きのう
心臓に強めの攻撃を受けて私は考え込んでしまった。
なぜここまで邪魔をされるのか。
一日中何となくモヤモヤを片隅に抱えながら過ごした。
夜、仕事を終えてそのモヤモヤを隅っこから取り出して眺めてみた。
ちょっと思考がネガティブになったわ。このネガティブの種類は怒りだ。
そう言えばまともに瞑想できていなかったし、夜遅くになって実践した。
また邪魔が入ってくる。
これは到底許せる範疇を超えている事であって、私は振り払おうとして自分の内に潜り込みたかった。
内なる光に触れさせて下さい、あなたの元へと願ったけれど、瞑想は祈りやお題目や念仏とは違うものだから叶わない。
私には目を閉じると大抵の場合、星空が、もっと詳しく言えば宇宙空間を見る。
沢山の星たちを。
誰かが置いた言葉が浮かんできた。
これは、見かけて私宛てと勝手に思って心の引き出しに入れておいた言葉だ。
「私を想って下さい」
私は想った。多分、助けてって心で叫んでた。
不思議なことが起こったわ。
急に吸い込まれるみたいな、まるで自動車に乗っていて暗くて何も見えないトンネルの中で高速でその場を離れるみたいな。
何も見えないのに、真っ暗なのに、周囲の空間が後ろに流れて行くのが分かった。
抜け出せた。
トンネルの先にまだ光は見えてこないけれどきっといつか光を見るだろう。
取り出しておいた本をこれから読むことにした。
「Out on a Limb」シャーリー・マクレーン
35年ぶりに2度目を読む。
初めて手にした時、一気に読んで思ったのは、50%は創作くさい、演出過多。
でも、心を鷲掴みにする何かがあって、私にとっては探していた鍵のひとつだと信じた。
今となっては、内容をほとんど覚えていなくて、先日書評を探して読んでみた。
内容を箇条書きにして詳しく書いてあったものがあって、それを読むと私が現在信じている思想、真理そのままだったので、本当に私に影響を及ぼした一冊だったんだなと改めて思った。
文字が細かくて、夜読むには少ししんどい。
でも読み始めで心が一杯になった一節があったので、ここに書き留めておこう。
(本文より引用)
友人のデイビッドは冗談めかして、
「君の登っている最も険しい山は、君自身だよ」と言ったことがある。(略)
「自分の山に登るのをやめて、自分の内部に旅をするように」と言うのだった。
「君の探しているものは、すべて君自身の中にある」と彼は言った。
(引用ここまで)