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天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

一村

2019-10-04 12:47:51 | 日記
 ここ数日は田中一村画集を見てうっとり忘我の境地である。天才といえどタカが人間が描いた絵画を見て、全身が麻痺硬直するだけでなく、皮膜が自発震動するなんて経験は一村以外にない。写実主義派の写真以上に生身を想像させる全裸像を見てもむらッとするくらいの俗世的反応に過ぎないし、モナ・リザを見て別にぴくっとも来ない。宗教画の歓喜の震えと違って、真相に遭った驚愕の震えである。アダンと朝鮮朝顔と喰わず芋と、南洋の鳥、風物を見て人生観に革命が起き、芸術衝動が爆発炎上した古今東西唯一の霊の作品群だと思う。
 孫の男子中1生から誕生日プレゼントの御礼がLINEで来た。Amazonに送り先の属性と誕生日と上限額を登録しておくと毎年自動的に適性に合った商品選択をして贈ってくれるシステムだったので、どれがいいかあれこれ思い悩むことなく楽だった。その代わり何が送られたか知らないので聞いたら、今回はKodacのスマホ連携写真プリンターだった。写真を1枚だけ添付してきてくれたので、念のため調べて、それはカメラの機能もオマケで付いているけれど、主用途はスマホ写真をブルートゥースで繋いでプリントアウトする携帯プリンターだよと書き送ったら、えッと驚いていた。何や、1枚しか撮れへんやん、なんて怒って、プレゼントを床に投げ付けられたら困る、と懸念したのが余計な心配でなかった。
 早田ひなと平野美宇との卓球スウェーデン・オープン同学年対決はフルセットの激戦の末、平野に軍配か。本戦2回戦では、同じく日本人対決で佐藤瞳を制した伊藤美誠との、またまた同学年激突。東京五輪を来年に控え熾烈な出場権争いをしている同学年仲良しトリオも、心中の写真を撮ることができれば、田中一村の絵のように魂が爆発炎上しているのかもしれない。
 プロ野球西武の大石達也投手が早くも引退か。あの快速球は、同期の斎藤佑樹や福井優也以上に期待されたのに。大谷翔平が抜けた後、侍ジャパン選抜メンバーの顔触れを見ても、イマイチ花がなく、チケットよりテレビでいいやという地味な心持になっているので、斎藤投手には、せっかく栗山英樹監督が日ハムで続投することになったのだから、去年の松坂大輔くらいには復活した姿を見せてほしいなあ。
 宇宙ロケットを3Dプリンターで作ったり、積載物を運ぶ宇宙船の月着陸を目指す英民間企業が登場したり、米企業がドローン配送を正規に始める認可を得たり、世界ではどんどんベンチャーの芽が育っている。原発みたいなリサイクル制御不能のお荷物技術に固執し続けたり、小便臭いごみのような技術を囲い込んだり、宇宙を道楽レベルで楽しんだり、末梢神経麻痺状態の日本の戦略不在で行く末大丈夫かなと不安がもたげてくる。

一村の ゑをみて痺る たましひの
経巡る先は 奄美のざうくゎ







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