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天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

断酒

2022-11-24 13:29:49 | 日記

 見通しが悪くて日本一の非国民になってしまった。サッカーWカップのカタール大会、日本が初戦のドイツに押されまくって0-1とリードされ、テレビ観戦をこのまま見ていても点差が広がる一方だろうと、諦めて前半終了後、寝てしまった。午前0時20分ごろ頻尿のため目覚めたので、ラジオを点けると2-1の逆転勝利と、大騒ぎしていた。今年最大の歴史的瞬間を見逃し、人生最大のへまを犯してしまった。ラジオは解説の宮澤ミシェルさんと試合を振り返る中、東京・渋谷のスクランブル交差点で人々がハイタッチする姿が見えると伝え、宮澤さんも「ここでいつまでしゃべっているんだ」と、早く仕事から解放されて、歓喜の渦に飛び込みたい気分を表していた。こんな展開になるとは想像もできず、後悔先に立たなかったため、朝7時のNHKテレビニュースと8時からの羽鳥モーニングショーで、感激のおこぼれを味わせてもらった。浅野拓磨の決勝ゴールは、ディフェンダーにぴったり後ろに付かれる中、世界一のキーパーが立ちはだかるのに、ゴールとのこれ以上は無理なくらい薄い角度から決めるとは、何度見ても奇跡だった。この興奮をライブ中継で実感し損ない、千載に悔いを残してしまった。先見力と直観力に忍耐力を養わなくては、人生の醍醐味は素通りしてしまうものである。対独戦をテーマにTV番組に出演した識者も、朝が早いので試合後半戦を見ずに寝たというのだから、同じような”ドーハの悲劇”は各所で起きていたのだろう。
 かつて『間違いだらけの性生活』というベストセラーがあったように、世の中の常識は疑って掛かる必要がある。故あって好きな酒を2月から断っているけれど、少しでも健康が改善したとか、頭が冴えるようになったことは、全くない。飲み過ぎた酒の消化不良により内臓に負担が掛かり、いつも怠かった気分が、断酒効果によりスッキリするのかと期待していたけれど、そんなことは起こらなかった。逆に、酒は百薬の長とか言うけれど、仕事や生活の失敗は大概、酒由来であった。酒にまつわる常識は間違いだらけではないか。酒の害毒ばかり説く者も、賛美する輩も信用ならない。
 存在には程度があり、程度のある存在を維持するためには補給、代謝が必要となる。補給、代謝が止まると死滅するし、補給、代謝が過大になり程度を超すと自爆して、雲消霧散する。生命体などの存在を維持、成長させるには、補給の微妙なコントロールがカギを握るし、代謝の異常があってはならない。そんな精妙さを人類は神に代行させているけれど、神は、存在の悪業を制御できていない。

いぶせくも
酒を断つなり
悪魔払ひ
験顕れば
寿ぎ飲まむ



大相撲予想

2022-11-12 10:44:01 | 日記

 全国旅行支援と言うので日本三景のうちまだ見ていない天橋立に行った。砂州が松林に覆われた景勝であるため、秋ではあっても日光中禅寺湖と違って紅葉とは無縁である。しかし、秋の清涼な空気に引き締まった松並木の青さが与謝の海にいっそう浮き立って美しかった。若いカップルの女性がロングスカートの裾を膝の上までたくし上げて、男性に記念写真を撮ってもらっている姿が微笑ましかった。

股のぞき
裳裾引き上ぐ
松並木
身をくねらせて
龍いきり立つ


 早いもので明日はもう1年納の大相撲九州場所。郵便局に寄ったら年賀状が売っていて、どれも可愛いうさぎの絵に迷って買い切れなかった。しかし、恒例なので迷ってばかりいられず、優勝予想をしなければならない。
 関脇、小結の顔触れが充実していて、恐らくはこの中からだろう。先場所優勝の玉鷲は、その前の7月名古屋場所優勝の逸ノ城の翌場所負け越しの例もあり、外してみる。そうなると、豊昇龍、霧馬山のモンゴル勢か、若隆景、御嶽海、翔猿に絞られる。
 この中から選ぶとなると、陥落した大関復帰に向け気合いの入る御嶽海を最有力に挙げたい。しかし、15日間気合いが入り続けるかというと、淡白なところがあるので心もとない。
 競馬予想だって本命一択でなく、対抗、穴、大穴がある。対抗には若隆景を推す。穴は霧馬山。
 誰でも勝った時はこんな奴に勝てる力士がいるのかと驚くほど強い相撲を取るけれど、意外と脆いこともある。ここ60年観察していると、勝ちに執念を燃やして取り口を変える力士より、俺はこれだと得意に磨きを掛ける力士の方が大成するように思う。だから、ド迫力のある他の力士を差し置いて、大穴には若元春と、おまけにご当地九州で奮い立たなければならない正代を挙げておきたい。ハッケヨイ、ヨイ。


