轟の滝に行きたくて、
道を尋ねると「山を越えると行ける。と言われました。
えっ、山を越える?
霧越峠は、那賀郡那賀町と海部群海陽町を結ぶ国道193号線です。
国道193号線は狭いうえに暗くてガードレールも少なくて、
延々と続く細く曲がりくねった酷道でした。
とても疲れるほど長く感じます。
国道193号線は本当に狭いので対向車が来ると大変でしたが、
1回車に出会っただけでした。
一人だと怖いなぁ・・。
携帯電話も圏外で何かあれば大変ヒヤヒヤドキドキ感でいっぱい。
予期していなかったのですが、
途中で紅葉の美しい場所があり感激!
空には葉が重なり合い、
陽に照らされ透けてさまざまな彩りに魅せられる。
燃えるようモミジを見て、
酷道193号線も大変だけと思っていましたが、
思いがけないプレゼントがあるんだなぁと思ったりして嬉しくなりました。
青い空に目に沁みる赤いモミジの葉。
暗くて狭い酷道ばかりでしたが、
華やかな装いで迎えてくれて大喜!
メルヘンの世界のようなひとときに浸り秋を満喫。
こんな美しい景色に出会えるって最高!
嬉しくて国道193号線が好きになったりして・・・。
さまざまに色付いた木々を見上げ、紅葉のすすみ具合で1本の木、
一枚の葉の変化にも目を奪われたり・・・。
光線の具合でモミジの色が違い、
周りの雰囲気まですっかり変えてしまう演出に感心し見惚れたり。
同じモミジの木なのに光りの魔法って不思議ですね。
青い山を背景に輝くモミジも美しさを増して輝き喜び。
青空に透けて見える木々の葉は、ステンドガラスのように綺麗!
まだグリーンが残っているモミジの彩りも冴えて美しい。
重なり合った色合いも不思議感があります。
自然が織りなすグラデションは、息を呑む程に美しい光景です。
モミジのトンネル
スポットライトを浴びているように輝くモミジ。
「本当綺麗ですよ‼」叫びたくなるほどの紅葉です。
主人はこの道で大丈夫だと言うけど、
対向車にも合わないし、
聞くこともできず不安な気持ちで車に乗っていました。
長い長い間走り続けて、
林道開通の記念碑の所で登山から帰られたグループに出会いお聞きしたら、
「この道で会っていますよ。」と言われ一安心。
「また道も広くなりますよ。」教えて頂き感謝!
轟の滝に着いたのは4時過ぎでした。