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300zxフロントキャンバーキット

2009-11-17 | Z32の話-サスペンション関係
へ~こんなのあるんだー!という話です。

以前紹介したモンローのマジックキャンバーと双璧をなす(?)キャンバーボルト、SPCのEZカム
代表的なEZカムやEZシムばかりでなく、ここにはかなりいろいろアライメント関係の部品があるのですが、中にはアイデア賞もの?のものもあって見ているだけでも楽しいです。(アメリカのメーカーサイトはこちらです。)

で、何気なく見ていたら、こんなの発見!
それがタイトルの300ZX フロントキャンバーキットなるものです。
Z32は純正ではフロントのキャンバ調整ができませんので、少なからず興味がわきます。調整式のアッパーアームに交換するのが一般的でしょうが、これはどんなパーツなんでしょうか。

で、それがその画像。



一見すると?な感じですが、リンク先にあるインストールガイド(PDF)を見ると、どうやらロアアームのメンバー側ピボットにカム機構を設けるパーツのようです。
興味のある方はガイドを読んでみて下さい。

メンバー側の穴を拡大して…とか、なかなか大胆なこと書いてありますが、カムボルト(ボルト+偏芯穴つき六角材)の段付加工部分を拡大したメンバーの穴に嵌める構造なので、グラグラさせずに安定した調整ができそうです。
で、調整後はロックプレートで回転してずれるのを防止…と。なるほど。
値段もネット特価:¥11,800とほどほどです。ふむふむ。

これでフロントキャンバが調整できるのはわかるのですが、しかしこのパーツ、考えれば考えるほど?がいくつもわいてきます。
それは・・・

・…ロックしちゃったら再調整できなくない?
・このパーツでポジ側に振る=ロアアームを引っ込める=トレッド縮小?
(一般的にははローダウンにより付きすぎたネガキャンを起こすのが目的の場合も多いと思うけどな…)
・そもそもロアアームの位置ズラすとテンションロッドの角度が変わってブッシュに負担がかかるのでは?ピロ化必須?

などなどです。
ちょーっとキャンバ調整機構としてはうーんな気がします。



・・・でも逆に、キャンバ調整機構として使わずに目一杯外側(ネガ側)に振れば
トレッドが片側10mmくらい拡大できそうな予感!?
いやいや目一杯上に上げれば
ロールセンタ補正ができそうな予感!?
ホイールやスペーサーを使わずトレッド拡大とかなかなかマニアック!!
などと間違った使い方の妄想までさせてくれるこのパーツ、要チェックです!?
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