
London Calling
熱心なClashファンというわけでもなかったが、Joeの政治的なスタンスは常に気になっていた。常に弱者の側に立つ、そのスタンスが。彼自身は外交官の息子という出の良さが、実はコンプレックスだったという。彼との出会いは二度。一度はロンドンでクラブ(ギャズ・メイオールのロッキンブルース!)を見に行った時に、なんとすぐそばに彼がいたのだ。白のリーバイスに革ジャン!まんまでした。そして二度目は彼の最後の日本ツアー(JOE STRUMMER AND THE MESCALEROS @新宿Liquid Room 10/1)を幸いにも見ることができた。彼はミック・ジャガーになれなかっただろうし、なりたくもなかっただろうなと思う。London Callingはじつに曲が雑多で、思いつくがままに作り、様々なスタイルを使い、勢いで録音した感じだ。もはやパンク名盤ではなく、ロック名盤たる一枚だ。この名盤の立役者はジャケに写っているポール・シムノンですな。このアルバムでの彼のベースはClashをパンクバンドからロックバンドに変貌させた、と言えるくらいの素晴らしいベースだと思う。
*My 55 LPsは2016年1月に55歳を迎えるにあたってのこころのベスト55です。