ふるさとは誰にもある。そこには先人の足跡、伝承されたものがある。つくばには ガマの油売り口上がある。

つくば市認定地域民俗無形文化財がまの油売り口上及び筑波山地域ジオパーク構想に関連した出来事や歴史を紹介する記事です。

9月9日(金)筑波山地域が 「日本ジオパーク」に認定された!

2016-09-10 | 筑波山地域ジオパーク

      日本ジオパークに認定された筑波山(9月10日15時)

筑波山地域「日本ジオパーク」誕生!
 

 2016年9月9日、筑波山地域ジオパークが誕生した。
9月9日、日本ジオパーク委員会から審査結果が発表され、筑波山地域は晴れて、日本ジオパークに認定されることになった。

              

  2012年8月の筑波山地域ジオパーク推進協議会発足以来、本地域の大地の遺産である関東平野、筑波、霞ケ浦の価値と魅力を検討・発信する活動を続けてきた。

 そして今年4月にそれぞれの活動報告を含む日本ジオパーク申請書を提出し、5月のプレゼンテーション審査を経て、8月23日から24日の2日間にわたり、審査員3名による現地審査が行われた。

 現地審査当日は、ジオガイドによる筑波山及び土浦、霞ヶ浦沿岸のジオサイトを案内したほか、ジオパーク活動の3本の柱である「保全」「観光」「教育」に拘るこれまでの取り組み等について、審査委員から協議会構成の6市の市長や事務局、各部会に聞きとり行われた。
 日本ジオパークによる認定理由は、下記のとおりである。

「筑波山地域ジオパーク(茨城県) 
 筑波山地域ジオパークは、関東平野にそびえる筑波山、関東平野を構成する海成段丘や低地、日本有数の海跡湖である霞ケ浦に関するジオサイトを多く有する。
 前回審査において認定見送りとなったことを受けて、地域を代表する景観である関東平野、筑波山、霞ケ浦を軸とした新しいテーマを構築した。
  
 自治体を超えて住民同士が繋がったことで、保全活動がさらに活性化し、日本ジオパークネットワークにおける地域資源保全への貢献も期待される。
 また、広大な関東平野や筑波山の生い立ちについて考え、日本国内外の平野との相違に気がつくことにより、水害や地震といった災害に頻繁に見舞われる日本の平野で暮らすことを改めて意識できるジオパークとなることも期待される。
 
 最先端の研究機関との連携や研究学園都市住民へのジオパークの浸透が今後さらに進むことで地域資源の学術的価値の向上や、ジオパークで育った子供達が世界に羽ばたきジオパークを広めていくことも期待される。以上により日本ジオパークとして認定する。」
 

 今回、筑波山地域が認定されたのは、日本一の面積を持つ平野である関東平野を見どころの一つに入れたこと、市民や市民団体の盛り上がりが高まっていることが、高く評価された。まt、ジオサポーターズの登録数も2.239名(2016年9月現在)となり、サポーターズの応援が高まったことが認定に大きく貢献したようである。 

 筑波山地ジオパークの誕生により、筑波山地域ではつくば市、石岡市、笠間市、桜川市、土浦市、霞ケ浦市の6市による新たな広域連携と地域振興が始まる。 

 なお、筑波山地域以外で新たに認定された地域は、箱根ジオパーク(神奈川県)、下北ジオパーク(青森県)、浅間山北麓ジオパーク及び鳥海・飛島ジオパーク(山形県・秋田県)である。 

        
    

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