浄土真宗本願寺派 法徳寺ブログ

神奈川県厚木市にある浄土真宗本願寺派(西)のお寺です。
永代供養墓10万より受付中です。

法徳寺境内墓地の分譲開始

2023-01-16 13:44:46 | お知らせ

法徳寺にとって、約30年ぶりに、新しい墓地の建立希望者の募集を開始致します。

法徳寺にとっては、大大大ニュースです。しかしも、HPのみでの告知です。

私は、第十九代 住職 伊東英幸 54歳です。住職になって14年です。

私の代で、法徳寺をとりまく環境は、大きく変わりました。

父の代までは、小さなお寺で、父も祖父も、教員との兼職で、寺を維持してまいりました。

門徒さんも少なく、とても、お寺だけで維持は出来ません。

父は、大学卒業後 教職となり、公立高校の校長で定年を迎えました。

三人の子供を、大学まで進学させ、お寺を維持していくには、兼職以外の道はなかったのです。

しかし、神奈川県という地域は、人口の割に、浄土真宗寺院の大変少ない地域です。

父の代では、兼職なので、新しい門徒さんからの急な葬儀は、受けることが出来ず、

代わって、母が僧侶の資格をとって、父を助けてくれていました。

私も大学卒業後、就職をしましたが、ちょうど、入社一年目で、バブルがはじけ

あっけなく、会社は倒産です。

迷う、私に、母は、「僧侶一本でもやっていけるかもよ」と背中を押してくれたのです。

話しは前後しますが、

私は、大学時代に、強制的(笑)に両親から、「あなたは、長男なんだから、

卒業して、好きな道にすすんでいいけど、大学時代に、僧侶の資格だけはとってね」と言われていました。

それでも、気がすすまない私は、僧侶になったら、お参りに車が必要だから

車を買ってくれるなら、京都に行ってもいいと提案しました。その交換条件を両親は、しぶしぶ?承知してくれました。

そのころ、仏教 寺に何の興味もない私は、車が欲しいという原動力で、必死で勉強しました。

幼い頃から、家がお寺だとイジメられた経験がある私は、お寺が嫌で嫌でしかたがありませんでした。

京都には、私が途中で逃げ出さないようにか、母が付いてきてくれました。今思えば、とても、心強かったです。

不安で不安で仕方がない私でしたが、ところが、意外にも、修行期間は、楽しかったのです。

全国には、私と同じ、お寺に生まれて、同じ悩みを抱えている人間がこんなにたくさんいたのです。

私と同じ、両親に強制的に京都に来させられた人間も多く、不安で嫌だったのは、私だけじゃなかったのです。

正座が辛かったな、頭をまるめるのは嫌だったけど、本当に良い思い出です。

さて、話しは元に戻りますが、僧侶一本でやっていこうと決意をした頃、私は、早くも結婚しました。

そして、長男が産まれました。これは、僧侶一本で家族を支え、寺を支えるために、必死になるしかありません。

浄土真宗の勉強の一からやり直しです。でも、それも、辛いものではありませんでした。

逆に、楽しいものでした。分からないこと、お寺の運営なども、親切に教えて下さる先輩の僧侶の方がが

たくさんいらっしゃいました。浄土真宗のご住職は、みんな良い方ばかりだと私は思っています。

書いていると切りがないので、また、この続きは、気が向いたときに書きたいと思いますが、最後に

すべて、私の人生は、阿弥陀如来様に導かれたものだと思います。

墓地の宣伝のつもりが、関係ない事を書いてしまいました。

それでは、ご興味がある方は、ご連絡下さい。

第19代 住職 伊東英幸 54歳 釋英幸

 


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