天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

国土安全軍

2019-10-16 14:16:59 | 日記

 実りの秋やのに、稲穂みたいにじーっと頭を垂れ続けていなくてはならない雲行きやなあ。昨夜は掛け布団を厚いのに変えたし、けさは長袖シャツを引っ張り出し、半袖に2枚重ねしたうえ、ジャージを羽織らないと肌寒いわ。なんか空気がどんより暗くてかなわんで。
 台風19号の被害は、とっくに通過し雨が止んだ後も、日を追い死者・行方不明者数など爪痕が拡大している。政府は東日本大震災同様、天災だから被害の発生は仕方ないという顔をしているけれど、実際は砂防、治山治水対策の怠慢が招いた人災ではないのか。政府をはじめ総力を挙げて被害の後の救済と対策に取り組んでいるのに、なぜこんなに復旧に手間取っているのか。マスコミの全力報道でも伝えられない2つの疑問がある。
 1つはダム決壊の危機を大騒ぎしていたのに、実際に何カ所が決壊したのか分からない。向こう見ずにジャンジャカ放流したため、すべて無事だったのだろうか。民主主義社会での正当な役割を果たそうとしないポチのようなマスコミに頼っていては、その種の情報は永遠に出てきそうにない。単に、「100年に1度を超える雨量だった」と澄まして、災害拡大の逃げ口上を垂れ流すけれど、本来は人為的災害でなかったかの検証が必要である。ダム放流と堤防決壊の因果関係だけは究明しなければならない。
 色んな独楽を回していると、勝手にひっくり返って逆立ち回りする奴が居る。国民の安寧のためか、ダムのためか、価値観がひっくり返ってもらっては困る。
 もう1つは、大災害が起きると自衛隊の派遣を切り札に、政府の真剣度をアピールするけれど、国際情勢が北朝鮮の本邦向けミサイル乱射や、中国の国境侵犯に近い猛威圧力、韓国の竹島乗っ取り、ロシアの北方領土居座りなど極めて緊迫している中、国境防衛の本務に自衛隊が専心できない状態でいいのか、との疑問である。これだけ毎年、毎月のように大災害に見舞われ、救済、応援部隊の緊急出動が頻繁なのに、専門の部隊を設けようという議論が起きないのは、政府と国会の怠慢でないのか。自衛隊を分離するか、あるいは全く新設の国土安全軍か災害救急部隊を検討すべきなのは自明である。国会討論を漫談だけで済ましていてはいけない。また、台風20号と21号が爪を研いでいるかもしれないのである。
 旧勤務先のOB会による仙台松島旅行のプランが具体化してきたけれど、こんな状況で飲んで騒いでいていいのか、意気が上がらない。少なくとも乗り物乗車直後からの飲酒は慎もうと思う。消費税も上がったし、忍びやかに忍びやかに、が今後の日本の流儀になりそうである。
 
栗柿と 実りの秋を 楽しめず
忍びやかなる ダム垂れ流し



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