昨日の大雨で、腕時計に水が入りガラスが曇ってしまいました。・・・
しばらくすれば消えるかと思いきや、消えずにとうとう止まってしまいました。・・・
元々生活用防水なのだが、何分35年程前のものなので多少の隙間も出て来ていたようです。以前電池交換の際も、時計屋さんには水は厳禁ですよと言われていたのだが、ずぶ濡れになりました。・・・
仕方なく朝から時計屋に持ち込みました。・・・
「一旦工場に出してからお見積りいたします。状況次第では部品の交換や調整が必要になります。その際はお費用が高くなる場合もありますよ」と、告げられました。・・・
仕方ありません。一旦預けて看て貰う事にしました。・・・
だから、今日からしばらくはケイタイで時間の確認をしなければいけません。・・・
つい癖で左手を見てしまいます。いかに今まで重宝していたかですね~。・・・
別段アンティークと言う訳でもありません。ただ長年使っていると言うだけです。それもしっかり正確に動いてくれていましたから、より愛着がわきます。・・・
それから教室へ到着しました。・・・
少し早い時間でしたので、毎日届くメールの確認。・・・
少しがっくりするようなメールもあり、気分は更に落ち込みます。・・・
今は、期末テスト前です。たぶん今日も早めに自習に来るだろうから、落ち込んでいる暇はない。いつもの清掃を始めました。・・・
今日来る生徒でまだプリントを配布できていない子に渡す段取りや、新たに作成する準備もあります。うかうかしていられません。・・・
そうこうしていると、ひとり雨の中やってきました。・・・
今日は大雨警報が出て、全ての公立小中学校が休校になりました。・・・
夕方になり更に増えて来ました。座席の確保も考えて行きます。・・・
最近どうしても集中力が持続できない中3生のグループがあり、以前から指摘していましたが初めの30分しか持ちません。すぐにあれこれこそこそ悪さをしあいながら、声を出してワイワイ始めてしまいます。笑い声も永遠に続いて行きます。・・・
そのたびに話をしに行きますが、その時限りです。・・・
それでも勉強をする為に一応来ているようです。しかし、仲間同士でいるとどうしてもちょっかいを出して、なかなか進めません。中には学校への提出課題を終わらせていない子もいます。そういう事も承知の上で、大量のプリントを配布しています。全員に均等にチャンスを与えたいからです。計画通りに進めれば確実に上げられるからと・・・
以前よりかはかなりましになり、あと少しで終る様子でしたが、それでも集中できません。誰かが遊びだします。結局、指導ブースで授業が始まりその間もなかなかやめません。また、注意に行きますがその時限りです。・・・
結局最終までそんないたちごっこを繰り返し、とうとう・・・
下級生がお茶サーバーでドリンクを入れに行った際に、その騒がしい3年生の一人がそばにより肩に手をかけて何やら始めました。・・・
お茶サーバーは、授業を受けている子も自習の子も飲めるように指導ブースから見える位置にあります。その場所で、授業中に何やらやられては話になりません。・・・
すぐに行って無言でシャツの襟をつかんで引っ張りました。・・・
彼は目を向いて抵抗していました。振り払おうとして、反抗心丸出しで暴れようともしていました。・・・
「こっちへ来い!座れ!」・・・
自習コーナーに座らせて、・・・
「何をしてんねん?正しい事か?」・・・
「肩組んだだけや」・・・定例の反抗期の言葉です。・・・
「ここは何をする所や?おかしいやろ?」・・・
「何がや?わからん」・・・同じく反抗期の言葉。・・・
「何しに来てんねん!あそこは授業をしてるんやろ?おかしいやろ」・・・
「なにがやねん!」・・・
「分からんはずはない。授業しているのに気を遣うやろふつうは!」・・・
「みんな勉強しに来てるんと違うんか?お前もそうやろ!なんで授業中におちうゃらけてんねん?おかしいやろ!」・・・
なかなか納得しません。だって、思春期真っ只中!ガラスのプライドが決して納得などするはずがない。・・・
「あかんもんは、あかんやろ!」・・・
彼に高校へ行って貰いたい、成績をもっと上げさせてやりたい、だから色々提案しプリントも分け隔てなく、全員にチャンスを与えようと無料で出しているし、無料で自習室も開放している。ましてやここは学校ではないし、遊ぶところではない。・・・
更に他の子もみんな勉強したくて来ているのだ。邪魔して楽しいか?と、叱りました。・・・
何処まで通じたのかは分かりません。分かるまで言い続けるつもりです。・・・
こどもたちの可能性は、みんな均等に持ちあわせています。些細な事で、違う方向へ行かせたくないし、ましてやこれから重要な所に入ります。今の時点で遊び優先、マナーもなし、自己中心的、どうでもいい状態ではいけないのです。確かに、初めに授業を乱したりする場合は退塾して貰う話にはなっていますが、それではその子の可能性が一つなくなります。なんとかして前向きにさせて行かないといけません。せっかく預かったのです、最後まで面倒を看たいのです。・・・
そのためには、色々無償でも構わないのです。・・・
こどもたちの価値は、プライスレスです。・・・値段が付けられません。・・・
お金をかければ何でも叶うものでもありません。・・・
今日はそんなドタバタがありました。・・・
私の腕時計も、例えどんなに修理代が掛かっても構わないのです。私にとっては、とんでもない価値があるのです。親父の形見だから・・・
明日に、期待!・・・