11月30日より語り続けているこの話題。
沢田研二 還暦記念コンサート 『 人間60年・ジュリー祭り 』
初めてのジュリーのコンサート・・・今回は一人で行ってきました。
独りで行くコンサートは9年振り。
私は時間に余裕を持って行動ができないタイプです。
遅刻はしないのですが、いつもギリギリセーフというスリルを味わうことになります(?)
そして、“地図が読めない女” でもあります。
会場の座席図の理解力にも乏しいのです。(情けな~い。)
ドームやスタジアムなどの場合は特に大変。
この日も四苦八苦して、自分の座席の列を見つけました。
が、列の中ほどまで進むもチケットを再確認してみると、一列間違えていることに気がつく

密かに、これは私が一人でコンサートに行った時のお決まりのパターン!?
毎回、先に着席されている観客の方にはご迷惑をお掛けしております。。
椅子の背もたれにある座席表示を一列勘違いするのは私だけですか~??
私が着席してすぐの開演(3:03PM.)。 なんとか間に合いました。
もう大丈夫だと思いきや、今回はこれまでにない展開が待ち受けていました。
開演前の時間に余裕がなかったので、お手洗いに行かずにコンサートに臨んだら、
会場が冷えていたせいか途中から行きたくなってしまったのです。
これまでにコンサートなどで中座したことがありません。
席を立つタイミングって難しいですね~。
周辺の観客に気は遣うし、楽しみにしていたヒット曲を一曲も聴き逃したくはないし・・・
第1部終了まではと頑張ってみたけれども、限界がきて終盤で席を立ってしまいました。
無事お手洗いに行って、自分の席へ戻ろうとした時です

ひえっ~??

自分の席の場所が分からな~い

席に戻れない・・

そうでした。私は飲食店やカラオケボックス内でもお手洗いに行くと、
必ず戻ってくる時に道に(?)迷ってしまうのでした。
ましてや薄暗い中、自分の席に戻るなんて至難の業です。
どうしようもなくて、第1部終了までスタンド最上段フロアの通路で見ることに。
そのフロアはお手洗いへ行く人が通るし、わざわざこんな場所で立ち見をする人も居なくて、
最初は恥ずかしかったのですが、ここでは自由だということに気がつきました。
いつの間にか周りの目を気にすることなく、楽しんでいました。
明るくなった第1部終了後、ようやく席に戻ることができました。
自分の席で慌ただしく軽食をとって、念のためにお手洗いへ。しかし、やはり長蛇の列。
30分もない休憩時間。並んでいる最中に、第2部がスタート(6:50PM.)。
もう始まってしまったからには、お手洗いに入るのは諦めました。

突然ですが、さあ、ここで問題です。
Q.お手洗いに入ることを諦めた“みいはあ”は、この後どうしたでしょう??
A.答えは・・・自分の席には戻らずに、例の場所で観ることにした。です。
またもやお手洗いに行きそびれてしまって中座する心配があったから。
第2部は指定席で観るつもりでいたのになあ・・
と言いながら、例の場所が気に入ってしまったのかも?
知らず知らずに、私はたとえ孤独であっても自由であることの方を選択してしまいます。
そのフロアには車椅子での観覧スペースが設けられていました。
私が居た場所はその後方です。
時々、廻ってくる警備員の目が少し心配でしたが、お陰で付き添いの人に思えなくもなかったようです。
そのスペースに居た方々は皆さんコンサートをとても楽しんでおられました。
私も第2部は思いっきり弾けて楽しみました。
随分と長く語ってしまいましたが、本日のブログタイトルの歌は・・・
沢田研二
サムライ 作詞:阿久悠/作曲:大野克夫 (1978年)
♪片手にピストル 心に花束~ 唇に火の酒 背中に人生を~♪
http://youtu.be/Io_W3ugu_OA
第2部の7曲目・・・この歌の時です。
その場所で、感動的な光景を目の当たりにしました。
最初のフレーズで、ジュリーの歌声と共に車椅子の女性の右腕が上へと伸びていったのです。
ままならない手、指先に精一杯の力を込めて、上へと高く伸びていきました。
それを目にした瞬間、涙が・・・
その女性のお気に入りの歌だったのでしょう。 とても幸せそうな表情をされていました。
その様子を見て、凄く嬉しくなりました。
皆、ここで同じように音楽を楽しんでいる・・・。 「歌の力」って本当に素晴らしいです。
その時の私は決して独りではありませんでした。。