音楽ビジネスの次にくるものは

iPodが作り出した音楽ビジネスの次にくるもの。それはもちろん、書籍ビジネスである。

［総力特集］Amazon Kindleは「本のiPod」になれる？ Q&Aとデモ動画 : Gizmodo Japan（ギズモード・ジャパン）, ガジェット情報満載ブログ

2007年の記事。ここからはじまっていたのだが、ビジネスが大きくなるのは時間がかかるということだ。

初代iPodの発売は、2001年である！世界を席巻するのは、5年以上はかかったということだ。

アップル、iPodを発表

そうやって考えると、今年移行が電子書籍が大きく動く時期であると言える。ビジネスにタイミングは重要な要素である。

Appleタブレットは、新聞・教科書・雑誌の定義を変える : Gizmodo Japan（ギズモード・ジャパン）, ガジェット情報満載ブログ

Apple LPというものがある。これは、iTunesで音楽アルバムを買う時に、ライナーノーツ、つまり、CDを買う時についてくる冊子、の電子版も付いてくると言うものである。

ブラウザ比較 / EMML / WebKit / nginx など(最近のWeb技術) - 天気晴れ - ITと趣味のブログ

にも書いたのであるが、Appleは電子コンテンツについては、WebKitベースで作る様に決めた様である。

つまるところ、電子書籍は紙の代わりであるPDFというフォーマットと、マルチメディア・コンテンツである、HTML/WebKitベースに集約するということではないだろうか。

それにアップル社のiTunesで使っているDRM(Digital Rights Management)を組み合わせてくる。それも電子すかしベースのものにして、不正コピーおおびその配布の歯止めを行うというものレベルで止めてしまう。

電子書籍端末売れず──ソニーと松下が事実上撤退 - ITmedia News

これの原因の一つは、DRMでがんじがらめになり、面倒だったからだと思われるからである。

アップル、アマゾンと手を組む可能性！　謎のタブレットで電子ブックを共同サポート : Gizmodo Japan（ギズモード・ジャパン）, ガジェット情報満載ブログ

この記事は、垂直統合より水平統合の方が良いという戦略上の問題だろう。

アップル製タブレットの開発、ジョブズ氏自らが指揮か--WSJ報道:ニュース - CNET Japan

ジョブスは、No.1と組む。これはビジネスを成功させるための鉄則でもある。

書籍系コンテンツ販売のNo.1、小型電子デバイス製造のNo.1。このタッグはあまりにも強力である。

アップル、アマゾンと手を組む可能性！　謎のタブレットで電子ブックを共同サポート : Gizmodo Japan（ギズモード・ジャパン）, ガジェット情報満載ブログ

という記事もあながちウソではないだろう。

マイクロソフトのタブレットPC「Courier」に関する続報（確証なし） - オール・アバウト・マイクロソフト - ZDNet Japan

ソニーの電子ブックリーダー新型は"Touch"と"Pocket"、エントリー向け

Google、100万冊以上のパブリックドメイン書籍をEPUB形式で公開

業界が動く時、各社は当然その流れに乗ろうとする。

マイクロソフト、Google、そして、ソニーのこの動きも、噂で流れてくるものに対抗すると言う現れであるとも言えるのではないか。

自分の被害が小さくなるように。弱いものどおしで組めるように。^_^;


関連でこういう記事もありました。

紙に文字を書くようにPDFに文字をすらすらと「書けまっせ!!PDF4」が発売 | パソコン | マイコミジャーナル

PDFは、生活を変えてくれた。ネットで自動車保険を申し込むと、各種ドキュメントはPDFになっており、それをダウンロードすることになっている。

ブック革命―電子書籍が紙の本を超える日 横山 三四郎 日経BP社 このアイテムの詳細を見る