皆様 こんにちわ
ある方が、死について、次のような感想を述べられています。 「私も人間一度は、死ななければならないことぐらいは分かっています。でも毎日、死ぬ死ぬと思っていては楽しく生きられない。だから私は死をなるべく考えないように、明るく生きようと思っていますが、何が悪いのですか?」。私は、以前、友人から同じようなことをいわれ、返す言葉もありませんでした、だって、もし、私が、お寺に生まれ僧侶に成らなければ、同じことを考えていたと思うからです。もし、「お寺に行って、法話を聴いてみない?」とお友達にお誘いしても、あまり、良い返事はかえってこないのが普通です。親鸞聖人も、人間に生まれることは難しいが、更に、阿弥陀如来様に出会うことはもっと難しいと言われます。私たちは、法話を聴きたいという気持ちになれないし、お浄土に行きたいという気持ちにもなれない、自分が死ぬことなんか考えたくない、それが、普通です。しかし、そういう者だからこそ、救いたいと願われたのが、阿弥陀如来様です。