天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

噴火

2020-05-22 13:39:39 | 日記

 コロナ緊急事態解除で喜んでいるのは今のうちのことで、楽しみはこれからだ!、というくらい恐ろしいことが待ち受けている予感がする。カムチャツカ半島の最高嶺クリュチェフスコイ火山が22日までに大噴火し、赤黒い噴煙が5500メートルの天空まで覆っていると伝えられている。また、千島列島の幌筵島(パラムシル島)のエベコ山が21日までに噴火し、噴煙が1900メートルまで上がったという。両島ともに東京からは湖北省武漢くらい遠い異国の話ではあるけれど、クリュチェフスコイ山とエベコ山を繋いだ延長線にはバッチリ富士山があり、ユーラシアプレートと太平洋プレートがぶつかってしのぎを削る地震・火山帯で結ばれた親戚遠縁同士であることが無気味である。おそらく地底マグマでは必ず行き来しており、弥次郎兵衛みたいに、あっちが上がった後にはこっちが上がる仕組みだとすると、物凄く怖い。クリュチェフスコイ山と富士山を繋ぐ天秤棒の中心点の支点を仮に札幌市と取ると、札幌とクリュチェフスコイの距離と噴煙の高さ5500メートルの2つの因数が与えられているわけであるから、次に富士山の地底マグマに点火して爆発炎上する大体の日付と噴煙の規模は数理物理学上、計算できるはずである。しかし、ただでさえ新型コロナウイルス防御に追われて、自分の身を守るのに精一杯なのに、他人のことを構っていられないので暫く伏せておく。
 黒川東京高検検事長の麻雀賭博については、週刊文春にスクープ撮などと見出しが出ていたので、そんな場面に導くシナリオを書いて裏で糸を引く意図が誰のものか想像できずに、無闇に面白がっていられない気がした。文春の待ち伏せスクープ撮を可能にしたのは、身内の産経新聞なのか、官邸なのか、検察なのか、によって今後の展開にバリエーションが出てくる。進退窮まって本人、あるいはご主人を思い遣った愛犬がリーク元、というのは一番あり得ないストーリーであろう。
 いずれにしても神の裁きでないことは確かである。いまさら検察に政治的中立性と絶対正義を求めるのは、アイドルに純潔を求めるのと同じくらい、ナイーブで愚かなことである。秋霜烈日の勲章のように称えるロッキード事件摘発にしても、三木武夫政権と田中角栄軍団の政争に絡んだ鬼っ子であるし、厚労省女性局長冤罪事件や甘利明大臣のUR口利き疑惑の捜査処理など、公正性の疑わしい扱いが連綿としてきている。エベコ山に蓋をしても、いつ御嶽山が噴石を飛ばすとも限らない。マグマを支配するには、とりあえず選挙に勝ち、政権を握ることである。
 そうでないと、もう良いだろうと安心して炬燵を片付け、冬のジャンパーを洗って仕舞ったのに、昨日今日みたいに寒いと、また取り出して二重手間になることがある。群発地震や火山といい、人の浮き沈みといい、いつの世も出る杭は打たれる、モグラ叩きによって舞台が回っている。

あら怖はや
かむちゃつかに昇る
遠ほ烽火
ころな好しとて
ふじのやまひに





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