風来人の日記

風来のkazrinの日記です。
現在、乳がん治療中。
そんな日々のあれこれを綴っています…。

抜けてる? 生えてる??

2006年07月02日 22時53分49秒 | 治療中のあれこれ
あれは4月半ば過ぎ、ちょうど点滴のお薬が切り替わる頃のこと。
最初の点滴から約1ヶ月でキレイに抜け落ちた頭髪が、
どうやら伸び始めている様子…。

お薬で毛根がダメージを受けるから抜けるんだ、と聞いていたので、
点滴中に髪が伸びるなんて、思ってもみなかった。
だいだい全体に1.5~2センチくらい伸びている。
なんかスポーツ刈りの中学生みたいだ~(⌒▽⌒;)

そういえば、まつ毛も少し復活しているし。
このまま、髪の毛は復活するんだろうか…と思われた。

そして2種類目のお薬に突入して数週間…

ああ、また抜け始めました~(;´Д`)
やっぱりそうそう甘くはありませんでしたネ。
まつ毛も再び抜けました…。

で、これが抜けた毛髪なんだけど…
(ちょっと、アヤシイ映像?)



分かるかなぁ?
途中ですっごく細くなってるのが。
おそらくはそれが、点滴をした時期。
ダメージを受けて、髪が細っている状態みたい。
どの髪も、ほとんどそうなってたんだよ。

ツメなんかもよく、熱出したり病気したりした時期にボコッと変形したりするじゃない?
髪の毛もおんなじだったんだね~。
なんか新しい発見をしたような気分でした。

ま、点滴も無事に終ったので、髪が抜けるのもせいぜいあと半月かな。
そしたらまた生えてくるし、
もともと髪が伸びるペースが早い方だから、
10月頃にはベリーショートでヅラ卒業できるかも…なんて期待してマス♪

経過報告と今後の予定

2006年06月28日 17時47分19秒 | 今日の出来事
どうもです^^
先週、全8回の、最後の点滴が終りました。
点滴開始から5ヶ月。
長かったような、短かったような…...( = =) トオイメ

とにもかくにも一段落。
今までの経緯を書こうとしていたのが遅れがちだったのに加え、
ここへ来てだいぶサボってしまったので、
この半年間に行った治療や検査と、
現在決まっている今後の予定をまとめてみました。

2005年
12月26日(火)初診、マンモグラフィー、エコー、針生検

2006年
1月 5日(木)検査結果・乳がん確定
1月10日(火)CTスキャン(3DCT、治療前検査、全身)
1月11日(水)骨シンチ(核医学撮影、治療前検査、全身)
1月12日(木)精密エコー検査(治療前検査、胸部)
1月18日(水)化学療法(点滴)開始
        アンスラサイクリン系1回目
        (ファルモルビシン、エンドキサン、5―FU)
        副作用は、吐き気あまり無し。が、膀胱炎になった^^;
2月 8日(水)アンスラ系2回目
        一気に脱毛、異常な食欲もありました。
3月 3日(金)アンスラ系3回目
        仕事も一段落してホッとしたころ。
3月24日(金)アンスラ系4回目 第1弾終了
        このころやや貧血気味?
        ちょっと動いても疲れて一番しんどかった!
4月14日(金)2種類目点滴開始の予定が1週間延期(血液検査で×)
        MRI検査(経過確認、胸部)
        かなりバテバテ、ピークでした…。
4月21日(金)タキサン系1回目(タキソテール)
        1週間延期したので、体調はかなり回復。
        副作用は発熱、むくみ、皮膚のかゆみ、味覚障害など。
5月12日(金)タキサン系2回目
        かな~り元気に♪
6月 2日(金)タキサン系3回目
        調子こいてたら、足にヘタリが出て来たのがこのころ。
6月23日(金)タキサン系4回目 第2弾終了!
        坂道、階段、のぼれません^^;
        でも副作用もこれで最後…ヾ(@⌒▽⌒@)ノワーイ!