部分紅葉

2022-11-03 16:30:39 | 日記

 やれやれ、急な冷え込みに股引をはき慣れたかと思えば、時ならぬ南風が吹いて股ぐらが蒸れたり、コロナが勢いを失ったと一安心したらまたぶり返したり、世の中はままならない。白河法皇が鴨川の水と山法師に賽の目を嘆いたように、何事も思うようにはならない。
 きょう、牛乳を買ったら188円、食パンは178円と、いつもよりそれぞれ20円、30円高くなっていた。9月の一斉値上げはニュース特集で気にしていたけれど、11月も奇襲攻撃に遭うとは、油断ならない時勢である。この調子では、テト攻勢も覚悟しなくてはならない。
 裏切らないのは季節だけ。里にも紅葉がちらちら下りてきた。秋が深まり、葉陰に隠れていた柿の実が、熟するにつれ数は少なくなるけれど、色っぽく次第に全身を現わすことになるだろう。
 秋冬はゆっくり落葉の風情を楽しみたいのに、そんな風流を迷惑と思う人もいる。ケヤキ並木で夏日に緑陰を作ったものの、木枯らしが吹くころになると、埋もれそうなくらい大量の落ち葉に、直下の住民は閉口することになる。そこで造園業者を呼んで、一斉空爆のように枝をバッサリ伐った哀れな姿を見るのは、通り掛かりの者にとっては辛い。兼好法師の「この木なからましかば...」(徒然草第11段)の心地である。

戦さ場に
部分動員
秋の空
はだら紅葉の
匂ひぬるかな


にゃんと見る?

2022-11-01 18:12:48 | 日記

 早や11月入りかあ。2月にウクライナ侵略戦争が勃発して、こんなにしつこく人間が醜さを曝け出し続けることができるとは思わなかった。情けなく散歩すると、いつもは箱入り娘で奥で過ごしている猫が窓辺に出て、世間を見渡していた。お達者でしたか? すっかり寒むうなりました。ご機嫌ようお過ごしください。

埒も無き
戦さに明け暮る
年なりき
ひとの愚かさ
にゃんと見るらむ


2時間半

2022-10-30 16:44:50 | 日記

 10月はスポーツ月間。今日も注目競技が満載である。全日本卓球選手権大会(カデットの部)の女子14歳以下のシングルスで張本美和ちゃんが優勝、対戦相手の小塩悠菜ちゃんと組んだダブルスでも優勝したとか。Tリーグとかで活躍しているので、そりゃそうだろうという感じもする。
 職場の同僚との午前、午後の引継ぎの際の雑談で、70-80歳にもなると相撲が一番話題に合うが、意外にも卓球でも話が繋がる。年寄りは我慢が弱くなるから、勝負のテンポが興味の分かれ目となる。こちらから野球の話を振っても、試合が長くて途中で飽きるので見ないという。それなのに、マラソンや駅伝に関心があるようで、よく話をしてくる。時間が長い競技の代表なのに、矛盾するではないかと思っていた。今日も昼から全日本大学女子駅伝が中継されると教えてくれた。自分も拓大の不破聖衣来さんに興味があるので、気には掛けていたけれど、老人性健忘症でうっかり帰宅後午後2時半を過ぎてからテレビをつけると、既に終わっていた。
 プロ野球日本シリーズと卓球のWTTカップファイナルズ男子決勝まで、まだ随分時間があると、のんびり構えていたのが間違いだった。両方ともゆっくり楽しみたいけれど、両者の時間割が気になり始めた。張本智和 vs.王楚欽の決勝戦は午後9時に始まる予定だけれど、オリックス対ヤクルトの試合がそれまでに決着がついていない可能性が大いにある。野球が6時半開始なら2時間半で終わってくれれば、ドンピシャではないか。そこでハタと気が付いた。マラソンや駅伝(正月の箱根を除く)は2時間半もあれば十分なのだから、視聴者にとってはそんなに長い競技でなかったと。サッカーだって45分ハーフ。高校まで自分もやっていた野球だって本来、9回まで普通に展開していたら、2時間以内に済んだものである。職場の先輩が、野球は長くて嫌だ、と言うのが理解できた。2年連続のヤクルト×オリックス対決が近来にない緊迫した好ゲーム続きだとは評されるものの、いつも1試合に3時間も4時間もかけていたら、このスポーツ、ゲーム多様化の時代に人気が離れていくのではないかと危惧される。本筋の勝負以外の駆け引きに囚われ過ぎずに、まずスピーディーに試合を展開することが野球人気を保てるかどうかのカギになるのではないかと思う。今日ヤクルトが五分に戻し、おまけの第8戦に山本由伸投手が投げてくれるのが理想である。