１試合に、２度のサヨナラ勝ち？！

水戸葵陵“２度サヨナラ勝ち”／茨城大会(日刊スポーツ) - goo ニュース

　高校野球、茨城大会で１試合に２度のサヨナラ勝ちが起きるという珍事があったそうです。
　２度のサヨナラが起きたのは、水戸葵陵対竜ケ崎一の試合。３－３の同点でむかえた９回裏、２死満塁で水戸葵陵の選手が四球を選び、押し出しでサヨナラ勝ちのはずが・・・。四球を選んだ選手が、勝利を確信して試合終了の挨拶のために並ぼうとベンチから出てきた他の選手につられ、一塁を踏まずに整列しようとしてしまったのです。監督にいわれ、あわててベースを踏んだのですが、相手チームのアピールをうけ審判が協議した結果、これを進塁放棄と判断しアウトを宣告。劇的幕切れが一転して、延長突入となったそうです。
　勝利が手からこぼれ落ちた水戸葵陵は、１０回表に１点を勝ち越されましたが、その裏にホームランで同点。そして、４－４の同点で迎えた１２回裏、９回裏と同じ、２死満塁のチャンス。そして再び四球を選ぶと、今度はしっかりと一塁ベースを踏み、１試合２度目の"サヨナラ勝ち”をおさめたそうです。
　勝ったので、珍事という笑い事ですみましたが、負けていたら悲劇だったかもしれません。９回にベースを踏み忘れた選手は、今後同窓会などで合うたびに同級生にからかわれ、野球部には今後代々"伝説”として名前が残るんだろうなぁ。