ここからは予定になります。
  ↓  ↓  ↓
7月 7日(金)MRI検査(術前検査、胸部)
7月13日(木)精密エコー検査(術前検査、胸部)
7月20日(木)レントゲン、血液検査(術前検査)
        執刀担当医診断(温存か、全摘かの最終判断も…)
7月31日(月)入院
8月 1日(火)手術(リンパ節検査含む)
8月 5日~7日頃? 退院見込み

手術自体はそんなに大変ではないという先生のお話。
(点滴の方がよっぽど大変だそうだ…確かにネ)
手術時にリンパ節転移があればそれも取るので、その場合の入院は1週間くらい、
リンパ節転移がなければ4~5日で退院後できる…ということでした。

術後の職場復帰は? と先生に聞いたら、
負担のかからない事務仕事なので、
本人さえ大丈夫ならすぐ仕事しても構わない、とのこと。
自分の予想としては、入院から10日も休めば十分なのでは…
という感触なんですけど、甘いですかね??

それと、手術が乳房温存だった場合…
   ※一応、温存の可能性が高いんだけど、
    最終的には術前検査の結果を診て判断されるそう。
    ここまで来て全摘だったら…ど~しよ(;´Д`)
術後(たぶん1ヶ月後くらいから)放射線治療が行われるそうです。
20~25回、月曜から金曜まで毎日通って、数十分(十数分?)放射線を当てます。
これが約1ヶ月。短時間で済むらしいけど、毎日通うのが大変だな~
それが終ったらあとはホルモン系の飲み薬を5年間…ということになるんでしょうね。

う~ん、それにしても、一体どれくらいの治療費がかかるんだか…(;´Д`)

今までの分をざっと計算してみると…
点滴が約37,000×8回で296,000円、飲み薬が約12,000円、
初診から各種検査費用が約65,000円。
通院には片道だけタクシーも使っちゃうから…1回約2,000円ね。(帰りは歩き^^)
他にヅラも買ってるし、部屋で被る帽子や、
会社での着替えでヅラを傷めないために買った服(被らない前開きのもの)など、
諸雑費もバカにならないよね~。

このあとの検査と診察で多分15,000円くらい、
入院が7日として部屋代だけで210,000円(高いところだからしゃーない)、
それに手術料となると…ん~、これは見当つかないや(⌒▽⌒;)
放射線で通うときは、足代節約で会社からチャリで往復しようかと思ってるんだけど。

とりあえず、夏のボーナスは、入院費用ですね~。

いろいろと…

2006年06月25日 14時56分28秒 | 今日の出来事
ちょっと長いこと放ったらかしにしておりました。
まあボチボチと元気ではあったのですが、
なんか書くのには気力が不十分だったので…。
すんません…<(_ _*)>

ま、その間にも物事は進み、ご報告しなきゃなーということもチラホラ。
ちょっとづつ整理して書いていきますので、
もちょっと待ってくださいね~(⌒▽⌒;)

とりあえずは「元気報告」ってことで…。
また。( ̄^ ̄ゞ

これも副作用?

2006年05月14日 10時42分42秒 | 今日の出来事

6回目の点滴(タキソテールの2回目)、無事済みました。
ぐずつきがちな天気が続く中、
病院行く日だけはいつもお日様に恵まれています。
この日も、点滴終って病院出たら快晴!

鳥さんもキモチよさそうです^^

今回の抗がん剤、主な副作用は前回までに書いたとおりなんですが、
私の場合、実はもう1個あったようです。
(1回だけだと確信が持てなかったので、その件は書きませんでした)

実は1回目のタキソテールの翌朝、異常な寒気を感じました。
まさかインフルエンザ!?と思うほどの悪寒。

そのときはまだ、36度台の熱でした。
とりあえず熱を出し切って下げなきゃ!と思い、
ガタガタ震えながらも、熱量摂取のためバナナを食べ、
ビタミンCを飲み、発汗用に水分をたっぷり補給して、
電気アンカを抱えて寝ました。

昼頃までにはだんだん熱が上がり、寒気も治まりましたが、
熱はMAXで39.2度!!(@0@;)汗も大量に出てきました。
おかげで夕方には37度台に下がり、夜には平熱に。
喉も鼻もお腹もなんともなく、翌日はまったく元気でありました。

初めての薬に、体がびっくりしたのかなぁ。

で、2回目の時に先生にその話をしましたが、
何かのウイルス感染というのも考えにくいので、
薬に反応したものである可能性が高い、と言うことでした。
タキソテールというお薬は、
人によってすごく様々な副作用の出方をするらしいのです。
熱も、また出るかもしれないし、1回きりかもしれない、と。

