忠犬ハチ公の玄孫 ナナの遠吠え

ハチ公の生まれた街・大館は今、大変な問題を抱えています。もう黙っていられない!小さな鳴き声だけど誰かに届くことを信じて…

【市長の発言再チェック】汚染を受け入れたがる大館市の動き【その2】

2012-07-10 08:43:49 | 汚染灰問題
前回にひきつづき、大館市の動き。

まずは、自分がブログをほとんど書けずにいた春から今までの間、大館市および小畑元(はじめ)市長の言説がどう変遷してきたか。


大館市 5月中旬にも現地視察 岩手県野田村に建設中の中間処理施設
震災がれき受け入れ 順調に進んでも秋以降か


 岩手県内の震災がれき受け入れを前提に準備するとしている大館市は、同県野田村で建設中の中間処理施設が完成する5月中旬にも同村を訪れ、施設を視察することにしている。市環境課は「県と連絡を取り合って準備を進めている。同施設でのがれき処理状況を確認したい」としている。
 小畑市長は3月の定例会見で、秋田、岩手両県が締結した災害廃棄物の処理に関する基本協定に基づき、岩手県の震災がれき受け入れを前提に準備すると表明。岩手県内の中間処理施設の確認を行うほか、▽試験焼却の実施に向けた検証と、それに向けた住民説明会の開催▽試験焼却の実施と結果公表▽震災がれき受け入れに関する契約の締結▽震災がれきの受け入れ――など、10項目の手順を踏んでいく方針を示した。
 このうち、がれき受け入れの大前提となる中間処理施設の確認では、岩手県野田村に建設中の同施設が5月中旬ごろに完成することから、施設稼働後に同士と両県職員をはじめ、市内の一般廃棄物処理施設・大館クリーンセンターを管理・運営する大館エコマネジ社の関係者が現地を訪れ、がれきの形状や安全性、中間処理方法などを確認するとしている。
 がれきの安全性などが確認されれば、市は雪沢、花岡の両地区と全市および、同社と雪沢地区住民で組織する関係協議会に対し説明会を開く方針。その後も踏まなければならない手順・手続きがあることから、がれきの本格的受け入れは今秋以降になりそうだ。
(2012年4月21日 おおだて新報)

⇒おっかしいですなぁ。これ4月の段階の話だけど
県と連絡を取り合って進めているんだろ???
だったら、6月29日の環境省の通知=岩手県の可燃がれきは処理のメドがつき、他自治体との受け入れ調整を見合わせます=の情報だって入ってきてるだろ、当然。

あ、ちなみに通達っていうのは、↓の環境省のHPで誰でも見られるんだぜ。
環境省 広域処理情報サイト
これくらい、ちゃんとチェックしてから賛成署名しましょーね。(笑)

このこと、市民に公表してねーんだぜ???

で、視察の必要性がある、って言い張って実施してんだから。
どう考えたって最初っから「受け入れようとしてやってる」だろ。


震災がれき 体制整えば現地確認 大館市の小畑市長 関東の焼却灰再開「ない」
 大館市の小畑市長は2日に開いた定例記者会見で、岩手県からの震災がれき受け入れについて「現地でどのような処理をして、こちらに入ってくるのかを調べなければならない。(岩手県内では)処理体制がまだ、整っていない」と述べ、「体制が整えば、現地を確認することになる」と述べた。市長は3月に、受け入れに向けた手順を表明。現地確認などを経て「夏ごろまでには燃焼試験への説明会を開きたい」としていた。
 会見では「(岩手県の)準備が整うのは6月になる」との見通しを示すとともに、現地を確認する際には市長自身も「できるだけ、行きたい」と述べた。
 また、受け入れを中断している関東圏からの一般廃棄物焼却灰について、処分場の運営会社が小坂町に対し、自主基準を設けたうえで再開したいと伝えたことについて、「大館市には来ていない。今後についても、ない」と答えた。
(2012年5月3日 北鹿新聞)


⇒不思議な人だねぇ(-_-;) あんた放射性物質の研究者かよっ!
専門家でもなんでもないくせに、現場視察したからって、がれきがどのくらい汚染されてるか、
って、なんで判るんだよっ!!!!(怒)(怒)(怒)

だいたい、このがれきや焼却灰の問題について、な~んも学習してないジジババ現地に
連れていったって、ただ「大変そうだがら、受け入れてやんねばね~べ」って言うに
決まってんべ? 最初っからそれが狙いなんだろ?? 

それと最後の「今後についても、ない」発言。これってどういうことやねん。
もう、DOWAから再開要請がないってことが、この段階でわかってる、ってことか?
水面下でいったい何やってんだろーねぇ(-_-メ)

で、この記者会見の2日後、市役所に「がれき受け入れたら死ぬ」落書き事件が発生。
いまだ犯人つかまらず。



小畑大館市長 要因は岩手県側に 震災がれき受け入れ手続き進まず 
会見で説明 「決して歩み止めてない」


 大館市の小畑市長は1日、定例会見を行い、東日本大震災に伴う被災地のがれきの受け入れ手続きが進まないことについて、「岩手県側のがれき処理の遅れが要因」などと述べた。
 小畑市長は岩手県内の震災がれきの受け入れを前提に、現地の確認や住民説明会に向けた準備などの手続きを開始する方針を示している。
 具体的には岩手県内の中間処理施設の確認を行うほか、▽試験焼却の実施に向けた検証▽住民説明会の開催▽試験焼却の実施と結果公表▽震災がれき受け入れに関する契約の締結――など、手順を一つずつ踏みながら、進めていく考え。
 しかし、市が受け入れ予定の岩手県野田村のがれき中間処理施設の建設が思うように進んでいないという。中間処理施設完成後、市は秋田県職員、がれきの試験焼却を行う大館クリーンセンターの関係者とともに現地を訪れることにしている。
 市環境課は「現地の中間処理施設を訪れるため、秋田県を通じて情報収集している。早くとも今月末になるのではないか」との見通しを示している。
 会見で、市長は被災地のがれきの受け入れ手続きが進んでいないことについて、「岩手県側のがれき処理の遅れが原因で現地調査ができない状況。決して手続きの歩みを止めているわけではない。現地を見て、がれきの成分を調査し、試験焼却につなげていきたい」とし、岩手県側の受け入れが可能となれば現地を訪れると強調した。
(2012年6月2日 おおだて新報)

⇒はい。2か月経ってからも同じことを言ってますねぇ。
「秋田県を通じて情報収集している」

おかしくないっすか? 県に環境省から降りてきてる情報を大館市が知らないわけがねーだろ。隠蔽してると思われても仕方がないと思いますけどねぇ??
まあ、前回取り上げた、某市議の所属する会派や、そのバックにいる業界から圧力かけられてるのは解るけど、自分の発言に責任持てない市長が、放射能やその他有害物質の影響が出た時に、責任とってくれるはずがないと、ナナは思いますがね。

っつーことで、6月定例議会が始まるんだけど、一般質問でこの市民の最大の関心事、
「がれき受け入れ問題」について取り上げたのは、佐藤芳忠議員、たった一人。

まったく、何のための市議会、何のための議員なんだか、さっぱりわからん(怒)(怒)(怒)

はい、本日も時間切れ。まだまだ書かなきゃいけないことはた~~~~くさんある!
次回に続くよー!
(※文章確認不十分につき、修正の可能性あり。あしからず)
コメント
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