ろぐろぐ音楽ブログ

a-kiという人間の手による、J-POPあたりをメインに色々好き勝手書いてる適当ブログ。

玉置成実「Brightdown」、黒薔薇保存会「BLUE HEAVEN」、樹海「こもりうた」レビュー

2007年10月08日 22時34分32秒 | 感想・レビュー(シングル)

玉置成実「Brightdown」(★8.5点)   試聴はコチラ(公式ホームページ)
(作詞・作曲:藤末 樹 編曲:nishi-ken)

中川翔子「空色デイズ」みたいなアニソンロックチューン。まぁ、しょこたんのやつほどストレートではないんだけど、割と直球勝負のロックです。歌声に関してはさすが本職が歌手なだけあってしょこたんより上手い。サウンドはロックだけど、メロディ自体は作曲が「Fortune」「Result」作った藤末さんだし、従来の玉置成実のイメージも守りつつ、上手く新境地を出せてるんじゃないかなぁと思います。ただ逆に言えば、どうしても玉置成実はアニソンから抜けられないのかな、と取れなくもないわけですが、まぁそれが玉置成実のウリでもあるのでこれでいいんじゃないでしょうか。ロック路線第一弾として正解な曲。

このシングルからおそらくロック路線に傾倒していくと思われる玉置さんですが、オリコンでのインタビューによると、どーも今までのサイバーデジタル系の音楽は趣味じゃないみたいで。「ここにきてやっと好きなことができて、好きなように歌えて」とか言っちゃってるんですがw 今までは完全にやらされてたのかよw そう思ってもそれは言っちゃダメだってw
まぁ、この年頃(?)の女の子がロックが好きってのはなんとなくわかるんですけどね・・・。

黒薔薇保存会「BLUE HEAVEN」(★8.5点)   試聴はコチラ(要iTunes)
(作詞:MA様 作曲:ユイエル 編曲:黒薔薇保存会)

おおお。前回の2シングルも良かったけど、今回もいいぞいいぞ。今回は前作にあったアニソンっぽさが後退し、ベースやギターがより前に出たりして、よりバンドっぽい曲になりました。堀江由衣の歌唱は相変わらず歌唱力があるとは言えないけれど、逆にそれが味というか、そのおかげで黒薔薇保存会ならではの曲になってる・・・って思うのは僕が堀江由衣好きだからですかね(笑)。
ここまで全ての曲が作曲:ユイエル(堀江由衣)なわけですが、これでこのクオリティが維持できてるなら安心。C/Wも悪くないし。アルバム出せるのかなぁ。今回はDVDシングルor音楽配信のみという変な作戦(?)に出ちゃってるし、なんか相変わらず企画モノっぽさがあるので不安なのですが、是非アルバムまで辿り着いて欲しい所。

ぶっちゃけ、「Days」以降コンラン気味の堀江由衣の曲より黒薔薇保存会の方が好きなんですがw

樹海「こもりうた/ヒメゴト」(★8点/★8点)   試聴はコチラ(公式ホームページ)
(作詞:愛未 作曲・編曲:出羽良彰/作詞:愛未 作曲:出羽良彰 編曲:本間昭光・出羽良彰)
昨年末に出したアルバムが1stながらも素晴らしいポップスアルバムだった樹海の5thシングル。前作「咲かせてはいけない花」は、若干コムズカシイ雰囲気のスローバラードだったのですが、今回は樹海王道とも言えるミディアムバラードになっています。相変わらず、いい曲書くねぇ出羽さんは。前作から編曲・プログラミングも出羽さん一人で手掛けるようになりましたが、クオリティが全然落ちてないのが凄いなぁ。「ヒメゴト」は編曲に本間昭光さんを迎えて、ちょっと王道から外れてみた感じの楽曲。いつもよりちょっとレトロなロック寄りのサウンドになっています。こっちもいい曲。

ただ、ちょっと安定しすぎではないかなぁ、とも思う。まだ5thシングルなんだし、もっと別な曲調に挑戦して幅を広げていった方が良いような気が。バラードが得意だと自覚してるんだろうし確かにどれもいい曲なんだけど、ここまでのシングル1曲目が全部バラードってのは極端すぎません?アルバムに入ってた「太陽と行くミチ」とかのアップテンポも良かったので、もっとテンポの速い楽曲もシングルで切ってみても良いんじゃないかと思う次第です。

あとは、せっかく樹海の2人はいい曲作ってるんだから、レコード会社はもう少しちゃんと売り出してあげて欲しいな、と・・・(笑)



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