天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

半月

2020-02-02 09:47:55 | 日記
 何と、きょうは令和2年、2020年2月2日である。大した発見でもない。西暦の年月日に現れる2が4つ有って、足した8が今日の月齢。ということは上弦の半月で、これも満月の2分の1。ところが、早朝に空を見上げると、四天に雲一つない晴天なのに、月は欠片もない。天体の動きを知らないけれど、ブラジルの空に行っているのかもしれない。月を隈無く探していると、南の方の空と中天に星が僅かに一つずつ見えた。不思議なことに、この広い空に星がこれも都合2だった。競馬はぞろ目、2枠、2番が来そうな予感がする。もっとも、昨晩は卓球ドイツ・オープンで楽しみにしていた伊藤美誠ちゃんの2試合。シングルスでは中国の丁寧さんにあっさり破れ、水谷隼選手と組んだミックスダブルス決勝戦でも許キン・劉詩ブンのペアに負けてしまったので、馬券が当たる確率も2割程度かもしれない。忍者ハットリくんなら予想を外して、ニンニンと言っているだろう。
 旧月名では、音感的にやよひ(弥生)、さつき(五月)も良いけれど、人名に多用され、俗臭がするのが難点である。そこへいくと、きさらぎ(如月)が音でも鮮度でも一番いい。やっぱりまた2月となる。如月と言えば、西行法師の詠んだ「願はくば 花の下にて 春死なむ その如月の 望月のころ」が有名である。寒空の下にて警備に立つと鼻汁が出るけれど、この歌の花は西行が好きな桜のはず。やっぱり旧暦とは感覚が異なり、現代の2月では花札の上だと梅となる。でも、いくら温暖化だ暖冬だと言っても、梅の開花情報をお天気嬢さんからまだ聞けない。観察できるのはせいぜい、寒さに強い蝋梅である。でもひょっとして、令和の典拠となった梅花の宴を催した大宰府の天満宮辺りでは1、2輪綻んでいるかもしれない。そんな便りを主の菅原道真公が当てもなく待っていたとは、切なくなる。『東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ』
 この歌を聞いて、京都の実家の庭に植わった梅の花が、主が陰謀に遭って流されている大宰府まで飛んでいったというから、菅原道真の神通力や恐るべし。わたしなぞ、愛猫の遺影に、「抱っこしたいね。そんな所に座っていないで早く戻っておいでよ」と、いくら気合いを入れて呼び掛けても、2年近く何の効果もない。
 
手々ならで
二の腕抱ふ
仲なりき
ふくやかな胸
いとし亡き猫












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