ひょうご丹波・憲法を生かす会

兵庫丹波で憲法を生かす活動をしています。平和、憲法、暮らしについて情報発信します。

「原発に頼らない社会へ~こうすれば電力問題も温暖化も解決できる」

2011年04月18日 | お知らせ

 先週土曜日、大阪で田中優さんの緊急講演会がありました。

田中さんの講演は、とてもわかりやすく、アッという間の2時間でした。

田中さんの新しい本が間もなく発売されます。是非、ご一読を。

 

「原発に頼らない社会へ~こうすれば電力問題も温暖化も解決できる」

武田ランダムハウスジャパン (2011/4/21)、1,050 円

 

<内容紹介>

 Q:やっぱり原発がないと、電気は足りなくなるの?

田中:いいえ。本当はすでに解決方法があります。やらないだけです。

もう電力会社には任せられない!
日本経済が原発事故とともに破綻してしまう前に考えるべきこれからのエネルギーのあり方、向き合い方。

放射能は「外部被曝」より「内部被曝」の方が何十倍も恐ろしい。そして、それは現時点では分からない。
「ただちに健康への影響はない」からだ。
では、我々はこれ以降、何に気をつけなければならないのか。

 

世界中が注視している原発史上2番目に大きなこれほどの事故を起こしても、日本の経済界には「今後も原発と共存しかない」という声が挙がる。

なぜ原発に頼るのか?
なぜ原発を造りたがるのか?
造れば儲かる原子力発電は、周辺住民の安全や国民無視で推し進められてきた。

加えて、「発電」、「送電」、「配電」のすべてを独占する電力会社から電線を取り上げない限り、自然エネルギーでの発電を増やしても、我々はそれらの電気を選べない。

現代の恐竜(=巨大企業)の身体を維持するために行われている様々な活動が我々の生活や地球環境を破壊している。

 

1990年代のアメリカのカリフォルニア州で、いち早く大ブームとなった電気自動車が、ある日こつ然と姿を消した。
石油会社の圧力によって大量に処分されたからだ。
映画「誰が電気自動車を殺したか」でも描かれるこれらの事実は様々な理屈をつけては自然エネルギー開発の実用性を否定する現在の状況にも似ている。

著者は、アメリカで始まった「スマートグリット」構想や開発の進む蓄電システム、地域特性を活かした発電システムなど巨大企業の論理から抜け出せば可能になる様々な解決法を説いていく。

国民の安全と引き換えに生み出されている原発は、一体誰のためのものなのか?
そして、今我々が考えるべきエネルギー問題との付き合い方は何か?
田中優が問題点に鋭く斬り込み、画期的かつ現実的な代替案を投げかける!

※2010年7月に刊行しました『ヤマダ電機で電気自動車を買おう』の改訂版です。

著者について
1957年東京都生まれ。地域での脱原発やリサイクルの運動を出発点に、環境、経済、平和などの、さまざまなNGO活動に関わる。現在「未来バンク事業組合」 理事長、「日本国際ボランティアセンター」「足温ネット」理事、「ap bank」監事、「一般社団 天然住宅」共同代表を務める。現在、立教大学大学院、和光大学大学院の非常勤講師。 著書(共著含む)に『環境破壊のメカニズム』『日本の電気料はなぜ高い』『どうして郵貯がいけないの』(以上、北斗出版)、『非戦』(幻冬舎)、『Eco・エコ省エネゲーム』『戦争をやめさせ環境破壊をくいとめる新しい社会のつくり方』『戦争をしなくてすむ世界をつくる30の方法』『世界から貧しさをなくす30の方法』(以上、合同出版)、『戦争って、環境問題と関係ないと思ってた』(岩波書店)、『地球温暖化/人類滅亡のシナリオは回避できるか』(扶桑社新書)、『おカネで世界を変える30の方法』『天然住宅から社会を変える30の方法』(合同出版)、『今すぐ考えよう地球温暖化! 1~3』(岩崎書店)、『おカネが変われば世界が変わる』(コモンズ)、『環境教育 善意の落とし穴』(大月書店)他多数。


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