…そして2回目の点滴の翌日(昨日ですね)、
朝、少し寒かったです。
実際に気温の低い日でもあったので、そんなもんかな?という感じでしたが、
お昼近くまで寝ていたら、体が少しほてって、汗ばんで来ました。
やっぱり、あれは寒気も少しあったんだなぁ。
でも、熱も寒気も、1回目の時ほどひどいものではなく、
37.7度くらいまでで止まり、夕方にはそれも治まりました。
これも副作用、なんですね。きっと。

今日はもちろん、すっかり元気です。
身体って不思議…。

のんび~り

2006年05月11日 18時34分48秒 | 今日の出来事
GWはのんびりと実家で過ごしました。
あんまりのんびりしすぎて、またまた更新をサボってしまいました^^;

早いもので明日はまたまた病院の日。
タキソテール点滴の2回目になります。
前回書いた副作用も、大体2~3日で症状は治まり、
その後は結構元気に、快適に過ごしていました。
手足にわずかにピリピリっとした感じ(痺れ?)や、
味覚が変化してきてるかなー??ってのは多少あるんだけど、
それも今のところは気になるほどのレベルではないと思う。
今度の薬はだいぶ身体への負担が軽い…のかなぁ?

でも色々な人の話を伺ってみると、
タキソテールもやっぱり回を重ねていくと、
だんだん色んな症状が出てきたりするみたい。
そういえば、最初の薬の時も、
後半になるほどだるさや疲れがひどくて、悩まされたっけ…。
楽ち~ん♪なんて高をくくっていると、あとでひどい目に遭ったりして。
いずれにしても、強い薬を使っているんだから、多少は仕方ないのかな。

それにしても…のんびりしすぎの私。
書こうと思ってて、まだ書いてないネタがいっぱいあるのに、
全然進まないし…ヾ(_ _。)ハンセイ…
お友達からメールやお手紙もらってるのに、
なかなか返事書かないし…うーんヾ(_ _。)ハンセイ…ヾ(_ _。)ハンセイ…

気にしてはいるんです。ホントに。はい。(´・ω・`)ゴメンチャイ…
      

イテテテ…

2006年04月26日 23時30分13秒 | 治療中のあれこれ
2種類目の抗がん剤投与からまもなく1週間…というところ。
今回の副作用の様子が、だんだんと見えて来ました。

まず「むくみ」!
点滴後3日間は、むくみ止めの飲み薬を処方されていたので余り気になりませんでしたが、
飲み薬が終わったあたりから、微妙にトイレの回数が少なくなりました。
会社で夕方、「ふくらはぎがつりそうな感じなの~」と言ったら、
むくみに詳しい友人が「それはむくみの症状だよ!」と指摘。
どうやらむくむと、つりやすくなるらしい。
そうかぁ!これがむくみというものか!!
たしかにふくらはぎがパンパンになってたし、体重も…w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!

今日はお休み日のだったのでまあまあ楽だったけど(体重も戻った^^;)
これで少しはおさまるのか、それとも会社行くとまたむくむのかな~??
要観察、ですな。

次に「背中から腰にかけての痛み」。
これは病院でもらった点滴についての説明に書いてあったんだけど、
点滴の4~5日後に、背中から腰にかけて、
筋肉痛のような痛みが出る場合がある、と書いてあったもの。
私の場合、5日目になって、来ました来ました!

始めは、なんだろう、最近特に運動もしていないのに…って感じ。
背中に筋肉痛のようなハリを感じ、それがだんだん広がって、
最終的には結構全身が「イテテテ…」って感じでした。

つらいかどうかって言うと…どうなんだろう?
ホント、筋肉痛っぽいから、痛いことは痛いんだけど~、
「気持ち悪い」とか「具合が悪い」のとは違って、
なんていうか物理的でカラッとした感じです。
まいったな、あはは~(⌒▽⌒;)みたいな。

いずれにしても、最初の薬とはかなり違うタイプ(の副作用)ですね。

点滴&MRIの結果

2006年04月21日 23時36分25秒 | 今日の出来事
昨日、病院行ってきました。
1週間延期したおかげで、血液検査の数値も無事回復!
(と言ってもギリチョンだったっぽい…もともと、血は薄いほうだったからなー)
今回から、「タキソテール」という新しいお薬です。

