ＧＭ稲裁判

遺伝子組み換え稲の野外栽培実験に反対し、実験の中止を求める裁判が続いていましたが、

今日敗訴の判決が出ました。

倫理的な面や漠然とした不安といったものだけではなく、生態系を脅かす耐性菌の発生が危惧されると多くの専門家が指摘するなど大変問題のある実験でしたが、

やはりお国のプロジェクトに待ったをかけるのは難しいようです。

まぁ反対運動で事実上は当地における野外実験も行われなくなり成果はありましたが、

科学裁判は裁判官にとっても難解で判断が難しく、実際に被害が出てからでないと強い判断は下されない傾向があるようですが、

被害がでてからでは取り返しがつかないことも多いので、そんな風潮では困りものだと思う次第です。

それに国も問題を指摘されたら対立するばかりではなく、真摯に誠意をもって説明責任を果たさなければならない時代だと思うんですが・・・。