので「選び」たい。本当は録音機能付きMDでも良かったのではあるが、同じように散財するのであれば使い勝手は最高に派手にいきたいところ。音楽をしていない人には全くピンとこない話であるが、例えて言うなら絵を描くときマウスでガマンしながら描くんじゃなくて楽にタブレットで描こうよ・・・という感じであろうか。
 っつーか、私は前までKORGのX2というシンセサイザーを持っていたが当時20万円だったよなぁ・・・と思えば微々たるものではあるが。
 なによりも、パソコンと連動させると音楽制作はグッと深く追求出来る。GarageBandというすてきなソフトと巡り会い、入力用のキーボードも注文した。後はマイクミキシングだけだぁ~。ぐぎゃ~。

 正直な話、ローランドのFA-101が本命、Firewire410とMobilePreUSBがどうかな~という感じだ。
 FA-101は新製品でまだ発売されていないためかなりの未知数だが、Midi規格の雄のRoland製であるため一応安心出来る(まぁ、カタログスペックも凄まじいものであるし)。
 Firewire410は最初に目にとまった製品ではあるがこの度FA-101が出るということでかすんでしまった。
 MobilePreUSBは音がいまいち(らしい)が、インターフェースが家庭向きで私にはピッタリ・・・。

 うーむ、悩む・・・。

最近のカラオケ Misiaの歌を勉強中 その9

2004年02月01日 | 歌や演技の練習イロイロ
 最近のカラオケは選択した歌の番組が流れたり、歌手本人のミュージッククリップが流れたりしてとても楽しい。歌っている本人も一層世界観に浸る事ができると言う優れもの。
 今回私は「母をたずねて三千里」のエンディングを初めて歌う事にした。

 「かあさんおはよう
 世界名作劇場のオープニング・エンディングもご多分に埋もれず、有名な作品となるとアニメーションが流れる。

 ふっと気がつくと、かわいいマルコ(主人公)がパンツ一丁で転げ回ってるシーンがあって、ただただびっくり。私は動揺は隠しきれず歌どころではなくなってしまった。

 このクリップ、目に毒です~。

 同席の皆さんからは白い目で見られるし、ちょいと恥ずかしかった。顔の火照りを静めるためにトイレで顔を洗った。
 
 あー、皆さん、この点につきましてはそっとしておいてください。

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 最近、スランプに入っているのかそれとも選曲が自分の声の高さに合っていないのか、とにかく自分自身の歌が下手になってきているような気がする。
 張りのある「存在感あるヘッドボイス」がなかなか出せなくて練習中なのだが、どうもうまくいかない。

 このままで大丈夫なんだろうか・・・と不安は募るばかり。

「終わらない物語」 Misiaの歌を練習中 その8

2002年10月21日 | 歌や演技の練習イロイロ
 目下、アニメーションの世界名作劇場のオープニング&エンディングをガンガン車の中で聞く私である。なんせ、通勤に下手すると1-2時間掛かってしまうからである。

 そんな中、ちょっとしたお気に入りが「終わらない物語」という曲。”名犬ラッシー”のオープニングの曲らしい。残念ながらラッシーは視聴した事は無い(おいおい)。少し懐かしい感じのコードだけれど美しくメロディアスな曲で私好み。マポイ師曰く「主人公が半ズボンだから好きなんじゃ・・・」と”あらぬ疑い”の眼で私を見る。とりわけ、「あらぬ疑い」の所を強調しておく。

 さて、この「終わらない物語」はメロディは好きなのだが、歌詞が今ひとつ私の琴線に触れないのが困ったところ。何を歌いたいのかがあまりよく分からないから。
 世界名作劇場は基本的に子供向け番組なので、他の主題歌は比較的歌詞が分かりやすい。「母を訪ねて三千里」とか「フランダースの犬」等は”マルコ””母さん””パトラッシュ””アロア”等の物語の固有名詞が出てくるし、そうでなくても物語にそったような歌詞。
 だけど、この歌は何がなんだかイマイチ不明。私が名犬ラッシーを見ていないからかも知れない。

 そんなわけで、「終わらない物語」の歌詞の全体を見せてもらった。

 うーむ・・・全体をみて色々と考えた結果、おそらく”「ときめき」とか「勇気」、「好奇心」等、そういう無邪気で素朴な子供心は誰にでもあって、それが自分の人生を有意義にしていくものなのだ。その心(終わらない物語=子供心)を忘れない限りは”という歌・・・らしい。
 正直なところ、もうちょっと分かりやすい歌詞を希望って感じだが、まぁ良いか。