この薬、最初の薬ほどの強い副作用はないらしい。
少なくとも吐き気や気持ち悪さは起きないようです。
その代わり、あるのが「むくみ」「背中から腰にかけての痛み」「指先、足先のしびれ」など。
これらも個人差があるというから、どの症状がどれくらい出てくるのかはまだ不明。
どうなるんでしょうねぇ。また追々お知らせしますね。

それから先週行ったMRIの結果ですが…
と、その前に! そのMRIの診察がちょっと変だったの!!
普通、MRIっていうと、台に仰向けになって、
撮影する機械のトンネルの中に入っていく…じゃない?(あくまで一般的イメージです)
でも、乳房の撮影をするのに、仰向けじゃあ横に流れて平べったく(?)なっちゃうよね?
といってフツーにうつぶせたんじゃ、これまたぺったんこになっちゃうよね??
で、どうやるのかって言うと…
診察台の上に、カップホルダーのような穴が二つあいたトレーみたいなのがあって、
「その穴に乳房を入れてうつぶせてください」と言われたんですね~(/////▽/////)
で、まあその、開放的にぷらんとした状態で撮影しましたヨ(*ノェノ)きゃあ♪

てなわけで、MRIの結果ですが…
乳がん、少し小さくなってましたー!\(▽ ̄\( ̄▽ ̄)/ ̄▽)/ヤッタァー!!
治療前は腫瘍の長い部分が2~2.5cmくらいあったんですが、
今回の検査ではそれが1.9~1.4cm程度になっていました。
まあ、ぐにょんとしたものを計るので、微妙な誤差はあるそうなんですが、
やく0.5cmは小さくなったようです。
苦労してキツイ薬に耐えた甲斐がありましたネ~(⌒▽⌒)

2種類目の薬もよく効くといいな。

延期

2006年04月15日 00時35分03秒 | 今日の出来事
今日は病院の日でした。

2種類目の点滴が始まる予定だったのだけど、
血液検査で数値の回復がイマイチだったので、
今日の点滴は見送りに…。
今回はだいぶ疲れとへばりが目立っていたし、
気持ちの沈む出来事もいくつかあったから仕方ないのかなぁ。

今日は治療の経過を見るため、MRIも予定してたので、
それだけ受けて帰って来ましたが、
初の「点滴見送り」にちょっと気が抜けた感じです。

MRIの結果と、点滴の再チャレンジは来週。
鉄分補給しなきゃ。

2週間ぶり

2006年04月08日 08時28分44秒 | 今日の出来事
3月24日に、4回目の点滴を受けて以来、
ちょっとこのブログから離れていました。

点滴後1週間くらい、むちゃくちゃ疲労感が強く、
ちょっと動いてもはぁはぁ、ぜいぜいしていたんですね。
会社に行っても、居るのがやっと…みたいな状態。
抗がん剤はかなり強いお薬だから、
点滴直後はダメージがかなりあったんじゃないかな。

今はだいぶ回復したから、わりと元気にしてるんだけど、
その週はなんていうか、あまりの状態にすっかり自信喪失してしまって、
「あと3ヶ月も治療続くのに、お勤めしていけるのかなぁ」
なんてかなり凹んでいました。

そんなどん底の状態を書いて公開する気にならなかったため、
だいぶご無沙汰してしまったというわけ。
「どうなってるの~!?」とメールくれたお友達もいて、
ご心配をおかけしました<(_ _*)>

副作用で白血球の数値が低下する…と言う話は前に書いたっけ?
もっと正確にいうと、白血球だけでなく、
赤血球や血小板…つまり「血液」全体の生産量が落ちるんですね。
これは抗がん剤が骨髄の機能に影響を与えてしまうせいで、
「骨髄抑制」と言うそうです。

で、まあ、体内に酸素を運んでくれる赤血球が減っているので、
ちょっと動いても息切れしたり、疲れやすくなったりするみたい。
坂道や階段がしんどいので、手すりにつかまってヨロヨロ~なんて、
なんだか急におばあちゃんになった気分ですヨ^^;

