九十九草子(ツクモぞうし)

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宇宙でラマダン(断食月)?!

2007-10-11 22:48:06 | Weblog
無重力でも礼拝のススメ イスラム教徒飛行士、宇宙へ出発(産経新聞) - goo ニュース

 ロシアの宇宙船ソユーズが、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられました。そのソユーズに、敬虔なイスラム教徒のマレーシア人飛行士がいたため、イスラム法学者らを巻き込み、宇宙でのイスラム教のあり方が問われたそうです。
 イスラム教では、1日5回、聖地メッカの方角を向き、ひざまずいて礼拝することになっているのですが、どの時刻で行い、無重力状態でどうひざまずくのか問題になったそうです。さらに今回は、飛行期間の一部が日没前の食事が許されないラマダン(断食月)に重なるため、何をもって日没とするのかも問題になったそうです。
 これらの問題に対処するため、マレーシアのイスラム機関、全国ファトワ評議会は数カ月に及ぶ審議の末に、「国際宇宙ステーションでのイスラム教徒の義務」(十数ページ)を作成。『宇宙では地球の打ち上げ場所の時間を適用し、祈りの体勢は「可能な限り」。断食を行えない場合には帰還後に代替することも認められる。イスラム教の禁じる豚肉成分などを含むか「疑わしい」宇宙食は、「飢えを避ける分だけ」口にできる』となっているそうです。
 人類が宇宙という新しいステージに立つことにより、宗教も新たな一面が見えてくるのかもしれません。