2月2日 午後1時半~3時まで
今年、初の法話会です。お参りお待ちしております。
参加者全員で、読経し法話がございます。
法話講師 杉浦俊春師
どなたでも、お参り出来ます、参加費などもありません。
2月2日 午後1時半~3時まで
今年、初の法話会です。お参りお待ちしております。
参加者全員で、読経し法話がございます。
法話講師 杉浦俊春師
どなたでも、お参り出来ます、参加費などもありません。
鶴と亀
先日、あるお宅にお参りした時、面白い仏具を見ました。それは亀の甲羅の上に鶴が立っていて、その鶴がロウソク立てをくわえているという仏具です。
時々お参りの時に見かけるのですが、私たちの本願寺派ではとくに用いないので帰ってから調べてみたら、いわゆるお東(真宗大谷派)の仏壇で用いる決まりのようです。その言われが面白いので紹介したいと思います。
一つには鶴は千年、亀は万年などと、長寿でめでたい生き物とされていますが、阿弥陀さまの願い(お慈悲)は、はるか前から今まで、そしてこれからも永遠に私たちに至り届いている、ということ。また私たちが往生した後の寿命は「無量寿」と言われるように永遠なのですよ、ということを長寿の象徴、鶴と亀が阿弥陀さまの前に立ち、阿弥陀さまを褒め讃えているということだそうです。
もう一つには亀のように短足(笑)で甲羅を持つ変わった見かけであっても、鶴のように足長で美しい見かけであっても、阿弥陀さまは分け隔てなく、救い取ってくださいます。ですから老若男女、生まれの境遇も亡くなり方も、職業も身分も全く関係なく、阿弥陀さまの救いは平等ですよ。という意味が込められているそうです。
私たち本願寺派ではまた違った仏具を用いるので、この鶴亀燭台をお仏壇に用いることは勧めてはいませんが、このような素晴らしいいわれがあることを初めて知り、関心しました。もし皆さんのお宅の仏壇に、この鶴亀燭台が置いてあるならば「本願寺派では用いないのか・・」などと思わずにそのままお使いください。同じ浄土真宗ですから基本的にはお経も教義も同じですので。
お仏壇に関するいわれには興味深いものが沢山ありますので、また紹介したいと思います。