更新をサボっていたせいか、早くも来週末には次の点滴が…。
なんか3週間ってあっという間だなぁ(;´Д`)

次からは2種類目の抗がん剤に切り替わります。
その薬で出る副作用がまた変わってくるんだけど、詳細はまだ不明。
ただ最初の薬よりは副作用は軽いらしいけどね。
どうなることやら。

この2種類目の薬も3週間ごとに計4回投与の予定。
それが終了したら手術です。
手術はね、臓器系じゃないから結構簡単で、入院も1週間くらいで済むらしい。
そこの病院はちとお値段高いんだけど、食事がわりと良さそうなので、
どんな食事が出るか今から楽しみだったりします^^;

そんな近況&今後の予定でした。
ま、あんまり空けないように、ちょこちょこ書いてきますね。

中間地点。

2006年03月23日 22時06分39秒 | 今日の出来事
ご無沙汰しております。
ビミョーに疲労感が増している今日この頃であります。

早いもので明日は4回目の抗がん剤点滴です。
いろいろお話を聞くと、人によって(病院によってかな??)
同じ薬でも、投与する回数が違う場合もあるようなんですが、
私の場合、術前治療で2種類の抗がん剤を4回ずつ投与する、と言われています。
つー事は、明日で1種類目の抗がん剤はおしまいなんですね~。
ま、やっと半分来た、ってところでしょうか。
もっとも、当日の血液検査がOKで点滴できれば…の話なんですが。
最近バテ気味なので、数値の回復具合が少々心配でもあります。

仕事の方はだいぶ落ち着いて来たので、
最近では週の途中でお休みをもらっています。
こっそり遊びに行っちゃおうかな~、なんてたくらんだりもしてますが、
結局、遠出する気力も起きずに、休養するだけで終わっていますネ。
んー、それが本来の目的なんだからしょうがないか(⌒▽⌒;)
ちゃっかりしたことって、案外出来ないものなんですね^^;

季節が良いので、病院帰りにお散歩を楽しめたらいいな、と思っています。
ただこのところ、お天気が気まぐれなのが気になります。
桜もボチボチ開き始めてることだし、
いいお天気だといいなぁ…


副作用あれこれ 3

2006年03月12日 15時57分50秒 | 治療中のあれこれ
しばらくぶりであります。
最近はあまり状態が代わり映えしない毎日なので、
ちょっとサボってしまいました。

今日は副作用のひとつ、「色素沈着」についてお話します。


【色素沈着】

点滴を始めて3週間くらいすると、色素沈着がおこります、と言われました。
実際、これかぁ!と思うようになったのは1ヶ月くらい経ってからでしたネ。
ツメの付け根付近の色が、ちょっと黒ずんでいるでしょう?
それが始まりなんだとか。分かりますか?
面積の広い親指はもっと分かりやすかったんですが、
ちと指先が荒れていたので人差し指を撮りました^^;



まぁ、爪なんて、よっぽどじっくり見なければ気にならないし、
マニュキアでも塗っちゃえば問題ないんですけど、
最近は肌の色も変わって来てるんですよ~。
元々はどちらかというと色白のモチ肌(若干脚色あり)だったのが、
なんとなーく日焼けしたような、黒ずんだ感じになって来ました。
目立たなかった頬のシミも、なんか目立つようになりました。…_| ̄|○…

よく、肝臓の悪い人が黒っぽい顔色をしてる(と言われている)じゃないですか?
自分の肌も、なんかそんな感じ。
うっすらと薄墨でも塗ったみたい…こんな色じゃなかったのに。
ああ、これも色素沈着なのね…(;´Д`)

滅多に化粧はしないんだけど、
いざという時のために濃い目のファンデーション買っとこうかしら?
今持ってる色じゃ、すでに合わなくなってるような気がするのよね。

治療が終われば、爪の色は次第に戻るんだろうと思うけど、
(戻るというより、変色部分が伸びていくのかな)
肌の色はちゃんと戻るんだろうか…不安。
このまま定着しちゃったらちょっといやだなぁ。
一生懸命、美白手入れをしなきゃーね。
でも、浮き出てしまったシミは…うーん、レーザーで消すしかないか!?

