本日、長年、大変お世話になった方のご葬儀を勤めさせて頂きました。
葬儀で、涙を流してはいけないと、心がけておりますが、今日は、特別、こらえきれませんでした。
私が、18歳で僧侶となり、約30年間、支えてくださいました。
今でこそ、檀家さんも増え、経済的に余裕が出てきましたが、
経済的に厳しい頃、お寺のために、本堂の仏具の大半を、ご寄付頂きました。
法話会は、毎回、一番早く来て、お茶の用意を手伝ってくださったり、新しくお参りされた方に話しかけたり、
読経は、毎回、大きな声でお勤めされていました。
数々のご病気や、たった一人のお孫さんに先立たれたり、辛いことが多いにも関わらず、いつも、明るく、元気に振舞ってくださり、
私も、いつも、元気を頂いていました。91歳でした、親鸞聖人より長生きできたね!すごい!よく頑張りましたね!お疲れ様でした!
昭和63年に、私のために、頂きました、衣と袈裟を着て、心をこめて、葬儀を勤めさせていただきました。
本当に、ありがとうございました。感謝しきれませんが、これからも、頑張るから、見守っていてくださいね!と最後声をかけました。
いつか、お浄土でお会いした時は、ほめてもらえるよう、住職として日々精進し、頑張っていきたいと思います。
今まで、本当に本当にありがとうございました。