G1 = $143.89

Android携帯「T-Mobile G1」の製造原価は143.89ドル - 米iSuppli調査

ハードウェア商品には、量産効果というものがある。すなわち、たくさん作れば作るほど、固定費は売った台数で負担することになることから、１台の販売価格をある程度抑えることができるからである。

その点で特筆すべきなのは、PlayStationの戦略である。PlayStationは、販売当初の価格は明らかに赤になっている。１台あたりの製造原価と１台あたりの販売額は、製造原価の方が高いとされる。

PlayStationは、実際にゲームソフトが売れるとソニーにお金が入る仕組みがあることと、この量産効果により、その後売れ続けたゲーム機本体について、製造原価が販売額を割り込む時点から儲けが増えるというビジネスになっていると聞く。

このビジネス方法がうまく言った例で最近のものは、Apple iPhoneであることも有名である。利用者が買いたくなる価格に収めるということの工夫は大切だ。

ちなみに、このブログでも大注目のGoogle Android搭載のG1は、販売価格にほぼ同じぐらいの製造原価だとされる。予定どおりに売れれば、なかなかしたたかな目標設定とビジネスセンスだという評価となるだろう。