13日に東京で開かれた、「緊急市民国際シンポ─やっぱりTPPでは生きられない!」、今回は参加できなかったんですが、参加した方の報告からTPPの本質が見えてきました。
昨年ウォール街を騒がせた99%のマイノリティの反乱、何故民主主義のアメリカで、圧倒的多数の国民が、1%の特権階級の人たちに搾取され続けるようなシステムが構築されてしまうのか。
国民の代表者である国会議員が議論を重ね、多くの国民の為になるようなルール作りが行われていれば、巨大資本の大企業だけが儲かりつづけるような制度は当然否決されてしまいます。
ところが、もっと暴利を貪りたいと考えた多国籍企業があみだした手法。それがTPPのような通商条約で、相手国の国内法よりも優先する国際法を出来るだけ密かに、もしくはどさくさに紛れてとにかく締結させてしまう。
するってえと、後からいくら国会で日本がよくなるためのルール作りをしようとしても、国際法にそってなければ駄目だからと、手枷、足枷、口枷をはめられたような状態で、結局は1%の特権階級に都合のよいルールが定められてしまう。
要は、TPPってのは民主主義を根本から覆し、特権階級だけが繁栄していく世の中にしちゃおうぜ、という企みなわけです。
なんと人間とは欲深いのでしょう。実際に海外では、外国籍企業による自然環境を無視した乱開発まで、その国の法律では規制できない事態に陥っているところもあるそうです。
まさに植民地時代の再来です。
僕はまぁ、特権階級にもなれないでしょうから、そんな世の中になるのはまっぴらごめんです。
では、なんで国民を欺いてまで強引に事を進めようとする国会議員がいるのか。
特権階級にうまく取り入って、自分だけ旨い汁を吸おうという売国奴としか考えられません。もしくはただのバカか・・・微妙な人もいるので見た目ではちょっと区別つきません。
なんにしても、絶対に負けられない戦いみたいです。
まったくいやんなっちゃうけど。