そんなことを悩んでしまう今日この頃です

近況です

2006年03月06日 17時24分19秒 | 今日の出来事
先日(3月3日)、3回目の抗がん剤点滴を行いました。
若干の副作用はあるものの、まぁ、比較的順調ではあるようです。

とはいえ、最近は少々お疲れ気味。
最初の方が絶好調で飛ばし過ぎたのかな?
仕事も2月末までは結構ハードだったこともあり、
今はちょっと気が抜けているのかも。
眠気も強いし、ちょっとバテ気味のようです。

今まで階段昇るくらいで足が重く感じるなんてことなかったのに、
ここ数日は普通に歩いてても、歩調が重く、疲れを感じてしまいます。
なんだか情けない…。

抗がん剤も回数を重ねると、
色々と蓄積されたダメージが出やすくなるらしいです。
そんな影響が出てきたのかも知れません。

ん? なんかちょっと弱音っぽくなっちゃってるけど、大丈夫ですよ

病気発覚から、もう2カ月経過。早いもんです。
「しこり」の方は、少~し小さくなって来たように感じます。
自分で触ってみての感触なので、気のせいかも知れないけどネ。
4月になったら、MRIで検査してみることになっています。
薬、効いてきてるかな~? そうだといいなー。

夏には手術、
その後、髪が生えたらスポーツジムに行くぞ!
というのが今の目標。

へばってないで、ストレッチくらいはボチボチやっとかなくちゃね。

大病院は時間がかかる その3

2006年03月05日 17時47分27秒 | 発覚~治療開始まで
またまた続きです。

*************************

やっと呼ばれたと思ったら、「中の待合室」だったのにはやられました^^;
でもそこではそれほど長く待たずに済み、
6時20分くらいにようやく診察室に入ることができました。
先生は男性で、30代半ばくらい、市川染五郎さんをあっさりめにした感じです。
「ずいぶん待たせてしまってゴメンナサイ」
私もずいぶん待ったけど、この先生もずーっと患者さんを診続けていたんですよね。
先生も大変だな、と思ったら、ちょっと気持ちが軽くなりました。

診察では、まずエコー検査をしました。
診察台(ま、簡易ベッドですが)に上半身を脱いで横になり、
「タイタニック」の中で、ローズがジャック(レオ様)に
スケッチしてもらった時のようなポーズを…(⌒▽⌒;)アララ~
で、しこりがあったのは右側なのですが、左側もきちんとエコー検査をします。
必死に首をそらしてモニター画面を見ていたのですが、
右胸と左胸では明らかに画像が違いました。
左側は割合均一な横しまに画像が流れていくのですが、
右側のしこり部分に来ると、くっきりと黒いカタマリが島状に見えるのです。

しかし、先生いわく、
「確かになんらかの異常(カタマリ)があるのは確かですが、
これだけでは両性か悪性かの判定は出来ないんです」という。
えー?そうなの??
しこり=全て乳がん、としか考え付かなかった私としては、
ちょっと意外な気がしました。
よく聞くと、「線維腺種」や「乳腺症」という、
良性の(というか、ガンではない)しこりの場合も多いのだそうです。
「それを判断するのには、針生検をお勧めします」という。

普通サイズの注射器で、微量の細胞を採出する、という検査は、
前に別件で体験したことがありましたが、
それだと「細胞に変形が見られるかどうか」くらいの異変しか確認できません。
それに対して今回お勧めの「針生検」は、それよりもかなり大きな注射器で、
採出する細胞量も格段に違うので得られる情報量も多く、かなり明確になるそうです。
もし採取した組織が悪性(ガン)の場合には、そのがん細胞の持つ性質や、
どんなタイプの薬が有効(または無効)であるかまで分かるというのです。
スゴイなぁ…。

しかし…注射器がデカイ。
注射器というよりは、機械修理に使うちょっとした電気ドリルくらいの大きさです。
針も、まるでボールペンの替え芯くらいの太さに見えます。
「針を打ち込む時に、音もちょっとするんですが…」と先生。
試しに…と言って聞かせてくれましたが、
ピアス・マシンガンを使った時の様な、バツン!という音。
先生、それ逆効果だと思うんですけど…^^;
それでも、ここまで来て検査をしないわけにはいきません。
「・・・・・・・・・・お願いします・・・・・・・・」

