Human Unity Training & Coaching

活動予定・結果について

◆ 02/23 ・スターバックスとサーバント・リーダーシップ  

2009年02月23日 | 書籍を紹介します

「スターバックスを世界ブランドにするために大切にしたこと―

                             それは『人』だ。

自分に正直になる、自主的に考える、信頼を築く、責任を持つ、大きな夢を持つ・・・。リーダーとして、お客様に尽くす社員として、そして一人の人間として
、大切な原則は人生のあらゆる場面で共通している。

『人の心に活力と栄養を与える』という目標を胸に、北米地域だけで展開していたスターバックスを世界中に広めた立役者である著者が、『人を第一に考える』という企業文化を軸にして世界一に上り詰めていった軌跡と、仕事と人生で大切な10原則を明かす。」


本年1月に上記の本が日本で発刊となりました。
著者は、スターバックス創業者のハワード・シュルツ氏とともに、まだ当時28店舗しかなかった小さな会社を、世界企業までに押し上げた功労者であるハワード・ビーハー氏です。

ハワード・ビーバー氏は、スターバックス社のセールス&オペレーション担当上級副社長、スターバックス・インターナショナル社長、スターバックス・ノースアメリカ社長などを歴任。1996年から2008年まで取締役を務めました。

名実ともにハワード・シュルツ氏の良きパートナーであった方です。

そうした実際に実務を切りもりしてきたビーハー氏が最も大切にしたもの・・・。
それは「人」。

44歳でスターバックスに合流した彼は、自分の理想とする組織、「人間重視」の組織を作り上げたいとの一心でこのフィールドを選んだのです。

以来その思いは、スターバックスの命「グリーン・エプロン・ブック」となって表され、世界展開をするうえでの重要な価値基準となったのです。

そこには
1.自分に正直になる-かぶる帽子をひとつにする
2.なぜこの会社で働くのか-正しい理由で行動する
3.自主的に考える-掃除をするほうがほうきを選ぶべきだ
4.信頼を築く-心から思いやる
5.真実に耳を澄ます-壁は語る
6.責任をもつ-真実以外は嘘だとわかる
7.行動する-行動的に考え、思慮深く行動せよ
8.困難に立ち向かう-なにより私たちは人間だ
9.リーダーシップを発揮する-大きな雑音と静かな声
10.大きな夢をもつ-「イエス」は世界で一番パワフルな言葉だ

そしてすべてのはじめに
「人がすべて」とあります。

氏が、こうした教えを作るときに学んだのが、ロバート・グリーンリーフ氏の「サーバント・リーダーシップ」なのです。
その証拠に氏は、巻末の謝辞でこうのべています。

「私はこの本から得た利益の半分をスターバックスの人々へ、残りの半分は奉仕型リーダーシップを提唱するロバート・グリーンリーフ・センターに寄付する。ロバート・グリーンリーフに会う機会には恵まれなかったが、彼の小冊子は私のリーダーとしての形成に大きな足跡を残し、彼の設立した研究所は、現在と未来のリーダーに奉仕型リーダーシップの種をまき続けている」
と結んでいます。

いつの間にか世界は拝金主義に陥いってしまいました。その結果がこの世界を顕現したわけです。
これからの基軸は「原則」、そして「人」へと回帰していくに違いありません。

また、これらの中心原則を学ぶには、サーバント・リーダーシップをはじめ、古典といわれるものの中に埋もれているはずです。
デール・カーネギーには、人間関係の原則。ナポレオン・ヒルには、生き方の原則が刻まれていることを確信しています。

Human Unity LLC/ヒューマン・ユニティ合同会社
  ~ヒューマン・スキルソリューション~

代表 網中 達也


最新の画像もっと見る

コメントを投稿