一応、患部には軽い麻酔をして、痛みはないようにしてくれるとのことでした。
以前、部分麻酔をしての外科手術で、麻酔がほとんど効かず、
切り刻まれる痛さに苦悶した経験があったので心配しましたが、
バツン!バツン!!と2回針を刺したけど、痛みは感じませんでした。
よかった、よかった^^

針生検も終わり、服を着て、先生の話を聞いてみました。
しこりはエコーで確認できたのは約2センチちょっと。
良性なら問題はないけど、悪性の場合だと少々大きいので、
つい最近の発症というよりは、もっと以前からあったと思われる…と。
マンモグラフィーのことを聞いてみると、
私の年代ではまだ乳腺が活発なので、乳房全体が白っぽく写ってしまい、
乳がんの発見は難しい状態だったといいます。
もう少し年をとって、乳腺が枯れて(?)くると、
黒っぽく写る乳房の中に、乳がんの部分が白く写ってくるそうです。
実際、自分の写真を見せてもらいましたが、
確かに「ここにしこりがある」と分かっていればこそ、
白く網目状に広がる乳腺の中に、
かすかに密集した白い塊が見えるような、見えないような…。

針生検の結果は1週間くらいで出るそうなので、
次回の予約は1月5日になりました。
「次は予約になるから、こんな時間になることはありませんよ」
診察室を出たのは7時20分頃。1時間かかっていたんですね。
1人1人の診察にこれだけ時間がかかるのなら、
待ち時間が長いわけです。ああ疲れた。
すでに病院内はほとんど真っ暗で、
ブレストセンターのスタッフだけが残業しているみたいでした。
「会計も閉まっていますので、お会計は次回来院の際にお願いします」
ああ、ホントにビリッケツだったんだなぁと実感しました。

病院を出て、会社に電話しました。もう7時半です。
上司はまだ残ってくれていましたので、一応会社に戻って、経緯を説明しました。
長い長い一日が、やっと終わったのでした…。疲れた。

大病院は時間がかかる その2

2006年02月28日 22時36分36秒 | 発覚~治療開始まで
前回の記事の続きです。

「マンモグラフィー(乳房撮影)を撮って、その後で先生の診察になります」
ということで、1階の「放射線科」受付へ行きました。
たぶん12時50分くらいだったと思います。
「○番の部屋で呼ばれるので、近くで待っていてください」
廊下にあるモニターに、どの部屋が何人待ちかが表示されています。
自分の順番は3人目くらいでした。
3人目ならすぐかな? と思っていたのですが、これがまた甘かった^^;
他のレントゲン室は次々と呼ばれて進むのに、
MMGの部屋は1人が入るとなかなか出てこないんです。
…結局、40分くらい待って、ようやく呼ばれました。

中へ入ると、4畳くらいの部屋に撮影用の機械がありました。
「上半身の服を全部脱いでお待ちください」と、女性スタッフ。
話には聞いていましたが、マンモは初体験です。
乳房をアクリル板のようなもので挟んで、薄~くのばしたところを撮影します。
片胸ずつ、上下に挟んで1枚、左右に挟んで1枚…と撮っていきます。
かなり圧迫して、引っ張るようにしてのばすので、結構しんどい撮影ですね。
おもちをつぶしたみたい…と表現した友人がいましたが、まさにそんな感じ。
右胸2枚、左胸2枚と撮った後、しこりのある辺りを中心にもう1枚、
全部で5枚を撮影しました。

「現像して渡しますので、着替えてお待ちください」
そうかー。だからこんなに時間がかかるんだな、と納得しました。
1枚1枚の撮影にも手間がかかるし(挟むのが意外と大変)、
現像待ちするのでは待ち時間が長くなるわけです。
結局、MMGには20分くらいかかりました。

渡されたマンモの写真を持って、再びブレストセンターの受付へ…。
時間はその時点ですでに2時になっていました。
「今日は外来の患者さんが多いので、時間がかかると思います」
聞いてみると12人待ちだという。12人って、多いんだろうか…??
風邪などで病院にかかった場合なら、
12人待ちといってもそんなに時間がかかるイメージはないですよね。
私もそんなイメージしか出来なかったので、結構軽く考えてました。
長くても2時間待ちくらいだろう、と。
(その予想が甘かったことは、後で思い知ることになります)
すると受付のお姉さん、電話番号を書いた紙を渡して、
「時間がかかりますから、いったん外出されて構いませんので、
3時半過ぎにこの番号に電話して、状況確認をしてください」
なるほどー。そういうシステムなんですね。

でも1時間半っていうのは微妙な時間です。
近いとはいえ、会社に戻って仕事するには中途半端な感じです。
仕方ないので、会社に電話して今の状況を説明し、
近くの喫茶店で時間をつぶすことにしました。
チッ、チッ、チッ、チッ、チッ、チッ、チッ、チッ、チ…
ようやく3時半。電話を入れてみます。
「まだあまり進んでいませんので、4時半頃にもう一度お電話をお願いします」
ええ~。最初から4時半って言ってくれたら会社に戻ったのになぁ!
と思ったけれど、仕方ありません。
辛抱強く4時半まで待って、再度電話すると、
「5時ごろまでにお戻りください」
やっとだなー、と思い、5時少し前に病院に戻りました。
ブレストセンター前の廊下には、まだ待っている人が何人もいました。
昼間、他の科の周辺には大勢の患者さんがいましたが、
病院内はすでにガランとしていて、
この時間になっても人がたくさんいるのはここだけのようでした。

それにしても、なかなか名前を呼ばれない…。
だんだん辺りの照明も落とされ、
ブレストセンターだけが残されているようでした。
結局、ここまで来てやっと気付いたのですが、
受付時間ぎりぎりで紹介状もなしに外来に飛び込んだ私は、
順番的には一番ビリだったのですね。
ようやく名前が呼ばれ、「中の待合室」に通されたのは、
もう6時を回っていました。(更に続く…)

大病院は時間がかかる その1

2006年02月26日 01時38分31秒 | 発覚~治療開始まで
*だいぶ空いてしまいましたが、
 12月26日に右胸にしこりを確認、
 翌27日に会社のパソで病院選びをした後のお話です。

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病院の受付が11時までと分かって、急いで会社を出ました。
S病院は、会社から車で約10分程度のところにあります。
距離で行くと3キロ弱…ってところでしょうかネ。
タクシーで乗り付けて到着すると、もう10時半です。
受付、受付…って、どこだーい??

大病院って、そこのシステムを把握するまでが大変。
一応、分かりやすく案内表示してあるはずなんだけど、
初めての場所って、どうも苦手でなんですね。

なんとか「初診受付」の窓口を見つけて、
新患受付用の申し込み用紙を書き込んで、提出。
「紹介状はお持ちですか?」
…当然、持ってないわな。
会社内にある診療所の先生に頼むことも出来たでしょうけど、
年末だったし、時間的な余裕がありませんでしたからネ。
ちょっと無謀だったのかなー、という不安を覚えつつも、
受付を済ませ、診察券を作ってもらいました。
係りのお姉さんに診察券と受付票を渡されて、
「2階の○番、ブレストセンター(乳腺外科)カウンターに出してください」
さすが大病院。科がたくさんあります。
おかげで少々迷子になりかけましたが、
どうにか目指すカウンターにたどり着きました。

カウンターに受付票を出すと、紙を渡されました。
問診票の記入です。
来院の理由、症状や病歴、アレルギーの有無、
飲んでいる薬の種類などを書き込んで渡します。
その後で看護士さんが詳しく問診するので、
呼ばれるまで待ってください、と言われました。
広い廊下にズラリと並んだ長椅子に座って待ちます。
科が科なので当然ですが、待っているのは女性ばかり。
年代は様々で、20代くらいのお姉さんから、
6、70代くらいのおばあちゃんまで様々です。

………だいぶ待ちました。かなり待ちました。
ようやく名前が呼ばれたのが12時半過ぎ。
しこりの位置や発見時期などを看護士さんが聞き、
それをパソコンに入力していきます。
つまりは私個人のカルテの元になるデータを作成しているのですね。
(この病院はあらゆることがコンピュータで管理されてました。スゴイ!)
数分間の面接(?)で問診終了。ふうε=( ̄。 ̄;A

「これからマンモグラフィー(乳房撮影)を撮って、その後で先生の診察になります」

…そう、これはほんの入り口。
診察を受けるまでの道は、まだまだ続くのでした。(続く)